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最終話と言う事で、読者サービスとして長くさせて頂きました。
最後まで御堪能下さい。


僕がヒナギクさんでヒナギクさんが僕で
作:Daisy Katsura



最終話:さよならハヤテくん でも絶望はしない


 2月8日午前9時。
 ハヤテは目を覚ました。
 白い天井、白いベッド。そして部屋からする消毒のにおい。
 ハヤテは此処が何処なのか、検討が付くまでに時間は掛からなかった。
 隣では、美しい女性が椅子に座って居眠りをしていた。
(誰だろう、この人。僕の知ってる人かな?)
 とその時、その女性が目を開けた。
「おはよう、ハヤテくん」
 と笑みを浮かべる女性。
「あの、どちら様ですか?」
「私?私は、綾崎 雛菊。あなたの女房よ。ヒナギクって呼んでね」
「はい?」
 ハヤテは目を丸くした。
「これ見て」
 ヒナギクはそう言って自分の右手を見せた。
 薬指には銀色に光る結婚指輪が嵌められている。
「あなたの右手にも同じ物があるわ」
 ハヤテは自分の右手を見た。
 中指には、彼女の言う通り、同じ物が嵌っていた。
「あの、どう言う事ですか?」
 その問いにヒナギクは肩を竦めた。
「覚えてないのも無理無いわよね。あなたは今、記憶喪失なの」
「そうなんですか?」
 とハヤテはヒナギクを見る。
「そう。で、昨日、籍を入れたばかりなのよ」
 ハヤテは再び指輪を見た。
(何だろう、この感じ。全然知らないけど、僕とこの人は愛し合ってる、のか?)
「ねえ、聴いてハヤテくん」
「はい、何ですか?」
「今日ね、これから手術があるの」
 ハヤテは、誰の、と言う顔をした。
「あなたのよ。今、あなたの脳には腫瘍が出来てるの。だからそれを手術で除去するのよ。そうすれば、あなたの記憶が戻るの」
「そうなんですか。それじゃあ、成功したらまた逢いましょう」
「うん」
 ヒナギクは立ち上がり「先生を呼んでくるね」と病室を出て行った。
 それから暫くして、ヒナギクがドクターを連れて来た。
 彼が本日、ハヤテの手術を担当する医師だ。
「では綾崎さん、手術室に行きますね。付いてきて下さい」
 ドクターが言うと、ハヤテがベッドから降りた。
「こちらです」
 ドクターはハヤテと共に病室を出て手術室に向かった。
 ヒナギクはその後を追い、手術室の前でハヤテと別れると、側にある椅子に腰掛け、手を組んで祈り始めた。
(お願い神様!どうかハヤテくんの手術を成功させて下さい!)


「──さん。綾崎さん」
 声がした。
 ヒナギクが目を開けると、そこにはドクターが居た。
「先生、手術は!?」
「成功です。旦那さんは記憶を取り戻されました」
 ドクターはそう言って手術室の前を指差した。
 ヒナギクがその方向を見ると、車椅子に乗り、頭に包帯を巻いたハヤテがそこに居た。
「ハヤテくん!」
 と立ち上がり、駆け寄るヒナギク。
「本当に記憶が戻ったの!?」
「全部戻りましたよ」
 ハヤテはそう言って笑みを浮かべた。
「マラソン大会の日に遭った事とか、その他飛んでしまった2年分の記憶、全部戻りましたよ」
 ヒナギクはその言葉に嬉しくなり、涙を流した。
「全く、どれだけ心配掛けたと思ってるのよ。でも良かった。手術が成功して」
 そう言ってヒナギクは、ハヤテを思いっ切り抱き締めた。
「うおっ!?一寸ヒナギクさん、苦しいです!」
「あ、ごめん」
 ヒナギクは腕を緩めた。
「あの、奥さん」
 とドクターが声を掛ける。
「何ですか?」
 ヒナギクはドクターに振り向いた。
「術後ですので、暫く安静にさせてあげて下さい。それから、経過を見るので、暫くは車椅子での生活をして貰います」
「解りました。外出の方は?」
「それは自由にして頂いて結構ですが、あまり無理はさせない様にお願いします。では」
 ドクターは頭を下げると去って行った。
ぐぅ〜
 ヒナギクの腹が鳴った。
「ハヤテくん、何か食べに行かない?」
「はい、行きましょう」
 ヒナギクは後ろに回り、車椅子を押して歩き出す。
「所でヒナギクさん、手術費は誰が?」
「ナギよ」
「それじゃあ、お礼しないといけませんね。今何時です?」
 ヒナギクは腕時計を確認する。
「1時よ」
「ではどんぐり喫茶に行きましょう。この時間なら、そこでバイトをしてる筈なので」
「解ったわ」
 ヒナギクはロビーに移動し、外出届を提出してどんぐり喫茶に向かう。


 どんぐり喫茶に着き、中に入る二人。
 すると、いきなりクラッカーが鳴り、天井に吊られていたくす玉が開き、<ハヤテ・ヒナギク 結婚おめでとう!>と縦に書かれた紙が出現した。
 そして、マスターの加賀 北斗かが ほくと、三千院 凪、マリア、鷺ノ宮 伊澄、愛沢 咲夜あいざわ さくや、西沢 歩、桂 雪路、橘 亘たちばな ワタル、貴嶋 サキ、東宮 光太郎あずまみや こうたろうが、二人の前に出て来た。
「何なんですか、これは?」
 ハヤテが訊ねると、ナギが答えた。
「何って、お前たちの結婚パーティだよ。ハムスターが言いだしっぺなんだ」
「一寸、ハムスターって言わないでくれるかな!?」
 とあだ名がハムスターの普通少女が膨れた。
 そんな彼女を尻目にナギが、
「よしお前たち、作戦開始だ!」
 と叫ぶと、皆が動き出して準備を始めた。
 店のテーブルが片付けられ、真ん中に長机が置かれ、豪華な料理が運ばれてくる。
「うわあ、美味しそう」
 言ってヒナギクはよだれをハヤテの頭に垂らした。
「ぬわっ!ヒナギクさん、よだれ垂れてますよ!」
「え、嘘!?」
 ヒナギクは口を拭いた。
 よだれが服の袖に染み込む。
「ごめん、ハヤテくん」
「否、別に良いですよ。気にしてませんから。それより食べましょう」
 ハヤテはそう言って、タイヤを手で回してテーブルの前に移動した。
「待ってよ、ハヤテくん」
 とヒナギクがハヤテの横に椅子を置いて座る。
 するとナギが叫んだ。
「よし、準備が出来た所で、パーティの開始だ!」
 こうして、ハヤテとヒナギクの結婚パーティが開始された。
 それは、夕方まで盛大に続いた。
 そしてパーティが終盤に近付き、ハヤテから一言。
「今日は皆さん、僕たちの為にこんな素敵なパーティを開いて頂き、本当に有り難う御座います。そして、ナギお嬢様。お嬢様には僕の手術費を出して頂きました。僕が今、こうしているのも、全てお嬢様のお陰です。この御恩は一生忘れません!」
 続いてヒナギクが一言。
「ナギ。あの日、あなたが思い付きで私をダンスのリベンジ戦に呼んでくれなかったら、こんな嬉しい事は無かった。感謝してるわ。──歩。あなたとはハヤテくんを巡って色々遭ったけど、とても楽しかったわ。これからも仲良くしましょう。──お姉ちゃん。私が出て行っても、お酒飲みすぎない様にね。──東宮くん。あなたの気持に答えられなくてごめんなさい」
 二人が言い終えると、盛大な拍手が沸き起こった。
「それじゃあ、私たちは病院に戻るわ。皆、さようなら」
 ヒナギクはそう言って、ハヤテを連れて喫茶店を出ると、病院に向かって歩き出した。
「ヒナギクさん、少し寄り道しませんか?」
「え、でももう時間が」
「良いですよ、病院なんて。それより、僕はヒナギクさんとずっと一緒に居たい」
「そう。解ったわ。何処に行く?」
「そうですねぇ」
 ハヤテは考える。
「白皇にしましょう。僕たちが最初に出会ったあの場所」
「解ったわ」
 ヒナギクは進路を変更して白皇学院に向かった。


 白皇に着き、校門を潜り、あの場所へと辿り着く二人。
「懐かしいですね」
「そうね」
「あ、鳥さんですよ。チャー坊じゃないですか、あれ?」
 ハヤテは木の上にある、鳥の巣に向かって飛んで来る一羽の鳥を指した。
「本当だ。大きくなったわね」
 とヒナギク。
「チャー坊!」
 ヒナギクはチャー坊に手を振った。
 チャー坊はそれに気付くと、空高く舞い上がり、空中に文字を書く。
「あの時は助けてくれて有り難う」
 と。
「あの、ヒナギクさん」
「何?」
「喉が乾きました。オレンジジュースを買って来て頂けませんか?」
「解ったわ。一寸待って」
 ヒナギクはそう言って、校内に設置してある自販機へと向かった。
 残されたハヤテは、無言でヒナギクを見送り、目を瞑った。
(さようなら、ヒナギクさん)


ガタン!
 自販機のボタンを押すと、オレンジジュースが落ちてきた。
 ヒナギクはそれを取り、ハヤテの下に戻った。
「ハヤテくん、買って・・・」
 そこまで言い掛けて、ヒナギクはジュースの缶を落とす。
「ハヤテくん!?」
 ヒナギクは駆け寄り、ハヤテを揺さぶる。
 しかし、ハヤテは目を開けない。それどころか、呼吸すらしていないのだ。
「ハヤテくん、起きて!起きなさいハヤテ!あんたまた私を一人ぼっちにさせる気!?」
 言いながらハヤテの頬を引っ叩くヒナギク。
 だがハヤテは、うんともすんとも言わない──


     *


──あれから、5年の歳月が経った。
 練馬区の負け犬霊園と言う所に、<綾崎家之墓>と書かれた墓石が立てられている。
 側面には、綾崎 颯の名前が掘られていた。
 享年19才。
 ヒナギクは、その墓石の前に、赤ん坊を抱いて立っていた。
「「久しぶりね、ハヤテくん。元気してた?って、死んじゃってるからそれは無いか」
 と苦笑するヒナギク。
「今日はね、あなたに報告があって来たのよ」
 そう言って、抱えている赤ん坊を墓石に近付ける。
「あなたと私の間に出来た子どもよ。女の子なんだ。名前?名前は、心。綾崎 心あやさき こころって言うの。今年で2歳になるわ。誕生日がね、あなたと同じ11月11日なの。ひょっとして、あなたの生まれ変わりだったりしてね」
 そう言ってヒナギクは笑った。
「マーマ」
 心が何かを訴えてきた。
「はいはい」
 ヒナギクは心を抱き寄せた。
「じゃあ、心が帰りたがってるから帰るわね」
 ヒナギクはそう言うと、会釈をして墓石から離れる。
 その時、奇跡は起こった。
「ヒナギクさん」
「えっ?」
 声に驚き、振り返ると、墓石の前にハヤテが立っていた。
「ハヤテくん!?」
 ヒナギクは駆け寄った。
「久しぶりですね、ヒナギクさん」
ピシッ!
 ヒナギクの平手打ちがハヤテの頬に放たれた。
「いたっ!何するんですか!?」
「バカ!どうして何も言わず居なくなるのよ!?」
「・・・・・・」
「あなたの居ない5年間、どれだけ寂しかったか・・・。でも、また逢えて嬉しい」
 とヒナギクは嬉し涙を流す。
「僕もですよ、ヒナギクさん」
 そう言ってハヤテは、唇をヒナギクのそれに近付ける。しかし──
「お待ちなさい!」
 そこへ伊澄が現れてそう叫んだ。
「ちっ」
 ハヤテは舌打ちをして振り向く。
「ハヤテ様、生徒会長さんは騙せても、私の目は誤魔化せません!怨念を捨てて成仏して下さい」
「伊澄さん、それどう言う事?」
「御説明致しますわ。そのハヤテ様は、生徒会長さんに逢えないと言う哀しみと、もっと生きていたいと言う思いが重なって出来た悪霊。そして今、キスしようとしていたのは、生徒会長さんの体を乗っ取る為です」
「何を証拠にそんな事言ってるんですか、伊澄さん」
 と伊澄に近付くハヤテ。
「八葉六式」
 伊澄はお札を取り出してハヤテに投げた。
「撃破滅却」
 しかし、ハヤテは素早くそれを避けて前に出る。
 その後ろで、お札が爆発する。
「邪魔をすると言うなら、伊澄さんから先に消しますよ!」
 言ってハヤテは伊澄の懐に飛び込んだ。
「きゃっ!」
 ハヤテの攻撃で吹っ飛ぶ伊澄。
「流石ハヤテ様。本気で行かせて頂きます」
 伊澄は立ち上がり、ハヤテを張っ倒そうと懐に飛ぶ。
 しかしハヤテがひらりと身をかわし、伊澄はそのまま地面に落下して滑る。
「どうしたんですか、伊澄さん?」
「八葉六式、撃破滅却!」
ドカーン!
 いつの間にかハヤテの懐に挟まっていたお札が爆発を起こした。
 黒煙が立ち込め、視界を遮り、やがて消えると、無傷のハヤテ。
「そ、そんな!?私の力が及ばないなんて!」
「終わりです、伊澄さん」
 言ってハヤテがトドメを刺しに掛かる。しかし、そこへヒナギクが立ちはだかった。
「辞めてハヤテくん!この私の体が欲しかったら、あげるから、伊澄さんをあやめないで!」
「ヒナギクさん」
 とハヤテが立ち止まる。
「生徒会長さん」
 と伊澄が立ち上がる。
「伊澄さん、預かってて」
 ヒナギクは振り向き、子どもを渡してハヤテに向き直った。
「さあ、入りなさい」
 と一歩前に出るヒナギク。
「欲しいんでしょ?私の生身の体が」
「・・・・・・」
 ハヤテは後退りを始めた。
「何で逃げるのよ?」
 と付いて行くヒナギク。
「あげるって言ってるんだから、遠慮せずに乗っ取りなさいよ。ほら」
 しかしハヤテは行動に移さない。
「別にあんたに乗っ取られても、私は気にしないから」
「ヒナギクさん」
 ハヤテは立ち止まった。
 それに釣られてヒナギクも止まる。
「うっ、うわあああああ!」
 ハヤテは頭を抱えて叫んだ。
「ハヤテくん!?」
「心配する必要は御座いません。ハヤテ様は今、己の中の自我と怨念が戦っています。愛の力は凄いです」
 二人が様子を見ていると、ハヤテは落ち着き、理性を取り戻してヒナギクを見た。
「ヒナギクさん」
「ハヤテ・・・くん?」
「はい、いつもの僕ですよ」
「ハヤテくん!」
 ヒナギクはハヤテの懐に飛んだ。しかし、そのまま透過して地面に顔面から突っ込む。
「先刻は触れたのに何でよ?」
「善の霊には怨念がありませんので、特別な能力が無くては触る事は出来ません」
「何よ。それじゃあ抱き締める事も、キスする事も出来ないじゃないのよ」
 ヒナギクが落ち込むと、伊澄が言った。
「出来ますよ」
「どうやって?」
 伊澄は辺りを見回し、赤ん坊に「此処に居てくれる?」とハヤテの墓石の前に座らせた。
「ハヤテ様、私の体を使って下さい」
 言って伊澄は、ハヤテに触れて口を開けた。
 するとハヤテの体は白煙となって伊澄の口内に吸い込まれて行った。
 直後、伊澄の体が発光をしてハヤテの姿に変わる。
 ヒナギクは何が起きたのかさっぱり解らない。
「ハヤテくん・・・なの?」
 そう訊ねると、ハヤテは振り向いて頷いた。
「伊澄さんが幻を見せてるんじゃなくて、本当にハヤテくんなの?」
「ええ、そうですよ」
 ヒナギクは立ち上がり、ハヤテに近付いた。
「ハヤテくん、逢いたかったわ」
「僕もです、ヒナギクさん」
 二人は互いに抱き合った。
「「あの」」
 二人の声が同時に重なる。
「は、ハヤテくんからどうぞ」
「いえ、ヒナギクさんから」
「じゃあ一緒に」
「解りました」
 二人は息を吸い、言葉を放つ。
「「キスして」下さい」
 二人はそれに応えて口付けを交す。
 永い。
 永い。
 とても永い。
「「ぷはっ!」」
 二人は唇を離した。
「すみません、ヒナギクさん。僕、もう逝かなくちゃ」
「その前に心に顔見せてあげて」
 ヒナギクは墓石の前に移動すると、心を抱き上げてハヤテの下に戻る。
「私たちの子どもの心よ。見て」
 ハヤテは心の顔を拝む。
「へえ。ヒナギクさんそっくりで可愛いですね」
「髪の色もハヤテくんと一緒で似合ってるわよ」
「そうですね。それにしても、心って、変わった名前ですね」
「どう言う意味よそれ!?」
 ヒナギクがハヤテを睨んだ。
「ひ、ヒナギクさんらしくて良いですねって意味ですよ!別にヒナギクさんのネーミングセンスがどうかしてるとかそう意味で言った訳じゃありませんから!」
ピキッ!
 ヒナギクの額に青筋が立つ。
「ふーん。そう言う意味なんだ?」
 ヒナギクは顔を顰め正宗を召喚した。
「一寸待って下さい、ヒナギクさん。そんなので攻撃したら、この体は伊澄さんのだから、伊澄さんの体に傷が付きますよ?」
 ハヤテは顔を引き攣らせてそう言った。
「知るか!」
 ヒナギクは正宗を振るい、ハヤテを攻撃した。
「いたっ!辞めて下さい、ヒナギクさん!」
「うっさいバカ!あんたなんかとっとと逝ってしまえ!」
 そう言って連撃を繰り出すヒナギク。
「いてっ!解りました、お望み通りもう逝きます!ですから辞めて下さい!」
 ハヤテがそう言うと、天から光りが射した。
 それと同時にヒナギクは手を止めた。
「それじゃあ、もう逝きます」
 とハヤテは立ち上がり、ヒナギクを見る。
「ねえ、ハヤテくん」
「はい?」
「また、逢えるかな?」
「ええ、お盆の日に」
「じゃあその時、デートしよう?心と三人で。ん?伊澄さんも入るから四人か?まあ良いや」
「解りました。ではその日、伊澄さんと一緒に迎えに行きます」
「うん」
「では」
 ハヤテは頭を下げ、直ると伊澄の体に戻った。
 そしてその体から光りとなったハヤテが抜け出し、天へと昇って逝った。
(またね、ハヤテくん)
 ヒナギクは空を見上げ、ハヤテを見送った。
 すると、空にハヤテの笑顔が浮かんだ。
「あの、生徒会長さん」
 伊澄に呼ばれ、顔を彼女に向ける。
「身体中が痣だらけでとても痛いのですが?」
(はっ!)
 ヒナギクは伊澄の身体を見て真っ白になり、丸で石の様に固まった。




遂にハヤテのごとく!が最終回を迎えました。
読者の皆さん、如何でしたか?中には感動して泣いた方も居るかも知れません。
所で、バトル後の憑依なんですが、元ネタ解る人居ますかね?
え、解らない?
答えは木曜の怪談。安達 祐実が出てた奴ですね。
では、評価・感想お待ちしております。














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