不思議チャン。(6/6)縦書き表示RDF


春のことかと思えば、なぜか茶碗の話です。なんとなくサブタイトルを茶碗の巻にしたくなかった(食べ物がらみの話が多いから?)だけです。
不思議チャン。
作:零崎稲織



春の巻


 新しく茶碗を買いました。
 桜の模様が描かれた、春らしい雰囲気が気に入ったので。
 値段は280円だったでしょうか。とにかく、美濃焼なのに安かったのです。
 さてはて、我輩はこんなことが言いたいわけではないのでございます。というのも、茶碗を新調?した理由は母が我輩の茶碗にひび(もう割れる寸前)を入れたからなのであります。それはアンパンマンのイラストが描かれた物(サイズは女物)で、確か保育園の卒園式でいただいた品だと思うので、わりあいに古かったのです。しかし、アンパンマンより前に使っていた茶碗(バットバツマル?だったような……)が母の手にかかり、破壊された際に発掘された代物なので、そこまで長くは使っておりません。当時(今もですが)、さすがにアンパンマンの茶碗を使うのは気が引けましたので、新しいものを買うまでという条件で使っておりました。それでもしばらくすると、もうどうでもいいやという気持ちになり、”割れるまでこれを使い続けます”宣言をしてしまったから不思議です。いつの間にか、我が家では茶碗に関するおかしな方針ができていました。子どもたちのみ、茶碗を自分で割ってしまった場合はアンパンマンのを使うこと。ただし、母が割ってしまった場合は買っていただける。その代わり、買ってもらえるまではアンパンマンで辛抱せよ。というような具合に。実はまだ、もう1つアンパンマンは存在するのです。今回の桜のを買ってもらうまで2日ほど使用しました。
 桜のはすごく気に入っているので、誰も割らないように祈って下さい。
 
 アンパンマンは他の子たちに使わせてみせます!














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