1月1日 腫れ だい名「[うで]さん」
●ユキ(ワタシだ!)は、お母さんが大好きです。お母さんがいそがしくないトキは、いつもいっしょにいます。やさしくて、あたたかくて、ゴハンがおいしくて、かわいいお母さん。いとしくて、こいしくて、ホントなら、手ばなしたくなかったお母さん。
手ばなしたくなかった…
お母さん。
きょうのことです。
お母さんとユキは[じんしゃ]に[おまいり]にいきました。
きょうは[ガンたん]という火でした。
お母さんは、おみくじをひくのにむちゅーで、ユキはひまです。
ひまで、ユキは、さみい火にしかできない、あそびをしてました。
口のナカから白いケムリがでてきて、おもしろ!です。もはもは、はあはあってすると、いっぱいでてきます。どのくらい、つずくのかなっておもって、はしってました。
ビューって、カゼさみいです。さみいので、はしるのやめました。
ここは、どこでしょう?きが、いっぱいあります。きは、しわくちゃでコワいです。[じんしゃ]もどっか生きました。
お母さんは、ユキをみすてました。
ひどい。あいしてたのに。ユキを[ふたたま]してたのね。しょせん、ユキは、にばんめのおんななのね。
そうおもうと、なんだか、[なみだ]から[め]がたくさんでてきました。
ユキは鳴きました。いっぱい鳴きました。
そんなときです。
スカートが、グイってひっぱれらました。
下をみます。しかし、いのちをたたれた葉っぱのジューたん、しかないです。たしかに、手からひっぱれらた気がしたんですが。
ワルいゆめでもみたんでしょう。このところ、いそがしかったから。
また、グイってひっぱれらました。
もう、なんですか?きれますよ。
すると、どうでしょう。ジューたんから、白い[うで]さんがはえてるじゃないですか。さいずは、お母さんとおなじくらいですが、お母さんのより白いです。
ユキは、血またでゆうめいな、あれかな?と、思いましたが、どうやらチガうようです。だって、ちょっとさわったら、
びくっ
ってうごくから、とれあえず[したい]じゃないようです。だから、ユキはききました。「活きてるの?」って。
すると、白い[うで]さんは、
ぶんぶん、ぶんぶん
って、[うで]全体をふりました。
ぶんぶん、ぶんぶん
ぶんぶん、ぶんぶん♪
ぶんぶん、ぶんぶん♪♪
ぶんぶん、ぶんぶん、ぶんぶん、ぶんぶんぶんぶ
はぁ、あきました。[うで]さんの手の[赤ちゃんゆび]をつんつんすると、[うで]さんはユキのあきを、さっしてくれたようです。
そして、きゅーにジューたんのナカにズルズル、うもれてしまいました。
しばらくすると、[うで]さんはジューたんのナカから、はいあがってきました。
手には、白いハンカチがあります。なみだで、ぐちゃぐちゃになったかおをふきたいユキにとって、それは口からヘドがでるほどほしいもの。[うで]さんに、「つかっていいの?」ってきいたら、ぶんぶんふりましたので、ありがたくつかわせてもらいます。
ひょい
[うで]さんは、ユキの手をよけました。ぷんぷん。[うで]さん、ぶんぶんしたのに、なんてことするの。
ひょい、ひょい
[うで]さんは、よけまくります。[うで]さんは、ジューたんを、じゅーおーむじんにうごきだしました。早いです。むちゃくちゃ早いです。
ユキははしります。おいかけます。つかれました、もうだめです。
でも、気がつくとそこは、
[じんしゃ]でした。
おみくじうりばのまえで、お母さんはおろおろしてます。
かわいいー。
ユキが、お母さんをよびます。お母さんが、ふりかえります。
……ん!
だきしめられました。
苦しいです。でも、あまいにおいがします。あ…強いです。だきしめすぎです。あー、お母さん。鳴きがおかわいいお母さん。
あいらぶゆー。
おしまい●
「きょうのぶんの、日記おわりー!」
ここは、ユキのへやです。
冬休み。ユキの小学校から、宿だいが出ました。日記です。それいがいは、[算数ドリルの十ページまで]などがあります。
「さ!ドラ○エふぉーでもしよっかな!」
「ゴハンできたよー!」
む!いとしきお母さんの、ゴハンができたようです!
ユキはD○をベットにほうりなげ、ドアを開けました。ドアを開けた、そこには…
白いハンカチがありました。よく見ると…
「これ…[うで]さんのだ!」
そういえば、あの[うで]さんはなんだったんでしょう?
ナゾです。 |