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加工肉

○アスパラガスのソテー、生ハム添え


「一番手は当然私、フランソワ・ド・フェルディナンですわ」


 自信たっぷりの顔で一歩前に出たのは、金髪ロールのくるくるお嬢、フランソワだ。


「……って、何でお前がいるんだよ。豚肉の話になった時、お前、いなかったじゃん」


 そう、こいつは俺の豚肉が強奪された場にはいなかったはずだ。それなのに、どうしてここにいるのか。


「本日、豚肉料理対決が行われること、先生が審査員を務めることを小耳に挟みましたの。それならば、私が参加しないわけにはいきません」


 ふふん、と鼻を鳴らして、さも当たり前のことのように語るけれど……当事者である俺ですら知らないことを、何で小耳に挟めるんだ? 壁に耳あり、障子に目ありってレベルじゃねえぞ……グランフェリアはほんま、フェルディナン家の庭やでぇ。


「……考えたら負けだな。んじゃ、料理を出してくれ」


「ふふっ、先生ったら、そんなに急いて……待ちきれませんのね? いいですわ、早速、お出ししましょう。シェフ! 料理をここへ!」


 フランソワが手を叩くと、まんぷく亭の厨房からコックコート姿の初老の男が姿を現した。そして、手にもった皿をテーブルに置き、にこりと笑って料理の説明を始める。


「こちら、アスパラガスのバターソテー、生ハム添えでございます。穂先だけではなく、茎まで柔らかい旬のアスパラガスをバターでさっとソテーし、乾燥パセリを散らしました。添えてあるのは、サウスリア産の生ハムです。熟成した肉と、濃い緑の香りの組み合わせをお楽しみください」


 よく通る声で説明を終えたシェフは、ペコリと頭を下げて厨房に戻っていく。どこか威厳を感じさせるその姿は、彼が名のあるシェフであることを俺に悟らせた。


 そんな人を使って……アスパラのバターソテーと、生ハムぅ? そんなの、俺でも作れるわ! 純白の皿に綺麗に飾っているけれど、実質は安パブでも食えるようなメニューでしかない。そんなもんを料理勝負にもってくるなんて……。


「どうなさいました? 先生、冷めないうちにどうぞ」


 俺の失望に気づいていないのか、フランソワは余裕たっぷりに微笑んでいる。おいおい、本当にこれが最上の豚肉料理だと信じているのか? 勘違いもいいところだぞ、それは。


「わかった、わかった。食うよ……」


 こんな薄っぺらい生ハムで豚肉料理と言い張る精神がすごいね。ただの添え物じゃねえか。どう見ても、メインはアスパラガス。生ハムはおまけだ。


 開き直ってうまい豚肉料理を堪能しようかと思った矢先にこれだよ。まったく、やっぱり女ってのは、男が何を求めているかはわからない生き物だよな……。


 そう思って、箸でつまんだアスパラと生ハムを口の中に放り込んだ俺。せめて、次の奴は肉料理らしい肉料理を出してくれよと願いつつ、二度、三度、咀嚼したら……。


 口中に、肉のうまみが広がった。


「なっ……!?」


 旬のアスパラガスの濃厚なうまみにも負けない、肉らしい肉の味……これは、どこからきたのか。生ハム? 馬鹿な。透けて見えそうなペラペラ肉だぞ。それがこれほどまでのうまみを隠しもっていただなんて……そんなの、俺が知ってる生ハムじゃない。


 混乱のあまり、料理からフランソワに視線を移す。これは生ハムなのか? 感じた味の衝撃に言葉が出ず、目でそう問いかける。


 しかし、彼女は何も言わず、ただ微笑むばかり……だが、それで俺は全てを悟った。


 奴は知っていたんだ。この生ハムの味を。知っていたからこその微笑だ。勝利を確信した者が浮かべる、あの微笑……それは、言葉よりも確かに、信じがたい生ハムの味が現実のものだと裏づけた。


 ああ、ああ、じゃあ、これは……いや、これこそが生ハムなんだ。高校生の頃に食べてた生ハムは、しょせんまがい物に過ぎなかったんだ。今、俺に口福を与えてくれているものこそが、生ハムなんだ……。


 味の感動に、心がじんと痺れる。


 肉のうまみを撒き散らし、さっと口の中で溶ける生ハム。そして、さくさくと歯ざわりがよく、どこか爽やかな味がするアスパラガス。それら二つが混ざり合い、更なる高みへと昇華している――――。


「9点……! これなら、9点だ! 10点満点中、9点!」


 審査員として、そして一個人として、目の前の逸品に評価を下した

 

 9点。それが「アスパラガスのソテー、生ハム添え」という料理に下した、嘘偽りのない評価だ。


「おおっとーっ!? 高得点が出ましたー!! さすが大貴族のご令嬢! 一番手にして、いきなり優勝候補へ躍り出たー!!」


「おおっ……!」


 俺の評価に、ケイトさんの実況。途端にざわりと騒がしくなるまんぷく亭。強力な好敵手の出現だと、女たちの顔には焦りが浮かんでいる。


「まあ……私は満点だと予想していたのですが」


 それでも、より高みを目指す女、フランソワには不満が残る結果だったようだ。あからさまに柳眉の尻を落としている。


 まぁ、気持ちはわからんでもない。俺だって、この料理を人に食わせたら、きっと大満足させられると思う。しかし……しかし! お前は大事なことを見落としている!


「フランソワ……確かにお前の料理は完璧だった。だがな、男にとっての肉ってのはな、もっと野卑なもんなんだ。肉汁と脂が滴り落ちるような肉じゃないと、男は満足できねえんだよ」


「そんな……!?」


「庶民のご馳走と、貴族のご馳走の差異……それを把握できていたら、お前は10点を取れていただろう」


「……っ!」


 言葉もなく、少女漫画みたいな顔をしてショックを受けているフランソワ。まぁ、大貴族のお嬢様ならではのミスだったな。


 料理は間違いなくうまかった。だが、完成度は問題じゃないんだ。満足度こそ、料理には必要なもの……それがわかったとき、フランソワは成長できるだろう。


 ……って、いつの間にか料理漫画みてえなノリになってたな。でも、今のところは何の問題も起きていないから、それでいいのかもしれない。


 俺としては、問題や大騒動さえ起きなきゃいい。そうならなきゃ、この料理勝負に徹するのもやぶさかではない。


「さあ、次は誰だ?」


「私です」


「ドロテアか……いいだろう、かかってこい!」


 考えてみれば、うまいもんを食うだけだもんな。どうして審査員にされたのかはわからないが、ここは役得と割り切って、美味しい汁を吸わせてもらおう!




○ヴルスト&ザワークラウト


「私が用意したのは、我が国の国民食、ヴルストです」


 ドロテアがそういうと、厨房から老メイドが現れ、俺の前に皿を置いた。そこには、やや大ぶりな腸詰め(ヴルスト)と、付け合わせのザワークラウトが。


 ふむ、なるほど。実にスタンダートな組み合わせだ。ドロテアらしいというか、何というか……しかし、ヴルストは好物だ。ありがたくいただこう。


「じゃあ、いただきます」


「どうぞ」


 ドロテアの素っ気ない返事を耳に入れて、俺はヴルストにかぶりついた。すると、プリッと心地よく皮が破れ、そこからジューシーな肉が……おっふ、舌が肉汁で溺れそうだ。


「うん、うまい! ストレートにうまい!」


 ヴルストは、隠し味がどうたらこうたらとか、秘伝の調理法がどうたらこうたらとか、そんなの関係なくうまい!


 皮がパリッとしていて、中身がジューシーなら、細かいことは気にならないうまさだ。こういう捻りのなさ、俺は好きだな。


「付け合わせのザワークラウトも……うん、よくできている!」


 ザワークラウトとは、キャベツの酸っぱい漬けものだ。これは、バルトロアでは実に一般的なもので、肉料理を頼むとたいていついてくる。


 特に、ヴルストには欠かせないものであり……そうだな、日本食で例えるならば、定食についているおしんこだ。それぐらい、あって当たり前のものだ。


 それだけに、ザワークラウトの出来不出来にはバルトロア人は人一倍うるさい。そんな奴が作ったもんだ。まずいはずがない。


「これはビールだろ!」


「はい、用意してございます。どうぞ」


「あ、ありがとうございます」


 料理をもってきた老メイドさんが、さっとビールが入った陶器のジョッキを渡してくれた。シュワシュワと泡立つビールが、俺ののどをぐびりと鳴らす。ええい、もう辛抱たまらん!


「ごっ、ごっ、ごっ…………くぅ~~~!! あああああああ!!!!」


 たまんねええええええええ!!!! ぷりっぷりの腸詰めと、酸っぱいキャベツの漬けものと、ほどよく冷えたビール! 黄金の組み合わせだあああああああああ!!!!


「9点! これは9点! これなら9点!」


「おおおお!? またも高得点が出ましたー!? でも、美味しそうだもんね……タカヒロちゃん、私にもちょっと……」


 パリッ! ザクザク、グビーッ!


「ああーっ!?」


 ケイトさんが何か言ってたけど、夢中でヴルストを食べる俺には聞こえなかった。そして、一分もかけずに皿をキレイにした俺。げふーと充足感に満ちたげっぷをして、クルミアに叱られたけど、大いに満足できた。


「どうやら満足できたようですね。しかし、それならばなぜ満点ではないのですか?」


 そんな俺を、ドロテアがにこりともせずに見ていた。そして、何故と問いかけてくる。


 何で満点じゃないかだって? そりゃあ、お前……。


「だって、うまいはうまいけど、バルトロアだったらどこでも食えるもんだからな」


「我が国の代表的な豚肉料理ヴルストが、ありふれていると?」


「悪い方に解釈するな! いや、そもそも、ありふれているのはいいことじゃないか。誰でも知ってるってことなんだから。でも、これは料理勝負だからな……ヴルストを出すにしても、少し捻ったもんが欲しかった。例えばだな……」


 少し厨房を借りて、ヴルストをさっと焼いた。そして、それにケチャップをかけて、カレー粉を振りまいた。いわゆる、「カレーヴルスト」の出来上がりだ。


「……ヴルストを、ケチャップと、訳のわからぬ黄色い粉で汚す。これはバルトロアに対する侮辱ですか?」


 それを見たドロテアの細い眉がピクピクと震えている。お国に誇りをもっているドロテアのことだ。伝統料理を汚されるというのは、国旗に唾を吐きかけられるようなものとして映るんだろう。


 まあ、この時代にカレーヴルストなんてないもんな。見た目は悪いから、わざと汚したようにも見えるだろう。しかし……。


「だから、悪い方に解釈するなって! 俺は食えないもんは作らない! 食えばわかる! まずは食ってみろ」


「そこまで言うのならば。しかし、覚悟は出来ていますね?」


 ドロテアの目が剣呑な光を宿す。多分、「まずかったら首を刎ねっぞ!? ああん!?」って意味なんだろう。でも、カレーヴルストは普通にうまい! 失敗はないはずだ。


 だからこそ、俺は自信をもってうなずいた。すると、ドロテア様はやっとこさカレーヴルストにフォークを突き立ててくれた。


 そして、食べやすいようにフォークで切って、ケチャップとカレー粉にまみれたヴルストを口に運び……なぜか、ブルブルと震えだした。 


「この……悪魔……っ!」


 え? なに、この反応? うまいの? それともまずいの? 悪魔って何さ。


「あら、美味しゅうございますねえ。ヴルストをただ茹でたもの、焼いたものとはまた一風変わった味がします」


 気が利いた給仕のお礼に老メイドさんにもカレーヴルストを渡していたんだが、こちらは素直に喜んでくれている。じゃあ、姫さんのあの反応は何だ?


「すみません、サヤマ様。姫様も美味だと感じてはいるようなのですが……何故か、それを認めたくはないようで」


「はあ、そうっスか……」


 そんなに俺を打ち首にしたいのか、ドロテア様は……悪魔はお前だよ、まったく。


 結局、未だブルブルと震えるドロテアは、老メイドさんにずるずると引っ張られて退場していった。



○コーンポーク(塩漬け豚)


「次はお前か、メリッサ」


「うん! そうだよ、タカヒロくん」


 薄桃色のワンピースを着た聖女様がぴょこんと飛び出してくる。勝負事には縁のなさそうな、無邪気な笑顔を俺に向けている。


 ……正直、こいつが一番怖い。だって、知り合ってから日が浅いし、つかみ所がない女だし……当然、料理の腕もわからない。


 もしかすると、「えへへ……一生けんめいつくったよ♪」と、消し炭を出されるかもしれない。そして、笑顔のまま、「食べて♪」と強要されるかもしれない。


 おいおい、ラブコメじゃねえんだぞ、俺の人生は。それだけは勘弁してくれ……。


「お、お前は何を作ったんだ……?」


 いかん。声が震えてしまった。いかんいかん。希望を捨ててはいかんですよ。


 そうさ! もしかしたら、メリッサは料理が超得意! だなんてことも……。


「あのね、私、お料理は得意じゃないんだけどね……」


 はい、終わった。前ふりだけで、オチを予想させてくださいましたぁー! 本当にありがとうございます。


 ……でも、考えてみりゃあ、メリッサは小さい頃から教会の駒として戦い、戦い、また戦いの日々を送っていたんだよな。きっと、料理を覚える暇なんてなかったはずだし、機会も与えられなかったはずだ。


 そりゃあ、料理も不得意だろう……。


「でもね、これだけは得意なんだ。じゃじゃーん! コーンポーク!」


「……あれ?」


 まともな料理がでてきた……あれ?


「これだけはね、上手につくれるの。塩抜きしたお肉を、焼いて、ほぐすだけだから」


 なるほど、このフレーク状の肉は、そうやって作ったのか……上手に作れている……上手に作れているじゃないか!


「ごめんなさい……」


「??? なんでごめんなさいなの? 変なタカヒロくん」


 疑ってかかったことに、ごめんなさい。罪悪感で声が震えました。


「さって、早速いただこうかな! これはどうやって食やあいいんだ?」


 まぁ、今は料理勝負中だ! 細かいことは気にせず、どんどんいこう! ……後でメリッサには飴ちゃんでもあげとこう……。


「これはね、パンにのせて食べるの」


「なるほどな」


 バケットをやや薄めに切ったものが五枚ほど、別の皿で提供された。こいつにフレーク状の肉をのっけて食べるのね。


 よしよし……肉は多いんだ。ここは多めに盛って……一気に半分ほど、食べる!


「はむっ! んん……んふー!」


 おお、これは……!


 フランソワたちの料理とは違い、強烈に肉のうまみを感じさせるような味じゃない。


 やや堅めのパンとほぐされた肉をぎゅっぎゅっと噛み締めるごとに、じんわりと広がっていくような味だ。


 これはこれでいい! 肉のうまさってやつを、違う角度から味わわせてくれる。それに、味もそうだが、鼻に抜ける小麦と肉の香りが素晴らしい!


 また、フレーク状の肉ってのがいいな。ほどよい歯ごたえがあるのに、何度も咀嚼しなくてものどを下っていく。塩漬けにすると肉って堅くなるもんだが、こうしてほぐされるとずいぶんと食いやすくなるんだな。


 それでいて、塩漬け肉独特の凝縮されたうまみを味わえるなんて……やっぱり、フレークってのはどこの世界でも偉大だね! 鮭フレークがあんなにうまいんだもの。豚フレークがまずいわけがない。


 ……しかし、問題がないわけではない。


「んんん……ん~」


 パサついたフーレク状であるがゆえに、食べ続けるとのどが渇いてくる。堅めのパンと相まって、食道の水分をもっていかれる感じだ。


 このパサつきがあるから、単品じゃきついな。スープでもつけば少しはマシなんだが……。


 そう思って、メリッサを見ると……。


「はい、どうぞ♪」


 さっ、と、木製のコップを渡してくれた。いや、この気配りはありがたいね! やっぱり、水分なしでこの料理を食べるのは、きついもんがあるわ。


 コップ一杯の水。それと合わせてこそ、この塩漬け肉のフレーク、バケットのせという料理は完成する! さあ、グビッと渇いたのどに水を流し込んで……。


 そこで、はたと気づく。この香り、この色……水じゃない。赤ワインだ。


「赤ワイン、か……」


 正直な話、水の方がよかった。時々、かっこつけて飲みはするけれど、赤ワインをうまいと思ったことは一度もない。ああいう酒は、雰囲気を楽しむものと割り切って飲んでいたぐらいだ。


「どうしたの? 赤ワイン、きらい?」


「いや、そんなこたあない。いただくよ」


 今回も割り切ろう。そう思って、ぐいと赤ワインを飲み下すと……のどで、うまみを感じた。


「お、おお……!?」


 今までにない体験だ。舌じゃなくて、のどでうまいと感じる。あれだけパサついていた口内も、赤ワインでさっぱりと洗われたのか、妙に爽やかだ。


 もう一度、試しに赤ワインを飲んでみる……今度は、すっぱいだけだ。のども、何だかいがいがする。さっきのは何だったんだ……?


「あれ? タカヒロくん、お肉食べないでワイン飲んじゃうの? それだと、あんまり美味しくないよ」


「あ、そういうことな」


 つまり、メリッサの料理は赤ワインと組み合わせて楽しむものなんだ。


 うまみは濃いが妙にパサつく料理を、渋くて酸い赤ワインと合わせることにより、お互いの短所を打ち消しあっているんだな。


 ふむふむ……改めて試してみると……うん、やっぱり、フレーク肉の後口を赤ワインで洗うと、長所のみが残る。


「これがまりあーじゅ、だよ」


 ふんす、と得意げな顔をしているメリッサ。マリアージュ……俺もよくは知らないが、確か料理とワインがお互いを引き立てあうって意味だったような……。


 なるほど、確かにフレーク肉と赤ワインのマリアージュは素晴らしかった。例えるならば、あんぱんと牛乳ぐらい良かった。これならば、点数も……。


「8点! メリッサは8点だ!」


「やった~♪」


 ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜ぶ聖女様。前の二人より低い点数でこんなに喜べるとは……こいつ、ええ子や!


 別に9点でもよかったんだけどさ。やっぱりあのパサつきが気になったな。赤ワインで解消できるとはいえ、肉だけで楽しめないのはどうかと思う。仮にも、これは肉料理勝負なんだからさ。


 それがなければ9点だったんだけど……ラードを練りこまれても、何だしな。料理って難しいもんだ。


「次は10点取れるようにがんばるからね♪」


「おう、頑張ってくれ」


 えへへー、と笑って、メリッサは二階の控え室へと去っていった。


 さて、次は誰だ?




取材として、ドイツ料理店に行き、神戸の大丸の地下で100g2000円の生ハムを買いました。


カレーヴルストは悪魔的美味。


おかげで財布が空っぽです。運営さん、経費で落としてください。

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