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黒い影
作:紅佐洲仮



第15話


ホテルに江藤雄磨が入って来た。
「野河君は、もう来てるのか?」
秘書に尋ねた。
「はい、今部屋で休んでいます。」
秘書は、周りに聞こえない様に言った。
「20分したらレストランに来るように言ってくれ。それと、マスコミはこの事を嗅ぎ付けて無いだろうな?」
「はい、大丈夫です。」
その後、エレベーターに江藤雄磨が乗った。
「今、ターゲットが会う人物が来たわ。」
ベルモットがマイクで報告した。
[来たか…それで何時姿を出す?]
「20分後にレストランに顔を出すそうよ。」[ベルモット、お前もそこに向かえ。]
「OK.」
ベルモットは、報告を終え、エレベーターに乗った。
その頃、コナンはホテルの周りを見ていた。 「………」

「ジェイムズ、落ち合う時間は20分後です。」
「あと20分で彼等は、暗殺をするのか…」
ジョディとジェイムズは、どうやって彼を守るか考えていた。奈月は、ホテルを見上げ、
「(殺されるか…守れるか…貴方達、FBIに懸かってるわよ。)」
奈月は、心の中で答えた。
「ホテルの誰かに変装して、殺すんじゃ無いでしょうか?」
ジョディは、ジェイムズに尋ねた。
「いや、それなら貸し切りにしない筈だ。客がいた方が誰が殺したか分らないからな。」
ジェイムズは、ジョディの考えを否定した。
「じゃあ…」
「多分空からだよ。」
ジョディが言葉を止めた後、コナンが戻って答えた。
「空からってどうして?」
ジョディは、コナンに尋ねた。
「さっき言ってたでしょう。貸し切りにして、変装して殺すのは、無理って。」
「ええ、でもそれでどうして空なの?」
「あのレストラン屋外にあるでしょう。それに、貸し切りにしたら…空から狙撃した方が確実に殺せると思わない?」
コナンは、笑みを浮かべそう言った。
「確かに、それならありうる。人が限定されているなら確実に消せる。」
ジェイムズは、コナンの方を見ながら言った。
「じゃあ、彼等は何処かのビルから狙撃するということですね。」
「7階以上のビルからね。」
コナンが強調して言った。
「なるほど…狙撃するには、標的の居場所より高い場所に居なくてはならないことか。」ジェイムズは、説明しながら言った。
「しかし、7階以上のビルなんて…どのビルか判らないと。」
「結構絞られるよ。」
ジョディが悩んでいる所をコナンが言って来た。
「絞られるって…」
「狙撃するってことは、確実に決めなきゃいけいないでしょう。」
「じゃあ、ホテルに近くて、7階以上のビルってこと。」
「うん。そうだね。」
コナンは、そう言った。その話に、奈月が入って来た。
「でも、それだけで絞れるの?」
「ああ、このホテルのレストランは、海側で海が良く見える。てことは、海側には、7階以上のビルがない事だ。」
コナンが奈月に説明した。
「ホテルの後ろは、無理だから…左右のどっちかね。」
コナンの言葉にジョディがそう言った。
「そう考えると、多分右のあのビルだよ。」
コナンは、そのビルを見た。

そのビルの最上階には、屋外レストランをスコープで覗いている女がいる。 「ジン、こっちは準備できたよ。」
[ターゲットは、15分後そこに現れる。それまで動くなよキャンティ]
「わかったよ。」キャンティは、そう言ってスナイパーのスコープを覗いた。
「15分後にあんたは、あの世に連れてってやるさい。」
キャンティは、ターゲットの写真を見ながら答えた。












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