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黒い影
作:紅佐洲仮



第50話


「と…、鳥取…、倉吉…。」
澤井は、静かな声でそう言った。そう言った途端、澤井は意識を失った。
「(鳥取…、倉吉、どういう意味だ?)」
コナンは、何故澤井がそんな事を言ったのか分からず、心の中で考えた。
「(まさか…。)」
赤井は携帯をポケットに入れて、澤井の方を見た。その10分後、救急車が来たが、澤井は既に亡くなっていた。


太陽が昇り、コナンは博士の家に来ていた。
「な、何じゃと。澤井美咲は、奴等の仲間じゃたのか。」
博士が驚きながら言った。
「ああ。」
コナンは、さらりと言った。
「ちょっと、工藤君。どうして、その事言わなかったのよ?」
哀が少々怒りながら尋ねた。
「悪かったな、黙ってて。」
「それで、その人どうなったの?」
哀は、不満そうにコナンに尋ねた。
「亡くなったよ。誰かに撃たれてな。」
コナンは、コーヒーを飲みながら言った。
「誰かって、誰なの?」         「さぁな、それは分からねぇけど…。」
「しかし、新一君。何故、奈月君に危険な事をさせたんじゃ?」
博士がコナンに尋ねた。
「赤井さんから相談されたんだ。」
「何を相談されたの?」
哀がコナンに尋ねた。
「澤井美咲が奴等の仲間っていう、証拠さ。」
「それで、どうして奈月君に危険な事をさせたんじゃ?」
博士が同じ質問をコナンに尋ねた。「証拠を出さすには、あいつに囮になってもらわねぇといけなかったからよ…。」
コナンが博士にそう説明した。
「しかしのぉ、もし奈月君に何かあったらどうするんじゃ?」
「あいつが危なくなったら、赤井さんが助ける事になってたからな。それに、殺させはしなかったしな。」
コナンは、コーヒーを飲んだ。
「それならいいんじゃが…。あまり、危険な事は為るんじゃないぞ新一君。」
博士が心配そうにコナンに言った。
「ああ…。そう言えば、あいつどうしたんだ?姿が見えねぇけど…。」
コナンが、周りを見ながら言った。
「あの子なら、疲れたから休むそうよ。」
哀がコナンにそう伝えた。
「そうか…。」
コナンは、又コーヒーを飲んだ。



「美咲さんが彼等の仲間って、本当なの秀一(シュウ)?」
ジョディが赤井に尋ねた。
「ああ、本当だ。」
赤井がさらりと言った。
「しかし何故、彼女は此所に?」
ジェイムズが腕を組みながら言った。
「水無怜奈、お前を殺す為だ。」
赤井が怜奈の方を見て、言った。
「え、私を…。」
「しかし、赤井君。彼等は、彼女を奪還しに来たんじゃないのかね?」
「奴等は、水無怜奈がCIAって知っている様です。」
「それで、裏切り者の私を消す為に…。」
怜奈は、冷静に言った。
「じゃあ、彼女がCIAに入ったのは水無さんを調べる為?」
ジョディが赤井に尋ねた。
「そんな所だろう。」
「だが、彼等は彼女を狙って来るだろう。」
「そうですね。」
「水無さん、我々から離れないようにして下さい。」
ジェイムズが真剣な顔で怜奈に言った。
「わかりました。」
怜奈も真剣な顔で言った。
「ジェイムズ、警護も付けたらどうですか?」
ジョディがジェイムズに提案した。
「そうだな…。」
ジェイムズは、ジョディの提案に賛成した。
「あれ、秀一(シュウ)は?」
ジョディは赤井が居ないのに気付き、ジェイムズに尋ねた。
「何処に行ったんだ?」
ジェイムズが辺りを見回して言った。
「もぉー、連絡が取れないと思ったら、急に帰って来るし…。」
「良いじゃないか、ジョディ。彼は、彼なりにやってるだけだ。」
ジェイムズがジョディに、そう言った。
「ええ、そうですね。」
ジョディは、納得した様に言った。
「…………。」
怜奈は黙って、窓の方を見ていた。


こんにちは、沙栖戒です。
やっと50話は達成しました。
43話で赤井がコナン達に相談した事は奈月に発信機と盗聴器を付けて、澤井美咲を追い詰める事でした。
これからもよろしくお願いします。











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