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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 どうにかしないといけない。今は確かにこっちが押してるデス。でもそれは前線で頑張ってる人たちの自力の差だ。テア・レス・テレスは確かに強大で強力なチーム。でもそれは急成長なのだ。だからそこにはゆがみも当然のようにあります。


 個人としてなら、強い奴らはこっちに多い。テア・レス・テレスは巨大な一枚の岩のような組織だ。会長という絶対的な信仰をすべての物が共有してる。まあ宗教と思ってもらえれば間違いないデス。だからこそ、統率性はこっちの非じゃない。

 話し合って、それぞれのチームが垣根無く協力し合うようにしたとか噂がありましたが、今の所それが見えるようなことはない。だって大手のチームはやっぱりだけど、自分たちで固まってるデス。まあけど、それもわかるデスよ。

 だっていきりな協調性とか言われても……ね。やっぱりやりやすいのは同チームの面々とだろうし、一週間程度ではできることなんか限られてるはず。それなら慣れない事をするよりは……と言う奴でしょう。きっともっと別のところで連携を強めてるんじゃないか? 


 そうじゃなかったら……流石にそんなことはないと思いたいデスが、もしもそうじゃなかったら、ここまでの二戦で何も学んでない本当の無能という烙印を押されることになると思うデス。


(そんなことないと信じたいですけどね)


 このままじゃ男色艦隊は終わりデス。それを救えるのはこちら側の渡しただ。そしてその私たち使うのはこっちがわにいる大手のチームの人達。彼らの対応は結構早かったデス。そこは感心する物がありました。やはりいろいろと局地を切り抜けた経験があるのでしょうか? こんなゲームなら一回や二回ではすまないくらいはありそうではあります。


 まず彼らが何をやったのかというと、簡単な事だった。まず、障壁の破壊は早々に諦めた。何でやねん――なんて声が聞こえてきそうだけど、それは英断だったといえる。きっとプライドが高そうな大手のチームの人たちもテア・レス・テレスの会長という存在をようやく認めたと言うことだろう。


 今までは……というのもこのエリアバトルまでは、所詮は運とかで勝ち上がってきた様な奴という認識だったのかもしれないデス。だからこそのあの女性がいった『会長の加護』というのが効いたんだと思う。あの会長がなにかをやってるのなら、何をやっても確かに無駄かもしれないと、上の奴らに判断させたんだと思うデス。


 だから早々に障壁の破壊は諦めた。じゃあどうするか……ただ諦めた訳じゃただの無能デス。けど今はその障壁の左右にさらに壁があります。それはテア・レス・テレスが作った物ではなくて、こちら側の後衛の人たちが作った壁だ。それをつかって前衛職の人たちが壁走りをして障壁を交わしていってる。


 誰もがあんなアクロバティックな事ができるなんて、おかしい奴ばかりですねLROやってる奴らは。テア・レス・テレスの間違いは障壁の範囲を足場と同じにしたことデス。そのせいで救援を許した。乗り込んできたテア・レス・テレスを一網打尽にすればこちらが有利になるはず。


 もちろん向こうだってそんな状況を黙って許してるわけじゃない。こっちにたくさん魔法が飛んできてる。だからそれを打ち落とすためにも再び魔法合戦が繰り広げてます。私も微力ながらアイテムをがぶ飲みしながら支援をしてます。


 まさに「ヒーヒー言ってる」とはこの状況デスね!!

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