第16話
「ジョディ、あのビルに向かってくれ。後10分しかない。」
「判りました。」
ジョディは、そう言いビルに向かって行った。その後ろからコナンも付いて行った。
「君は、此処に居るんだ。いいね…」
「ええ、わかったわ。」
ジェイムズは、奈月にそう言った。
ホテルの一室から野河琢司が出て来た。部屋の前に居た秘書と一緒にエレベーターホールーに向かった。
「後10分ですぜ。兄貴…」
「奴の死に顔がもうすぐ拝める…一瞬で。」
ジンは、タバコを吸いながら笑った。
「入口が見えて来たわ。」
ジョディは、走りながらコナンに伝えた。
「ジョディ先生、拳銃ポケットから出しておいて、奴等が何処に居るかは分からないからね。」
「わかったわ。後7分…急ぎましょ。」
ジョディは、そう言いコナンと一緒にそのビルに入った。
屋外レストランの入口にホテルマンに変装したベルモットが居た。その時、野河琢司がレストランに入って行った。
「今、ターゲットがレストランに入って行ったわ。」
[奴と会う人物は、来たか?]
「まだよ…何かあったら報告するわ。」
そう言い、ベルモットは、ターゲットの方を見て笑った。
「了解。奴が会う人物が来て、座ったら殺すばいいって事かい?」
[ああ、そうだ。それまで殺すな。」
「わかったよ。」
キャンティは、そう言い、スコープをターゲットに合わした。
「後4分…間に合ってくれ。」
ジェイムズは、車の前で時計を見ながら言った。
「消されるか…消されないか…運命は、どっちかよ。」
車に乗っている奈月が答えた。
階段を上る音が響く…ジョディとコナンは、一つ一つ警戒しながら登っていた。
「何処まで登るのかしら?」
「もうちょっとだよ。」 コナンは、ジョディを励まし、また登って行った。
その頃、赤井が階段を登っていた。タバコを吸いながら一つ一つ力強く登って行った。そして、最上階に着きドアのある方向に進み、ドアを開けた。
「後4分…もうすぐですぜ、兄貴。」
「フッ、奴の最期の景色がもうすぐ終わる…。」ジンは、ポルシェからランドマークタワーを見た。
7階にエレベーターが止まった。そのエレベーターから江藤雄磨が降りて来た。そして、レストランに歩き始めた。
「後2分…此のままでは、彼等に殺されてしまう。」
ジェイムズは、焦りながら時計を見て答えた。
屋外レストランの入口に江藤雄磨やっと来た。そして、レストランに入って行った。
「ジン…今、ターゲットと会う人物が来たわ。」[やっと来たか…後は、奴をあの世に送るだけだ。]
[ベルモット、お前はもう少し監視をしろ。]
「OK.ジン。」
ベルモットは、そう言いマイクから手を話した。
その丁度、ランドマークタワーから黒のポルシェが動き始めた。
江藤雄磨がレストランに入り、野河琢司に近付いて行った。
「江藤さん、待っていました。」
「待たせて済まなかった。まあ、話は食事をしながら話そう。」
「そうですね。」
江藤は、そう言い先に椅子に座った。
そのレストランから離れた所でキャンティがスナイパーを構えていた。
[そろそろだ。奴が座ったら消せ。失敗するなよ。]
「了解。さあ早く座りな。」
野河琢司が椅子を引いた。
「(あの世にすぐに送ってやるよ)」
キャンティは、ターゲットに標準を合わせ、引き金に手を掛けた。 |