第2話
紅く燃上がる建物、煙りが建物を覆い空に上がっていく。
その建物を遠くから見てる一人の少女、髪はブロンドで目は透き通るような碧い目、そして、整った顔立ち、その少女は息を切らし燃上がる建物を見ていた。その時、後ろから消防車のサイレンの音が聞こえ、少女は、何処かに歩いて行った。 〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 同時刻、その少女と違う場所に1台のポルシェが止まっている。 「兄貴が言った通りに奴を殺しやしたぜ」
ウォッカは、助手席に座る男に言った。 「これで組織の情報が外部に漏れることはない」
黒い帽子に隠れてどんな表情しているかは分からないが、ジンはタバコを吸いながら笑った。 「しかし、まさか奴が裏切るとは、予想を付きませんでしたぜ」
ウォッカは、車に乗りながらそう言った。ジンが笑みを浮かべながら 「ふっ、人の腹の中なんか、そいつにしか分からねえよ」
と言いながらタバコの煙りを吐いた。
「ずらかるぞ。組織を裏切った奴は他にもいる。その気配辿ってな」
続けてそう言った。
「了解。」
と言い車を発進させた。燃上がる建物を跡にして… その辺りに響き渡るサイレンがとても悲しい音に聞こえる。その業火を伴うように、運命の歯車は、今動き始める。絶望かそれとも希望になるかは、誰もしることは出来ない。この闇から見えるのは、誰も見つけることが出来ない。 |