第24話
空には、満天の星が溢れている。どの家にも明かりが付いて賑やかに感じる。そう感じながら奈月は、外の町の風景を見ていた。そして、車が止まった。
「着いたぞ、今日は付き合わせて悪かったな。」
赤井は、奈月にそう言いった。
「別に、それに貴方の事がちょっと分かったから気にしないわ。」
「そうか…。」
奈月が降りようとした時、
「あ、そうだ。証人保護プログラムやっぱり受けないわ、だから貴方から伝えておいて。」
「ああ、言っておく。」
奈月は、車を降りた。そして、赤井は車を発進させ、視界から消えた。奈月は、車が見えなくなって博士の家に近付き玄関に止まった。
「(すぐ帰るって言ったのに、遅くなったから怒ってるわね。)」
奈月は、心の中で覚悟して、玄関のドアを開けた。
「ただいま…。」
奈月は、小さな声で言った。
「奈月君、お、遅かったの?」
博士は、奈月に近付きそう言った。
「博士…遅くなってごめんなさい。」
「何もなくて良かったわい。心配したんじゃぞ。」
「で、お前何処に行ってたんだ?」
コナンが博士に近付き奈月に尋ねた。
「杯戸中央病院よ。」
「何しに行ってたんだ?」
「話があったから行っただけよ。」
「何の話?」
哀も近付いて話に入って来た。
「証人保護プログラムを受ける為に会いに行ったのよ。」
「貴方受けるつもり?」
「最初はね、でもやめたわ。」
「どういう事だ?」
「動かされたって言ったらどう?」
「動かされたって何がだ?」
「心かしら。」
「心って何の事?」
哀が奈月に尋ねた。
「自分の答えを教えてもらったのよ。」
「答え…何の答え。」
「まあ、今日はもう疲れたじゃろ。話はまた今度にしたらどうじゃ?」
博士が哀やコナン達に言った。
「そうだな、今日はもう良いんじゃねぇか?」
「でも…。」
哀は、コナンの言葉に話を止めた。
「大丈夫だ、お前此処に居るんだろ?」
コナンは、奈月に尋ねた。
「そうね、今は行く所がないからね。」
「そう言う事だ、灰原。」
「ええ、分かったわ。」
コナンの言葉で哀は、納得した様だ。
「奈月君、お腹が空いたじゃろ、哀君も新一君も、ご飯にしようじゃないか。」
博士は、そう言い台所に向かった。哀も付いて行った。
「お前の事は、また今度じっくり話を聞くからな。」
コナンは、そう言った。
「ええ、分かったわ。」
奈月は、返事をして博士の居る場所に向かった。
車の往来がなく、人通りもない道路にポルシェが止まっていた。
「予定通りに動いてる様ですぜ。」
「後は、時間の問題だ。」煙草を銜えながらジンは言った。
「あの女の行方は、分かったか?」
「それが…全く掴めやせん。」
「フッ…まあ良いだろう、奴が動いてるこっちで待っていたら姿を現すだろ、シェリー同様にな。」煙草を銜えながら笑みを浮かべて…煙草の煙が夜の空に上がって行く。
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