聖魔大戦 2nd(4/51)縦書き表示RDF


大変長らくお待たせしました。これからは少しずつ更新していきます。これからもよろしくお願いしますo(^-^)o
聖魔大戦 2nd
作:御陵一茶



Prologue〜悲哀なる生命〜




19年前…


〉科学と魔法学の発達が一つの罪を作り出したんだ。

えっ?


〉正確には、心なるモノから生み出された大罪。


何を言ってる?それに君は?


〉人にあらざる者、彼を生み出したのは彼女。彼を望んだのは人。


さっきから何の話をしてるんだ!


〉いつか彼はその罪を贖おうとする。もうすぐ、命あるもの………………














ここは?


はっと意識が明瞭になる。今まで寝ていたことが嘘のように目は冴えていた。


「ゆ…め、夢を見た気がします」


そう、誰かが贖罪と言っていた。確かなのは二人いた。彼と彼女。


彼は座り、まるで罪人のようなひどい表情をしていた。
そこには生気を感じられない、人じゃない?否、人だったはず。


「幽閉されて、もう一年経ちました。あの時から………」


周囲を見渡す。何もない部屋。窓も、机も。まるで牢獄だ。あるのはベッド、それもこの景色とは似合わない高価なものだった。



ガチャ、


「!!」


誰かがドアを開ける。咄嗟に身構えたが、すぐにそれを解く。


「おめざめですか?」


「………あなたでしたか、はい。先程ですが」


それを聞いて満足したのか、青年は魔法でテーブルを出現させ、その上に食事を置く。


「最近、食欲がないようですが、きちんと栄養を摂取しないと身体に……」


「いいえ、私は大丈夫ですから」


私は無理矢理に笑顔を作る。あれからこの笑顔しか出来ない。
いつの間にか感情が消滅したかのように、作為的に。そう、ブリキ人形のように。



「……そう、ですか」


おそらく、彼は気付いている。私の虚偽を、そして、見ぬふりをしている。事実を、人形と化した私を



彼は無言のまま部屋を出る。少し前からカギは掛けられていない。もう私には逃走する意思がないと知っているから。



「…………あなたを、必ずここから出してみます。だからもう少しだけ待っててください。セラ様」



彼、ジルハーツはそう言い残し、ひっそりと消えいく。


セラ?私の名前。否、私はセラだった、そう一年前までは……












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