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歪んだ世界
作:アゲハ蝶



05:カウントダウンが始まる時





                     ・・・・・・8



         耳に届いた小さな声



                 それは聞き取れない程の小さな声



    ・・7・・・6・・・



                   一瞬のフラッシュバック



        真っ暗な部屋の中



                    俺はお前に、黒く輝く銃口を向けた



     『Game over』



                  そう言って、引き金を引いた



 乾いた爆発音が響き渡る中



          俺はただ、微笑っていた



                       飛び散る血は部屋を汚し



            俺自身も汚した



   ・・・・・5・・4・・



                        声が大きくなっていく



       数字の数は減っていくばかり



               あの部屋で見たのは、お前の死



          3・・・・・・2・・・・



                          すごく快感を感じていた



            ・・・・1・・・・0



                   カウントダウンが始まるとき



    終わったあとは、いつも気付けないまま終わる



                        




始まりと終わりはいつも一緒。
終わったときは、いつも手遅れ。
それは死を意味する終わりだった。













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