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黒い影
作:紅佐洲仮



第47話


…ピンポーン…


博士の家のチャイムが鳴った。
「来たみたいね。」
奈月はそう言い、ソファーから立ち上がって玄関に向かった。奈月は玄関に着いて、ドアを開けた。
「こんにちは、澤井美咲です。」
ドアを開けたら、澤井が立っていた。
「迎えに来たわ。さあ、病院に行きましょ。」
澤井が笑顔で奈月に言った。
「ええ、分かったわ。じゃあ博士、行って来るわ。」
奈月は、博士の方を見て言った。
「気をつけるんじゃぞ、奈月君。」
博士は、奈月に笑顔で言った。そう言った途端、玄関のドアが閉まった。



「ジェイムズ。」
ジョディが小走りで、ジェイムズに近付いた。
「どうした?ジョディ。」
ジェイムズは、ジョディに尋ねた。
秀一(シュウ)、見ませんでした?」
「いや、見てないが。それより、澤井さんを見てないか?」
「美咲さん、居なくなったんですか?」
「ああ、さっきまで居たんだが…。」ジェイムズが腕を組みながら言った。
「二人とも、何処行ったのかしら?」
ジョディが呆れながら言った。
「ジョディ、ちょっと探して来てくれ。」
ジェイムズがジョディに頼んだ。
「わかりました。」
ジョディはそう言い、ジェイムズから離れて病院の廊下を走り出した。



夕陽が町や道路や車を染めて行く。町の中を澤井の車が走っている。車の窓からは、夕陽が見える。
「それで、話って何?」
奈月は、窓から外を見ながら尋ねた。
「話は、病院に着いてから話すわ。」
澤井は、助手席に座る奈月に笑顔で言った。



「蘭姉ちゃん。今日、博士の家に泊りに行くね。」
コナンは、台所にいる蘭に言った。
「え、今から…?」
蘭が驚きながら尋ねた。
「うん。博士が一緒にゲームしようって…。」
「分かったわ。ちゃんと、明日には帰って来るのよ。」
蘭がコナンに近付いて言った。
「ありがと、蘭姉ちゃん。」
コナンは、笑顔で蘭に言った。そしてコナンは、玄関に向かい、玄関のドアを開けた。



「杯戸中央病院に行った。どうして?」
哀は地下室から出て来て、奈月の姿が見えないから博士に尋ねた。
「FBIが、奈月君に話があるそうじゃ。」
博士が哀に説明した。
「話って、何なの?」
「さぁ、そこまではわからんの…。」
博士が悩みながら言った。
「一人で行ったの?」
哀が博士に質問した。
「澤井美咲って人が、迎えに来てくれたわい。」
「(何か…、嫌な予感が為るわ。)」
哀が真剣な顔で心の中で言った。
「まあ、心配する事はないじゃろう。」
「…………。」
哀は、何も言わず黙っていた。



杯戸中央病院から遠く離れた埠頭の辺りを、澤井と奈月が乗った車が走っていた。
「ねぇ、病院と違う方向じゃない?」
奈月は、辺りを見回して澤井に尋ねた。
「…………。」
澤井は、黙って運転していた。
「ちょっと、聞いてる?」
奈月は、少々怒りながら尋ねた。その途端、澤井はブレーキを踏んで車を止めた。
「話って言うのはね…。」
澤井は、手をポケットに入れて言った。
「…これよ。」
澤井はポケットから拳銃を出して、奈月に拳銃を向けて言った。段々、空が闇に染まり始めた。


こんにちは、沙栖戒です。
澤井美咲が奈月を埠頭に呼びました。
それに、奈月に拳銃を向け、大ピンチです。

これからもよろしくお願いします。











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