学園迷宮中層部編登場人物
学園迷宮中層部編 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
何だかんだで良い先生をやっている主人公。しかし、そんな彼の教育者ライフに暗雲が。そう、モンスターペアレントではなく、もっと性質の悪いモンスタープリンスの襲来です。果たして彼は、胃に穴を開けることなく切り抜けられることができるのか。それとも職を辞してしまうのか。
ちなみに、これまで学園で教えたスキルの数は18。どれも初級スキルではあるが、使い勝手は良いものばかり。しかし、これまでの生徒の喜びようから、中級スキル以降を教えると面倒なことになりそうなので、教えるつもりは今のところない。
○フランソワ・ド・フェルディナン(16歳)
王立勘違い学園……ではなく、グランフェリア学園高等部の筆頭生徒。中層部以降の発見により順調にレベルを伸ばし、現在132という高レベル(学生にしては)となった。自主訓練も欠かさず行っており、以前に比べると単独戦闘も連携戦闘も洗練されてきている。その努力もあって、冒険者や一部の騎士たちからの「おままごと」という陰口も段々と減ってきたとか。
今回は、遂に現れた王族に対し、国を憂う大公爵家令嬢として一言物申す。
○フォルカ・ラセルナ・ボルトロス・ド・イースィンド(14歳)
誕生時に、ガ・チャーポ神の聖杯から「神剣ウェルゼス」を抜きだした、イースィンド王国第四王子。歴代で最も強力な武器を引き当てたことから、「神に選ばれし子」だと幼い頃からちやほやとされて育ったため、超がつくほどに自己中心的な性格へと変わっていった。
自信家で、高慢で、ナルシストで、差別主義者。おまけに話が長いわ、人の話は聞かないどころか途中で遮ってまた喋り出すわで、出てくると周囲の人物を漏れなく嫌な気分にさせる。
王宮の者たちには、「神剣が本体。フォルカはおまけ」と秘かに揶揄されている。そのことを知ってか知らずか、神剣を自身の「力」であると同一視し、「神剣はスゴイ。なら、それを唯一扱える僕もスゴイ」と考えている。
もちろんそんなことはなく、神剣を使わなければ、同レベルの人物どころか、下手をすると一回りレベルが低い人にも負ける。神剣に頼り過ぎて、スキルが全然習得できていないうえに、体の動かし方すらなっちゃいないため。
兄が三人、姉がニ人、妾腹の妹が一人いる。