第31話
杯戸中央病院の駐車場で、ジョディは赤井が来るのを待って居た。
「遅いわね、何やってるのかしら?」
ジョディは、焦りながら言った。その時、赤井とコナンが近付いて来た。
「何やってたの?」
ジョディがちょっと怒りながら言った。
「奴等を掴まえる方法を考えていてな、このボウヤとな。」
赤井はそう言い、コナンの方を見た。
「そろそろ、出発為るから車を回して来て。」
「ああ、分かった。」
赤井は、自分の車が置いてある場所に向かった。コナンも続けて向かった。
病院の玄関前には、車が数台止まって居る。
「全員揃いました。」
ジョディが、ジェイムズに伝えた。数台の車の一番前に、ジェイムズとジョディが乗る車がある。
「そうか。」
ジェイムズはそう言い、車を発進させた。続けて、後ろの数台の車が発進させた。
水無怜奈は目を開け、病室に見張りが居ない事を確認して、立ち上がった。そして病室のドアを開けて、病室から出ようとしたが、看護婦が廊下を歩いていたので、ドアを静かに閉めた。
「(簡単には、出られなさそうね)」
怜奈は、病室から出るのを諦めて、ベットに戻った。
数台の車が列を作って走っていた。先頭がジェイムズとジョディが乗って居る。3番目に赤井とコナンが乗って居る車が走っている。最後列にスミスが乗る車が走っていた。
杯戸中央病院を出てから20分位経った。その時、ジョディの携帯が鳴った。ジョディは、電話に出た。
「どうしたの?」
ジョディが電話相手に言った。
[大山純次朗が自宅を出ました。]
電話の相手は、仲間の捜査官からだった。
「分かったわ。何かあったら連絡して来て。」
[わかりました。]
ジョディは、電話を切った。
「ジェイムズ、大山純次朗が自宅を出た様です。」
ジョディが、運転するジェイムズに伝えた。
「そうか、分かった。」
ジェイムズは、真剣な顔つきで言った。
「分かった。」
赤井は、電話を切った。
「大山純次朗が東都タワーに向かっている様だ。」
赤井は、運転しながら助手席に座って居るコナンに言った。
「そろそろだね。」
コナンが赤井に言った。
「ああ…。」
赤井は、冷静に答えた。
東都タワーに段々近付いてきた頃、最後列を走る車を運転している捜査官が目を擦りながら運転していた。
「大丈夫ですか?」
スミスが、気付いて尋ねた。
「ああ、なんとかな。」
「あまり寝てないんですか?」
「まあな。」
「じゃあ、眠らせてあげましょうか?」
スミスが不審な言葉を発した。
「え?どういう事だ?」運転していた捜査官が尋ねた。
「こういう事ですよ。」
スミスはそう言い、運転している捜査官を殴って気絶させた。そして、急いで運転を代り、気絶させた捜査官を助手席に座らせた。
「ゆっくり休んで下さい。」
スミスは笑みを浮かべて、運転するのに集中した。 |