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エルフの惑星 -Planet of the Elves- 作者:霧瀬ミツル
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#1-4 エルフ

 エレベータの出入り口は、大きな岩でカモフラージュされていて、俺たちが岩の出口から出ると、岩は鈍い音を立ててエレベータの出口を閉ざした。

 地上に出たそこは、森の中だった。
 風が頬を撫で、新鮮な自然の空気が肺を満たす、木々が生い茂っており、木漏れ日の合間を蝶が舞う、そんなどこにでもある森の中だった。


 『酸素濃度良好、ナノマシン濃度も良好、俗にいう良い天気です、マスター』
 『あぁ・・・旅に出るにはいい日だな』


 アリスはまるで子供のように両手を広げて円を描く様にくるくる回りながら俺の歩調に合わせてくる、AIの割にはアリスは子供の様にはしゃぐやつだな。

 『ふふん♪ふふ♪』
 『さてと、マリアの情報では地上の森を、南に抜ければエルフの小さな街にたどり着く話だったな』
 『はい、衛星写真からでは現在地から南へマスターの体力と歩調計算でおよそ2時間と行ったところです』


 そう言ってアリスは、現在地写真と目的地まで衛星写真から、他にもありとあらゆる地形情報や温度計など一気に俺の視界に展開してき。

 『いや、まてまて!一気情報を流しこまないでくれ、視界がごちゃごちゃしすぎだ、アリス閉じてくれ!』
 『むぅ・・・了解です』

 まるでウィルスサイトを踏んで、POPが一気に視界が埋め尽くされる勢いだったので、思わず声を上げてしまった、アリスはすこしむっと顔を膨らませてた。
 こいつ、ほんとにAIなのか?
 そして二人はそのまま生い茂る森をのんびりと歩いていく



---



 森を歩いておよそ30分ぐらいだったときだった。
 気付いたらケンケンパしてたアリスが急に足を止めて、前方を凝視してる


 『マスター』
 『どうした?急に、何か発見したか?』
 『前方にエルフが倒れてます』
 『?』

 そう言うと、アリスはすぐさま俺の視界に衛星写真を表示した。
 たしかに衛星写真では、俺たちの位置から前方に横たわってる人影らしく姿がうっすらだが見える、男なのか女なのかは森の木々が邪魔で判別できない。


 『昼寝?にしては変なポーズで横になってるな』
 『迂回ルートの検索を行いますか?』
 『いや大丈夫だ、このままいく、もうエルフの世界だ、避けたところでいつかは情報収集しないといけない』
 『了解ですマスター』

 さて、この世界初めての村人第一号さんとやらに初対面といこうか。
 いきなり取って食うことはしないだろ、しないはず・・・そう願いたい。



  ---

 『うぅ・・・』

 倒れてたその少女は、とてもデカかった・・・。
 人間女性でいうなら、乳房にあたるとこが凄くデカイ。
 その乳房のデカいエルフの少女は、地面で仰向けになって倒れて。
 その大きな乳房を支えるであろう艶かしい体に、美しい金髪のセミショートヘアー。
 そして最も異彩を放ってるのはその扇情的な衣装・・・。

 首元の襟から大きく左右にかけてにフリルが開き、その豊満な乳房が今に零れ落ちそうなで上半身、下半身に至っては前垂れで隠してるだけ、つまり目のやりどころに困るエロイ衣装を着てるエルフの少女だったのだ。

 『・・・ゴクリッ』

 『マスター、心拍数が跳ね上がってます』
 『むっ』

 じー、とアリスが俺の顔を覗き込んでいた。

 『マスター、マリアが説明をしてなかったので私が補足説明しましょう、本来生体アンドロイドつまりエルフですが、本来は調整ナノマシンを定期的に注入し、管理をすること自己修復メンテナンスのプロセスを行なってましたが、ですが現在人類の管理下から離れて野生化したことで、調整ナノマシンの代替として大気の環境ナノマシンを肌で取り込むという独自進化を遂げてます、そのためエルフ基本肌の露出が多い様です』
 『つまり、ようは肌面積を露出してナノマシン呼吸するてことか?』
 『はい、そうですね、人間で言うところの呼吸をするため肌露出が多くなってます、はい』
 『人間の生命創造の技術力も恐ろしいが、世界に適応進化したエルフたちも恐ろしいな、まるで人間そのものの進化と同じだな』
 『長年の衛星経由での観察から、やはり同じ人の形である以上、ある程度の進化のプロセスから文明の発展も似てしまうと、独立演算人工知能マリアはそう結論つけてました』
 『そうか・・・』

 リハビリ期間、マリアからすこしだけ話を聞いてたが、実物を見てるとやはりどこか似て非なるものなんだな、エルフて・・・。

 『うぅ・・・うぅ・・・』

 呻きを漏らすたび、エルフの少女はその大きな乳房を揺らし、何かに苦しんでる。
 しかし一体この少女になにがあったんだ?
そしてアリスが今度は横たわるエルフをじっと観察してた。

 『これはKですね』
 『K?』
 『はい、Kカップ』
 『・・・K』

 K、でかい・・・。

 『マスター、これっ!』

 そうアリスは俺に、少女の傍らに落ちてる何かを指差す。

 『ん?キノコ?』

 それは色鮮やかなキノコだった、そしてそれに小さな齧った跡。

 『検索してみましたが、該当糸菌類の情報がありません、恐らく新種のものです、記録しておきます』
 『なぁ、アリス・・・エルフて現在地上での知的生命体なんだよな?』
 『はい、そのように観測してます』
 『何故、見るからにヤバそうなキノコを食べた・・・』

 こんな見るからに鮮やかなピンクと黄の斑模様のキノコをよく食べる気になったな。
 あれか?エルフとの価値観が人間と違うのか?

 『うぅぅ・・・誰か・・・』
 『おい、君!大丈夫か』
 『体が痺れて・・・動けない・・・お願いです、街の方につれてってください・・・』

 声をかけると、エルフの少女はなんとか声を絞り出した。
 どうやら痺れキノコを齧って動けないでいる、街へつれてって欲しいと頼まれたわけだが・・・。

 『マスター、どうします?』
 『どうもこうも・・・どうしたもんだか・・・』
 『うぅ・・・旅の方・・・お願いします・・・うぅぅ・・・助けてぇ・・・はぅ・・・』

 痺れて苦しそうな顔の少女は、俺に見捨てないでと潤んだ綺麗な碧い瞳で訴えかけてくる。
 やめてくれ、女の子にそゆう目をされると男は弱いんだ・・・

 『マスター、早々に荷物が増えましたね』

 アリスは樹の小枝ででエルフの乳房をツンツンついてた、もちろんそれは質量がない俺の目にしか映らない映像なわけだが。

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