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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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今更だけど、この話はなんか上がってなかった見たいですね。それにこれによって以降、数字がズレてました!

「あんた達、もうちょっと生かしてやるから情報吐きなさいよ」


 直球過ぎるローレの言葉に三姉妹が目を丸くする。まあ僕もだけど。でも実際、情報は欲しい。何やら、紙吹雪の向こうでは色々と起こってる感じがするんだよね。みえないんだけど。色々と音とかは伝わってきてた。だから気にはなってる。てか、こんなに主戦場から遠ざかったままになるとは思ってなかった。大丈夫だろうかって思ってる。


 まあでもこいつらしかこっちに回ってきてないって事は、きっと善戦してるんだろう。腐ってもテア・レス・テレスに続く上位チームが集まってるからな。そうそう簡単には負けないだろう。


「簡単に情報あげる訳ないじゃーん」

「そうだよー」

「うんうん」


 三姉妹は相変わらず悲壮感がない。まあ、このゲーム、拷問とかが出来る訳じゃない。痛みには限界が設定されていて、心臓が弱い人とか、そうじゃない人でも、ショック死とかしないように配慮してあるからね。それにローレもそんな時間を掛ける気もないだろう。


 既に結構戦場から離れてる。こんな所で離脱してたら、別のチームの奴らに文句言われ兼ねない。


「あんた達の意思なんて聞いてないのよ」


 そういった瞬間、三姉妹の様子が変わった。一回頭をこてんと落としたと思ったら、ゆっくりともう一度頭を上げる。その瞳は半目でうつろに見える。


「いい、私の質問に答えなさい」

「「「はい」」」


 三姉妹の声がそろう。さっきまで、どこかからかってた様な態度だったそれはもう見えない。あれって……


「操ってる?」


 楔で繋がれた女の子が、うつろな操られてる……なんかとても嫌らしい事が始まりそうだが、そんな事は多分無い。てか、あんな一瞬でプレイヤーを操れる物か? てか、そういう魔法……あった? そこまで魔法に詳しくないけどさ……確かに幻覚系の魔法は見たことある。てかかかった事ある。


 でもあれってどういう風にシステムがなってるの? しかも一瞬。もっと複雑な事でもしてようやく相手を操る……とかなら、まだ有りそうな気がする。でも、今やったのは一瞬だ。ローレの目がなんか光った気がしたが、確証はない。


 あいつの目、何か特殊なのか? 僕の目も特殊だけどさ……本当にいくつ力を隠し持ってるんだ? 大体、精霊に出来る事はあいつは出来る。けど、操る系の精霊って見たことないぞ。いや、いてもおかしくないけどさ。一応精霊を集めるときに、精霊の事を一通りはローレから聞いた。そこには居なかった筈だ。


 あいつが隠してる可能性はあるけど……貴重な精霊の居場所は隠してても、数はごまかしてはなかった。なら今のは? わからない。やっぱり油断ならないやつ。そんな事を思ってる間にも、ローレは三姉妹から情報を吐き出させてた。

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