挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
フリーライフ ~異世界何でも屋奮闘記~ 作者:気がつけば毛玉

エピローグ

124/291

舞台の裏側で

 誰が悩んでいても、誰が立ち直っても、世界は変わらず回っている。

 人々は思いのままに動き、モンスターは闇の中で跋扈する。

 その全てを知覚できるのは、それこそ神たる存在だけだろう。

 だから、貴大は知らない。

 これから関わろうとする者も。自分を見つめる者ですら。

 彼はまだ、知らない。



 それは、姫と騎士かもしれない。

「もうすぐグランフェリアね」

「はっ」

「交換留学という名の人質……でも、うまく立ち回れば得られるものは大きい。貴方にも、期待しているわ」

「御意」



 それは、穢れなき乙女かもしれない。

「大きな力のぶつかり合い……片方は、特定できました」

「おお、では……!」

「●●様……!」

「機を見て……「聖人認定」に赴きます」



 それは、力を渇望する者かもしれない。

『分かる……分かるぞ……!』

『あの日、我を退けたる力! その波動が、体を疼かせる……!』

『待っておれ……待っているがいい、人間!』

『貴様との邂逅は、間もなくだ!』



 そして、それは……。

『あ~! 面白かった! でも、レンジさんが負けたのは残念だったなぁ……』

『いや、タカヒロくんもああ見えていい腕だったからね。ある意味、当然の結果じゃないかな? ねえ、■■?』

『ふぇっふぇっふぇっ……私には分かっていたよ。彼が勝つってことぐらいは。何せ……』

『『彼は幸せになるべき存在だから』』

『……だよね?』

『その通り……ふぇっふぇっふぇっ』



 この広い世界で人々が出会うことは奇跡だと人は言う。何万、何億分の一の確率での出会いだと。

 確かに、人生において出会える人は限られている。歌にもある「友だち百人」ですら、厳密な意味での達成はとても難しい。

 それでも、彼の……貴大の周辺に、癖のある人ばかりが集うのは。

 「類は友を呼ぶ」。

 そういうことなのかもしれない。





cont_access.php?citi_cont_id=162018451&s
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ