どうしてリリーがこうなったのか多分わかります・・・
蝕まれた心・・・
がばね 「・・・やっぱどこにいても同じようなものかぁ・・・。まぁここにいても来る奴は来るけどな」
ここはかつてプロミネンスがあった地。
今は跡地となって今もまた存在していた。
二人はあれからずっとそこに居座っている。
リリー 「・・・皆幸せそうな顔して・・・。あたしの事も知りもしないでのこのこと現れて・・・」
リリーはさっきからぶつぶつと文句を言っている。
がばねはその様子をじっと見ている。
少し悲しそうな眼差しで。
がばね (あの事件が起きてから変わっちまったなリリー・・・やっぱまだ傷は癒えないんだな)
あの事件が起きてから、リリーの様子が変わった。
目つきは獣の如く鋭く血走り、つねに睨みつけるようにして周りを見るようになった。
誰も寄せ付けず、人々と接するのを拒絶する。
そしてなにより、リリーから笑顔は消えていた。
さらにあの事件が起きた後も、がばねを狙って来るハンターや殺人族などの者達がここを訪れてきていた。
最初はがばねだけが撃退していたのだが、それでもしつこくハンター達は狙ってきていた。
一人だけではなくて団体でも来るようになり、がばねだけではどうしようもない時があった。
リリーはがばねを守る為、自分の怒りや悲しみをわからせる為に、がばねを狙う奴らを全て殺してきた。
全てを失い、友に裏切られたという悲しみと怒り。
その思いがリリーの性格も態度も全て変えてしまったのだった。
リリー 「・・・また行けなくなった町が出来たわね。次行く時は別の町にしないと・・・」
リリー達は食料を調達したり、ご飯を食べたりする為に跡地を出て別の町へ行っている。
たいていはリリーが料理を作るのだが、その為には食料がないといけないし、たまには食事をしたい時だってある。
別の町へ行くのはしかたのない事。
だからさっきのような事も頻繁に起きるのだった。
がばね 「その為に行けなくなる町が増えるもんな・・・。ハンター達がおれ達を野放しにしてくれねぇから」
どこにいてもがばねを狙ってリリーに近づく者がいる。
リリーはそのたびに殺してきた。
もう数えきれない程。
それでもリリーの心は怒りや悲しみなどで蝕まれたまま。
それどころか強くなる。
その為リリーは誰も信用しなくなっていた。
がばねを除いて・・・。
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