第27話
チャイムが鳴り、授業が終わって休み時間になり、生徒達は、勉強から一時解放される。
「情報収集?何だそれ?」
コナンは、何のことか判らず読んでいた本から目を離した。
「あの子がそう言ってたの。」
哀が誰にも聞こえないように小声で言った。 「あの子って、阪井が言ってたのか?」
「ええ、そうよ。」
「その情報収集ってどんな事をしてたんだ?」
コナンは、その内容を聞く為哀に尋ねた。
「よく判らないけど、暗殺する標的や取引相手の情報、あと…」
哀が言葉を止めた。
「あと、なんだ?」
コナンは、その後を聞く為尋ねた。
「薬の情報。」
「薬ってまさか…」
コナンは、驚きながら小声で言った。
「まだ、そうと決まったわけじゃないわ。あの子、何も言わなかったから。」
「だが、あいつが言った薬がAPTX4869なら…」
「何かを知ってるかも知れないって事ね。」
「ああ、そう言う事だ。」コナンは、腕を組み何かを考え始めた。その時、チャイムが鳴り、生徒達は席に着き始めた。
時間は正午ぐらいになり始めた頃、赤井とジョディが会話していた。
「何であの事をあいつに話した?」
赤井がジョディに尋ねた。
「え、誰に何の事を?」
ジョディは、内容を掴めず赤井に尋ねた。
「組織に潜入してた事を何故あの男に言った。」
「スミス君の事、でも私はそんな事言ってないわよ。」ジョディは、やっと分かって答えた。
「じゃあ誰が言った?」
「知らないわ。でもどうしてそんな事を聞くの?」
ジョディは、赤井に疑問を持ち尋ねた。
「何でもない。」
赤井は、そう言い何処かへ行き始めた。
「ちょ、ちょっと秀一。」
ジョディは、赤井を止めようとしたが無視して何処かへ行った。
「もーう、何なの。」
ジョディは、ちょっと怒りながら赤井と反対側の方に行き始めた。
スミスが缶コーヒーを持ちながら廊下を歩いていた。
「はぁー眠い。やっぱ疲れるな。」
目を擦りながら歩いていた。その時、手から缶コーヒーが落ち転がり始めた。
「あ」
スミスは、急いで転がった缶コーヒーを追いかけた。缶コーヒーは、ある病室の前で止まった。
「やっと止まったか。だいぶ疲れてるな。」
缶コーヒーを拾いあげた。その時、その病室を見た。
「貴方、こんな所にいたの?」ジョディが、スミスの後ろに立っていた。
「ジョディさん、どうしたんですか?」
「貴方を探しに来たのよ。」
「あ、そうですか。」
スミスは、面目さそうに言った。
「あのジョディさん、この部屋誰かいるんですか?」
スミスが続けて尋ねた。
「どうして?」
「え、だって人影が見えるから…」
スミスは、病室を見ながら言った。
「まあ、貴方もいずれ知るかもしれないから先に言っておくわ。」
ジョディは、腕を組みながら言った。
「この部屋には、水無怜奈が眠って居るの。」
「その人が何かあるんですか?」
「ええ、その水無怜奈は私達、FBIが追っている組織の一員よ。」
「え、そうなんですか。」
スミスは、驚きながら言った。 「ある暗殺計画の時に、事故に遭って此所に入院して居るのよ。」
「じゃあ、組織は必死に探してるんですか?」
「ええ、そうよ。だから、極秘に此所に居るわけ。」
「その水無怜奈は、眠っているって事は目を覚まさないのですか?」
「まだ、そうと決まった訳じゃないわ。」
ジョディは、腕を組むの止め
「さぁ、行くわよ。」
「あ、はい。」
ジョディとスミスは、水無怜奈の部屋から放れて行った。 |