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黒い影
作:紅佐洲仮



第46話


太陽が眩しい。今日は良い天気で、洗濯日和だ。毛利探偵事務所では、コナンと蘭が事務所を掃除していた。
「蘭姉ちゃん、机拭き終わったよ。」
コナンが雑巾を持ちながら言った。
「ありがとコナン君。」
蘭が掃除機をかけながら言った。
「あ、もう一つコナン君にやってもらいたい事があるんだけど…。」
「やってもらいたい事って?」
コナンが蘭に尋ねた。
「窓拭きをして欲しいんだけど…、駄目かな。」
蘭がコナンに近付いて頼んだ。
「良いよ、蘭姉ちゃん。窓を拭けば良いんだね。」
コナンが幼い声で蘭に言った。
「ありがと、コナン君。掃除が終わったらおやつにしようね。」
蘭が笑顔でコナンに言った。
「うん。」
コナンは窓に近付いて、窓を拭き始めた。



奈月はソファーに座って、コーヒーを飲みながら雑誌を読んでいた。その時、博士の家の電話が鳴った。
「誰じゃ?」
博士は椅子から立ち上がって、電話の所に行き、電話に出た。
「はい、阿笠じゃが。」
「え?ああ、居るが…。ちょっと待ってください。」
「奈月君。君に電話じゃぞ。」
博士は耳から受話器を離して、奈月に言った。
「え、私に?」
奈月は、驚きながら尋ねた。
「澤井美咲と言う、人からじゃが…、知り合いか?」
博士は、受話器を持ちながら尋ねた。
「…ええ、知り合いよ。」奈月はソファーから立ち上がって、博士に近付いて、受話器を博士から渡された。
「お電話変わりました。阪井奈月です。」
奈月は博士から受話器を渡されて、電話に出た。
[昨日、病院の屋上で会った澤井美咲です。]
澤井は、礼儀正しく言った。
「何か用?」
[FBIの人達が貴方に話があるみたいなの…。]
「それで…、用件は何?」
奈月は、澤井に急かした。
[話があるから、病院に来てくれない。]
「分かったわ。病院に行けば良いのね。」
[じゃあ、迎えに行くから家で待ってて。]
澤井はそう言い、電話を切った。
「病院に行くのか、奈月君?」
電話を切ってから、博士が奈月に尋ねて来た。
「ええ、FBIが話があるみたいだから…。」
奈月は受話器を置いて、博士に言った。
「澤井美咲って人が迎えに来るみたいだから、大丈夫よ。」
奈月は、博士に笑みを浮かべて言った。
「それなら安心じゃわい。一人では、心配じゃからな。」
博士は、安心した様に言った。



「掃除も終わったし、おやつにしようかコナン君。」
蘭がコナンに言った。
「うん。そうしよ。」
コナンは、笑顔で蘭に言った。その時、コナンのポケットに入っていた携帯が鳴った。
「ごめん、蘭姉ちゃん。ちょっと、電話出て来るね。」
コナンはそう言い、探偵事務所にあるトイレに入った。



「話が終わったら、家まで送ってもらうから、心配ないわ。」
奈月はソファーに座って、時間が来るまで待っていた。
「しかし、話とは何じゃろうな?」
博士は、椅子に座りながらコーヒーを飲みながら尋ねた。
「さあ、大した話じゃないかもしれないわね。」
「どういう事じゃ?」
博士が奈月に尋ねようとした時…、

…ピンポーン…


博士の家のチャイムが鳴った。












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