キラーローズドラゴン!
(・・・そこにいるのは誰だ!?)
その時声がどこからか聞こえてきた。
リリーはあわてて周りを見まわした・・・が、
リリー 「あれ?声はしたのに誰もいない・・・」
リリーは首をかしげた。
周りには誰もいなかった。
リリー (あたしの気のせい?)
リリーはそう思った。
(・・・ふん、おれを狙いにまたきやがったか・・・)
今度ははっきりと聞き取れた。
リリーはバラの方に向き直った。
声はバラから聞こえていた。
すると・・・
パシュァァァァァァァァァァァァン
突然バラの花が光りだし、蔓や花に包まれていった。
あまりの眩しさにリリーは目を覆った。
そして、目を開けた時には・・・
??? 「ふん、人間の小娘か。珍しいな・・・」
バラのあった場所には背にバラを持つ、全身とげだらけの翼が蔓などが集まって出来た、西洋のドラゴンが立っていた。
そのドラゴンはリリーを睨みつけるように見つめていた。
リリーは突然の事に驚いていた。
が、すぐに我にかえった。
リリー 「うわ~、意外とでっかい!それにすごい・・・ほんとうにバラがドラゴンだったんだ~!!」
実際にドラゴンを目の当たりににて最初に発した一言がこれだった!
ずいぶんと拍子ぬけした態度だった。
??? 「・・・ふん、おれを目の前にしながら、ずいぶんと余裕だな」
リリーはますます驚いた。
リリー 「へ~ドラゴンなのに喋れるんだ~!!かっかしこ~い!!」
リリーは目を輝かせていた。
??? 「ちっ、小娘、おれをなめているのか?」
ドラゴンの目つきが鋭くなった。
そして翼をはばたかせ、リリーのすぐ近くまで降りたった。
??? 「小娘、貴様こんな所まで何しにきやがった!!迷子になりましたとか言わせねぇぞ!」
リリー 「そんなわけないじゃん!!薔薇に潜む殺人竜がどんなんか確かめに来たの!」
??? 「このおれに会いに?はっ、何を言い出すのかと思えば、バカなやつ!」
リリーの言葉にドラゴンは嘲笑った。
??? 「まさかこんな小娘が次に来るとはな。おれもなめられたものだな!!」
そのドラゴンは爪をかまえる。
??? 「哀れなやつだな、誰に聞いたかしらねぇが、こんな所まで来るなんて。ここに来た者は小娘でも容赦はしねぇ、悪いが、生きてはかえさないぜ。覚悟しな!!」
そう言うやいなや、全身のとげが一気にはりめぐらされた。
どうやらリリーに襲いかかるようだ。
だが、リリーは動じていないようだ。
それどころか、呆れて肩をすくめていた。
リリー 「は~、こんなつもりじゃなかったのに・・・。でも、しかたないわね・・・」
リリーは地面に手をかざした。
そして、
リリー 「フラワーウィップ!!」
力強く叫んだ。
地面から百合の花が咲いたのだった。
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