第七話
第七話 懐かしい顔が
タロとライゾウはおばちゃんとぽぽちゃんの言葉に従い次の日にまた二人の家にやって来た。するともうおばちゃんが待っていた。
「来たな」
「ああ」
タロがそれに応える。
「来たよ」
「それで僕達の兄弟は?」
「ああ、もう来てるで」
おばちゃんがそれに応える。
「奥におるわ。そこにぽぽちゃんもおるから」
「そうか。それじゃあ」
ライゾウはそれを聞いて言う。
「奥へ行くね」
「有り難う、おばちゃん」
「ええで、そんなんは」
おばちゃんは笑って二人に返す。
「そやけどな」
「何かあるのかい?」
「あんた等にホンマそっくりやわ」
そうライゾウに言う。
「あんた等が来たかと思ったぜ」
「そんなに似てるんだ」
タロはそれを聞いて呟く。
「僕の弟」
「ああ、あれあんたの弟やったな」
「はい」
おばちゃんに答える。
「そうなんです」
「で、おいらの場合は兄貴で」
「性格もあんたにそっくりやで」
「そうなのか」
ライゾウはそれを言われると微妙な気持ちになった。
「兄貴、そんなにおいら」
「もう来てるんか?」
家の奥からぽぽちゃんの声がした。
「タロにライゾウ」
「ああ、もう来てるで」
おばちゃんがそれに返す。
「今ここにおるわ」
「そうか?そやったらな」
ぽぽちゃんの声は二匹にかかっていた。彼等にもそれがわかる。
「早よ来や。ええか」
「わかったよ」
「今行きます」
二匹はそれに応える。そのまま二本足で家の中を進む。
「じゃあおばちゃん」
「これから兄弟で仲良く」
「水入らずやな」
おばちゃんは笑ってそう述べた。何かとわかっている人だった。
二匹はぽぽちゃんに案内され奥の部屋に向かう。そこで感動の再会となるのであった。
第七話 完
2007・2・7
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