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DEATH NOTE 〜もう一人のL〜
作:akaoni0026



6:特にありません


「ではまた後ほど」
「ああ」
 学校校門前まで来ると、Lは自分から離れて行った。
 ライトが校門をくぐった数秒後、ライトの友人が駆けて来て、笑いながらライトを肘で小突いた。
「お前の何なんだ?あの可愛い子〜。彼女?」
 ライトは心内でムカついていた。
 …やはり……。これからも奴は僕に張り付いて来ることを考えると、ここでそう言っておくのも一つだが、しかし彼女と言えば、公然と他の女とは動きにくくなる…
「いや、彼女とはキラ事件について話し合ってるんだ。Lが正しいのか、キラが正しいのか…その内一緒に推理するようになって。それに彼女頭いいから、もしかしたら僕達で捕まえられるもしれないんだ。すごいだろ?」
「マジで!?スゲー!」
「だから学校以外では、キラ事件を解決する為には警察がどう動くべきかを、ずっと話し合うことになると思うけど、彼女じゃないからね?」
「ああ、っぽいな。わあった。おっと、そいじゃ俺急ぐわ!今日学校の仕事あんだよ」
 そう言って友人は駆けて行く。
「おいおい、あんまり慌てると危ないぞ」
 そのまま彼は走って行き、後ろ姿が見えなくなる。
 …まあこれでヤツの存在の対処は何とかなるな…後はこの、デスノートを仕込んだノートを使って…
「リューク、分かってるな?」
「ああ、任せとけ」

「何か動きはありましたか?梨依」
 耳の奥のワイヤレスイヤフォンから、果物を食べながら話すLの声が聞こえてきた。
「お聞きの通りですわ。見た感じからも何も出ませんでしたし、持ち物も見せて頂きましたが、通常通りでした」
「そうですか…。“殺し方”は分からなかったと言うことですね」
「ええ。仮にですが、『念じるだけで殺せる』としても、表情にはなんら変化ありませんでした」
「…念じるだけで殺せるとしても、何らかの表情変化があるはず…その線は薄くなりましたね」
「はい」
「では、外から夜神 ライトが見える位置につき、監視を続けて下さい。私はワタリに、監視カメラ、盗聴器を夜神家に設置させ、動向を見ます」
 通信を切った後、梨依は一人考えた。
 この後、もし学校、恋人宅、友人宅以外の監視した場所で、報道された犯罪者が心臓麻痺で殺されたら…夜神 ライトはキラ、と言う可能性は低くなりますわね…。
 それに監視を始めた2ヶ月後から4ヶ月後に、まだキラの裁きが止まらないのなら、さらにライトがキラと言う可能性は低くなることに…。
 …。最悪そうなる可能性はありますね…。
 しかし…どんなことがろうとも…夜神 ライトはキラ…。そうなった場合、私が必ず証拠をあげてみせますわ…!

「ククク…!よくそれだけ覚えられるなぁ、ライト」
 授業中、ライトは授業の内容を分かりやすく要約しながらも、今朝見たニュースの犯罪者を、小さくデスノートの紙部分に書き込んでいた。
 だが淡々と作業をしているかと思えば、その心中は穏やかではなかった。
 リューク…分かってるのか?この後、お前がしっかりしてくれないと、この策は破綻なんだ…。
 ライトは再び、小さく文字を書き出した。その前部には“リューク”と書かれている。
「ん?何?俺宛?」
 “リューク、今回の策の(かなめ)なんだ。そろそろのハズだが、準備は出来てるな?”
「ああ、大丈夫だ。いつでも素早く動いてやる。でないと俺がまずいからな」
 リュークは、またククッと笑った。












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