第61話
朝が始まり、今日が始まる。町は夜より賑やかに為り、仕事や学校に行く人達で溢れている。博士の家でコナン、哀、博士、奈月、ジョディが集まっていた。
「さぁ、そろそろ行きましょ。」
ジョディが時計を見ながら言った。
「うん。」
コナンは、笑顔で言った。コナン、ジョディ、哀、奈月、博士は玄関に向かい、玄関のドアを開けた。
ジョディの車に乗り、コナン達は組織の居場所に向かい始めた。
「赤井さん達は先に行ってるの?」
コナンが助手席に座って、運転するジョディに尋ねた。
「ええ、先に向かってるわ。」
「……………。」
後ろの席に座る奈月が黙って、窓を見ていた。
何時間か車を走らして、人気ない場所に着いた。辺りは何もなく、静かな場所だ。目の前には、廃墟化した建物が何個か建っていた。その廃墟化した建物の中に、研究施設らしい建物が一軒建っていた。コナン達は車から降りて、その建物を見ていた。
「ジョディ、来たか。」
ジェイムズがジョディに近付きながら言った。
「君達も来た様だな。」
ジェイムズがコナン達の方を見て言った。
「それで、何か動きはありましたか?」
ジョディが真剣な顔でジェイムズに尋ねた。
「今の所は、静かだ。」
「そうですか…。」
「あの施設には、入口が二つある。赤井君達が裏側の入口に向かった。」
ジェイムズが話を変えて、真剣な顔で言った。
「…………。」
ジョディやコナン達が黙って、真剣に聞いていた。
「ジョディ、君は表の入口に向かってくれ。他の捜査官はもう向かっている。」
「分かりました。」
「何かあったら、無線で知らせるんだ。」
「はい。」
ジョディはそう言い、建物に向かって走り出した。
「君達は、私から離れない様にしてくれ。」
ジェイムズがコナン達の方を見て言った。
「うん。分かったよ。」
コナンは、笑顔で言った。
廃墟化した研究施設らしい建物の裏側に、赤井とFBI捜査官数名が拳銃を構えながら待機していた。
「こっちは、準備が出来た。」
赤井が無線でジェイムズに言った。
[分かった。表側の方がまだ準備が出来ていない。準備が出来るまで待機だ。]
「了解。」
赤井はそう言い、その建物の方を見た。
赤井達が居る場所と反対側にジョディや数名の捜査官が集まっていた。
「ジェイムズ、こちらの準備も出来ました。」
ジョディが無線でジェイムズに言った。
[両方とも準備が出来た様だな…。今回の目的は、彼等のボスの身柄確保と、彼等が今までやってきた犯罪の証拠を見つける事だ。]
「了解。」
ジョディはそう言い、無線を切って、廃墟化した建物に突入した。赤井も同じく無線を切って、突入した。 |