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質問
本日は全面休業。旦那が夜勤明けの二連休だ。
旦那の睡眠の邪魔をしないよう天気がいいので子供と散歩に出かけた。
多分手に入らないであろう、様々な一戸建てを品定めするように眺めながらベビーカーを押して歩く。
この時間はなかなかの至福だった。
 我が家の玄関に繋がる階下に到着したと同時に、窓が開きキヨちゃんが
『おかえりぃ〜!!』
『パン焼いたんよぉ。食べにおいでや。』
こりゃまた最高の笑顔で最高のおもてなしだ!!
『行くぅ!!』即答したものの、
(そうだ!!アレかえそ!!)
とりあえず子供だけキヨちゃんの家に突っ込んで、我が家に戻った私は、例の紙袋を手に
キヨちゃんの家へおりていった。
玄関を開けると、そこはおいしそうなパンのにおいが充満していた。
テーブルの上のお皿にはいろいろな形の小ぶりのパンがキレイにならんでいた。
さすがキヨちゃん!!主婦の鏡だね。
子供達はすでにおいしそうにパクついている。
紙袋をテーブルの下に置き、座った。
キヨちゃんに勧められて、パンをほおばる。
最高にうまい!!・・・やばい!!なんて言葉、当時はもちろん使ってなかったけど
今思い出してもやばい!!
一息ついたところで私のほうから
『ありがと。レディコミ・・・返すの遅れてさ。』
『えんよぉ。』キヨちゃんは笑った。
『・・・あのぉキヨちゃんがレディコミって・・・ちょっと・・・
 最初びっくりした・・・』
『私さぁ・・・。ちょっと旦那とのHがなぁ。物足りんというか・・・
不満なんよな・・・。』
とキヨちゃんが言った途端、私の頭にキヨちゃんの旦那がぼわ〜んと
登場した。
ちなみにキヨちゃんの旦那はなかなかのイケメンであった。
ウチの旦那もだいだいそのような定評を頂いてはいたが
なにせキャラ濃い!!ジュースなら100%果汁タイプなのだ。
キヨちゃんの旦那は濃縮還元タイプ。
そして少しインテリな雰囲気を漂わせていた。
挨拶程度しかしてないけどね。
『あんなぁ・・・あやちゃん・・・ちょっと・・・いろいろ質問してもえ〜?』
『ええけどぉ・・・な、何?』
キヨちゃんは少し体を前に出して
『旦那さん前戯ってちゃんとしてくれてる??』
『・・・・・・・・・・・。』
『エッチの時?』
(思わず聞き返す自分が情けない・・・。)
『うん。』
テレホンレディは質問をうけるのも仕事だ。
『ねぇ〜いつも旦那はどんなふうにしてくれんの?・・・。』
何回聞かれたことだろう。最近は
(はい、毎度!!)
聞かれてまごつくこともない。
相手はありふれた答えはうんざりするほど
聞いてるはずだ。いかに刺激があって興味をひきつける答えをかえすか・・・。
なのに・・・なのに・・・私は答えを待つキヨちゃんを前に完全にまごついている。
『う、ウチの場合はちゃんと・・・する。・・・』
『旦那は全然無し!!少し触ったりはあるけど。なんかそんなんてさみしくない?』
『まじでぇ?ウチはけっこうねちっこくて・・・。もっ!ちょっと控えてくれてもいいかなって感じに・・・。』
それからはキヨちゃんとお互いエッチ談義で終始盛り上がり、時間はあっという間に過ぎていった。
多分キヨちゃんはありのままを話し、聞いてみたかったであろう質問をいろいろぶつけてきた。
わたしはそれにありのまま答えたのたがキヨちゃんはとても熱心に興味深そうに聞いていた。
キヨちゃんがレディコミを購入し愛読していた経緯は何となくわかった気がした。
レディコミの感想を聞いてきたキヨちゃんにテレホンレディの件は話さなかった。話す気もなかったけど。
もしあの時話してたら・・・。
キヨちゃんはなんといっただろう。
キヨちゃんに話していたら・・・
私の運命は少しでもかわってたのだろうか・・・。














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