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君から奪ったもの
作:ERIKA



2.演じきる辛さ


今年の2月。あたしは、親友の泉 ゆりに相談してたことがあった。
もうすぐやって来るバレンタイン。
毎年、義理やでって無理矢理平次に渡してたチョコを、本命に変えるために。


でも、あたしが勇気出してみたところで、そんなもん全部無駄やった。


部活に向かうのに毎日通る裏庭にいたのは平次と、3年の先輩やった。
そのヒトは、前から美人で有名で、そやのに彼氏を作ったことがなかったんや。
あたしは、いつものことやし、遠回りでも表から周ればよかったのに、そこから動けなかった。

ああ、あたしには可能性なんて無いんやな・・・。

そう思ったんは、先輩からチョコを受け取った平次の真っ赤な顔のせいやった。
あたしも、先輩みたいやったら、平次にも照れてもらえたんかな。
平次はすごいモテるのに彼女を作らないことは知ってた。
そやから、いつも見せられる平次への告白シーンもなんとか耐えることができとった。


その年、初めて平次にチョコを渡さなかった。



来年こそは・・・・。

アホやなぁ、あたし・・・・。

来年になんてチャンスないやん・・・・・。



二日後、平次に彼女ができたと教えてくれたんは・・・・

平次やった。

照れながら、嬉しそうに笑う平次に。

幼馴染でお姉さん役のあたしは、役を演じきった。



「よかったやん!!あたしもお姉さん役として、平次に彼女できてうれしいわ!!!」



こんばんは、ERIKAです。
和葉が一番起こってほしくなかったことが起き、和葉はショックを受けました。
それから、和葉はお姉さん役という言葉を自分で言っていたことに傷つき、平次の彼女には自分にはなれない。
そう確信し、前に進んで行きます。











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