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お嬢と執事といろんなエッセイ

感想がほしいですって?……破廉恥ですわ!

 いらっしゃいまし。お初にお目にかかりますわ。わたくしお嬢と呼ばれていますキャラでございます。皆様もそのように心得てくださいましね。それと、以降の文はこんな調子でお嬢が個人的に思うことをつづって参ります。この形式苦手、だとか、なんか文からいらっとする香りがすると感じた方は、遠慮なくブラウザバックなさってよろしいのよ。タイトルにほいほいされた哀れな犠牲者がいないとも限りませんし、皆様の貴重なお時間を割いていただくのに不愉快な思いだけさせてお帰りいただくのは本意では御座いませんので。

 ……3秒待ちましたわ。よろしいですわね、お客様? ここでお会いしたのも何かの縁、お嬢の話を聞いて行ってくださいな。


 さて、本題に入りましょう。本日はタイトル通り、なろうの感想システムについて、ちょっとお嬢の思うところを述べさせていただきますわ。

 最初に申し上げましょう。
「感想ほしい」
「感想大好き」
 あのですね、それ、私の脳内でどのように翻訳されているかご紹介申し上げますと、
「子猫ちゃん、俺のここは空いているぜ、飛び込んでおいで……?」
「お前が脱ぐその姿が好きだ。恥ずかしいやつめ」
 になりますからね。

 ……何よ、執事からカンペですって。ええと……このままじゃ誤解しか招かないからフォロー入れろですって?
 仕方ありませんわ。では、もう少しお話し致しましょう。


 つまりですね。まず作者様。あなた様のお気持ちはよくわかりますのよ。
 書き手と致しましては、PVが一つでも増えるのはもちろんの事、お気に入り登録も評価もそれ以上に嬉しいですわ。けれどそれ以上に、読者の皆様のお声が直に聞きたい! 多かれ少なかれ、作者にはそんな願望があるものだと思いますの。中には、感想も評価も受け付けていないストイックな方もいらっしゃいますけど……。
 こほん。ともかく、基本的にはただの誹謗中傷でない限り、たとえ誤字脱字報告だけ、一行だけだったとしても、感想と言うのは貰って嬉しいものだと思いますの。中にはお声を頂きたいがために書いている方もいらっしゃるかもしれませんね。だって本当に何の反応もいらないなら、ネットに掲載なんてしないんではなくて? 念のため繰り返しておきますと、私もその気持ちはもう、痛いほどわかりますの。

 けれど、これが一読者の立場に立ってみますと、実はこの感想を一言申し上げるというのがどれ程ハードルの高いものか思い知らされます。ぶっちゃけ、無茶言うなと一瞬思うくらいです。特に読専の方なんて、なんのための読専だと思ってるんだ文書けないんだよ! なーんて思う方も居たりして。そもそも、感想を書くことの必要性を感じられない、そんな状況だってあり得るでしょう。

 ……あ、少し話の腰が折れますけれど、そんな風に仰々しく物事考えてないよと言うかたは、今すぐブラウザバックしてくださって構いませんわ。そのままのあなた様でいてくださいまし。
 私はどちらかと言うと、シャイ、コミュ障、真面目、ガラスハート、チキンハート、不器用等の言葉が当てはまる、感想書けなんて初期装備でラスボス倒してこいって言われんのと同じじゃボケが、と思っているような方々向け、及び彼らの気持ちをほんの少し代弁できないかなと、喋っている部分がありますので。

 さて、戻って参りましょう。私思うに、なろうにおいて感想を書くと言う行為は結構恥ずかしさを伴いますの。だってあれ、どなたでも見られる仕様になってるじゃあございませんか。一応一種のファンレターみたいなものだとは思うのですけど、普通のファンレターとはちょっと趣が異なりますわね。
 お嬢の感覚ですと、感想を書くと言う行為は、衆人監視の真っ只中、初対面かつ憧れのあの人に、
「好きです!」
(場合によっては嫌いですもあり? 悲しいこと言わないでくださいな!)
 って告白しているのと同じですわ。少なくともお嬢はそう感じますわ。くっ……私、嫌いじゃないわよ、羞恥プレイ。
 そんなことはどうでもよろしいのです。
 それよりのこの告白、文字媒体ですからこれもう殆どただのラブレターですわ。さらにこのラブレター、本家なら校舎裏に呼び出して二人きりで渡すなり下駄箱に放り込んでおくなりできるものを、恐ろしいことに一度世に出すと自動的に全世界に配信され、途中で我に返って削除しても(よっぽどのことがない限り、ないものだとは思いますが)、うっかりコピー&ペーストなんてされていたらもうネットの海に晒し者決定ですわ。ああんもう、私をこれ以上辱しめてどうするおつもり!? いやあ、そんな、だめえええ!
 ……まあ、今言ったような事態なんて、普通ないと思いますけど。それに本気で二人きりの世界が作りたかったら、メッセージボックスを活用すればよろしいのでしょうし。私の知っているようなガラスハートの皆様は、そっちの方がさらにハードル上がる気も致しますけど。

 つまりですね。たとえ感想を残してみようかと言う気概あるところにまでたどり着いたとしても、少しでも妄想力が優れている私のようなシャイな読者にとっては、一言面白かったとお伝えするのも一苦労ですの。しかもそれが、この滾る思いの丈をぶちまけずにいられないほどの、本当に大好きになった作品の生みの親でいらっしゃる作者様相手だとしたら、なおのことハードモードですわ。よろしい、どのくらいハードなのか、チキンハートなお嬢の知り合いの一例を、恥をしのんで曝しましょう。
 奴が心臓を撃ち抜かれたとある作者様に感想を書こうとしたとき、出来上がった文を少なくとも三回削除して一度頭を真っ白にして落ち着こうとしたのち、失敗して暴走した文面を削りに削って一般的と思われるものに修正し、すごく冷静な人が書いたものを装って、最終的にプルプル震えながら戦々恐々と送信ボタンクリックしましたからね。しかも送ったあとですら、これ一般化し過ぎて何番煎じの糞コメに見えやしないか、こんなんもらってもがっかりさせるんじゃないかなんて余計な事ばっかりグルグル考え込みましたから。ほんっと、ネガティブなチキンですわね。最終的に作者様からのお優しいお返事もらって狂喜乱舞してましたけどね。困りますね、不安定な方って。
 まあ、あの方のような極端にネガティブな例はもしかしたら少数派かもしれませんけれど、中にはとんでもなく余計なことを考え付く才能を持ち、そういう面倒くさいもとい繊細な方もいらっしゃると言うことですわ。ですから、そういう方に冒頭の「感想(略)」はあんな風に見えているのですわ。そう、とても無茶な要求でしてよ!
 ……え、それは変態であるお前だけ? いやですわ、私なんてまだまだ初級者、変態なんてもったいない称号与えないでくださいましうふふふふふ……。


 ともかくですね。それでは、お嬢が本当に、感想の事で悩んでいる作者様と読者様に申し上げたいことをまとめますわ。


【作者の方へ】
 もし今あなたが、PVもお気に入りも評価ももらったけど、感想はまだだ……。なんだか物足りない、なんて気分に陥っている場合、お嬢から一言。
 たぶんあなたの読者様は、書くという動作に慣れていない方か、連載中なら最後まで見届けてからにしようと思っているか、でなければ非常に内気で奥手な方だと思われますので、ゼロコメでもがっかりなさることはございません。出力には出てこないかもしれませんが、あなたの紡いだその一文字一文字、しっかり入力はされているはずですよ。可愛いじゃありませんか、黙って画面に見入っている姿、想像してごらんなさい。愛でたくなってくるでしょう。それで正解です。作品に愛を込めると言う形で、全力で愛でてあげてください。
 それと、感想ほしい、感想大好き、と言うのは大いに結構でございます。むしろどんどん言った方がいいかもしれません。あ、くださいは規約違反ですからやめておいた方が無難ですわよ。まあ、素直に言っていただけると、チキンハートな読者の一部が心を開くきっかけとなりますの。何度も言い続けているとそのうち洗脳されて、
 どうせかまってほしいんだろう? ここか? ここなのか?
 なーんて勝手に盛り上がってコメントしてくれる日も来るかもしれません。
 感想残してくれるとうれしいのだ、と尻尾を振っているその姿は、たとえ心に響くものがあったとしても、それをきちんとタイピングして文に残すための労力を割くための一つのきっかけになるんです。まあ、なんといいますか、警戒心を解くと言うか? ほしいのにもらえないとしょんぼりしているあなた様は、もしかしたら意図せずして彼らから機会を取り上げてしまっているのかもしれませんよ。声をかけられるようなフレンドリーな雰囲気を、本文なり活動報告なりプロフィールなり、どこかに残して行ってはいかが?
 それと、辛辣に罵られて落ち込んだ場合はあれですわ。一番好みの二次元美少女なり美少年を召喚して、絶対的ツンデレ設定にして、自分に都合のいい副音声入れまくればきっと多少気分が落ち着きますわ。厳しい意見というのはそれだけ期待されているという証でもあると思いますので、ぽっきり折れないでくださいましね。大丈夫痛いのは最初だけ、そのうち気持ち良くなりますわ。何の話でしょうかね。


【読者の方へ】
 一番重要なことは、作者がどんなに感想をほしがっていたとしても、何も言いたいことがなかった、感じなかったのならそれで正解です。作者たちは無理をしてまでお世辞のようなご感想を頂きたいわけでは御座いませんし、感想書かなきゃ、なんて妙なプレッシャーにさいなまれる必要もございません。
 ただもし、読み終わった時にたった一言でも、何か言いたいと思った。何か伝えたいことが残った。そんな作品に出会えたなら。けれど一歩を踏み出すのが恥ずかしい、いろいろ無駄なことが気になる、そのようなことがございますのなら。
 お嬢はそんなあなた様にこう言いましょう。
 いいですか、構われて嬉しくない人なんて普通はいません。構いたくなったら全力で構ってあげてください。あと、もちろんお相手に対する人としてのマナーは不可欠ですが、それ以外のいらんことを考える必要はあまりありません。あなたの作品に心を動かされましたと言う情熱がこもっていれば、普通はお相手にきちんとした感想として届きます。そして、まあこの辺は事情や信念によって変わるかもしれませんけど、お相手から感謝いっぱいの言葉が返って参ります。ほら、正の連鎖。好意の返報性って言葉がありますね、あれですわ。
 それと、ちょっとでも感想書いてみようかなと血迷った、もとい天使の電波を受信したあなた様。だけど感想の書き方わからないしー、規約読んだらますます書きづらくなったしー、チラッチラッというあなた様。
 まあ、何書けばいいかわからなかったら、最初に、

 初めまして、お嬢と申します。

 とでも挨拶と名乗りを入れておけばよろしいのでは。後は基本的に初対面でしょうから、チキンハートなら敬語を使った方が、いらない摩擦を生まずに済むでしょう。

 あなたの作品、とても面白かったです。ありがとうございました。

 まあ、もやもやしたままどうしても次の言葉が浮かばないとあれば、こんな程度でもう十分な気もします。具体的にどこが良かったのか、さらにはどこが悪かったのかなど言えるならもうそれでベストですが、お前の作品読んでムービングされたんだよコノヤローという想いが伝わるなら、形式も書き方も行数も内容も、全部自由だと思います。それが感想と言う物ではなくて?
 ただ、もし例のお嬢の知り合いのごときチキンが感想送信ボタンの手前でプルプル震えてるんだとしたら、挨拶、敬語、そしてお相手に伝えたい気持ちがこもっていれば十分ですよと全力でその手を滑らせて差し上げたい。それに、そういうチキンが最初に感想残そうとする相手って、どうせ優しそうな雰囲気どこかに漂っているはずでしょ? このヒトなら行けると思ったからプルプルする手前まで行ったんでしょ? 大丈夫大丈夫、悪いようにはならないはずです。もし万が一なってしまったなら、真摯に対応すればいいのです。それでもだめだったなら、残念ですがそういった御縁だったのでしょう……。
 ほら、そんなこと考えてるからいつまで経っても届かないんですよ。もう行っちまえよお前。これも人生経験だよ、さあ! 大丈夫恥ずかしいのは最初だけ、そのうち慣れて気持ち良くなる! だから何の話だ! いいからやっちまえよユー!



 ……おほん。えー、途中でキャラがぶれた気も致しますが、そんなところがお嬢の言いたいことです。
 お嬢は感想ほしいとつぶやく作者様も、ちょっとでもムービングされた読者様も、応援致しておりますの。そのような方々の背中をちょっとでも支えたり押したりできたのであれば、幸いですわ。

 ではでは、ご来場いただき誠に有難う御座いました。
 お客様、これからもどうぞ、素敵な作品を執筆し、素敵な作品と巡り合い、よろしければ感想を残してみてくださいね。皆様に良い御縁がございますように。
2017年3月追記:
感想欄でご指摘があったので少しだけ補足させていただきますが、現在は規約変更により「感想ください」と自分の場(後書き前書きや活動報告)で発言することは割とセーフです。
ただ他人の場(感想欄、レビュー欄、活動報告コメント、メッセージ)にくださいの言葉を書くのは割とアウトですからやめといた方がいいです。スパムや迷惑行為にカウントされたら立派な規約違反ですので。

何にせよ、ヤバいと思ったらやらないのでおくのが基本だと思いますし、大丈夫だと思うけどどうしても不安…ということだったら運営様に質問するのが一番です。

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