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最終話:人の話を聞かないと………
あー。相変わらず忙しい……

「京谷。ちょっとよろしいですか?」
「何スノウ?」
「ええ。実は………」

スノウが出したのは一枚の紙。
それは、部隊設立申請のために後見人になってくださいというものだった。

「……まあ。こんなこと頼むの一人しかいないな。今のところ」
「心当たりがお有りで?」
「ああ。今この時期となると絶対アイツだ」

ちなみに今俺は18歳。
ナイト・オブ・ラウンズの知名度は管理局最大になり、今や地上本部のお偉いさん方も任務協力を要請してくる。
俺は別に構わないので、了承している。まあ了承と言っても、ラウンズの一人一人に任務を受けるか否かが委ねられるが、今まで断ったことは一度も無い。

聖王教会のほうも、ロストロギアの捕獲や教導を頼むようになってきた。
………ああそうですよ。カリムとのお茶の時間もありますさ。

そのため、どこの部署からも引っ張りだこ。おかげで全員の魔力ランクと階級が一気に上がった。

で。この部隊の後見人になってくださいと頼む奴。
来年で19になる俺。

そうなれば答えは一人。
つかここに書いてある。

「八神はやて二等空佐。もうアイツもそこまで行ったんだな」
「ええ。懐かしいですか?」
「まあ、な。最近は会ってなかったし」
「私はこの間お会いしましたよ?」
「どうだった?」
「私を見るなり直立不動で敬礼をしましたよ」
「…そりゃあ。そうだろ」
「かなり緊張した面持ちでしたが、私にこれを渡してそのあとはそのまま立ち去っていきましたよ」
「………はやてでも緊張するんだ」

おそらく本人が聞いたら怒りそうな台詞を言った。
まあ俺は六課を作ることには反対じゃない。俺はその書類にサインをした。

ちなみにこれ。別に提督とかじゃなくてもいいらしい。
そこそこの地位についていれば、誰でも後見人になれる。

具体的には佐官以上の奴だな。

それでいてある程度知名度があると尚いい。

「ふぅ。少し休憩にするか。つか。他の奴らは?」
「『修練の門』に入ってますわ」
「全員?」
「ええ。珍しく皆さん、何もないので」

その何もない日に限って何かあるんだが………
まあいいか。

「私も行ってもよろしいでしょうか?」
「何も仕事がないなら構わないさ。基本自由だろ」
「はい。では」

というと、スノウも中に入っていった。
フィオネがそういえば見当たらn「きょーやー」いた。

「どうしたフィオネ?」
「えい♪」

と、いきなり俺に抱きついてきた。
……って!

「いきなり何すんじゃ!」
「京谷、紫苑の口調が移ってるー」
「うっさい!イキナリ何するんだよ!」
「んー?京谷分の補給?」
「なんだその聞いたことない成分は………」
「京谷に惚れている人は一日一回京谷に抱きつかないと中毒症状を起こすと言う……」
「俺怖ェ!!」

というか。それだと少なくともあと6人はいるはずだぞ!?
ん?ティアナ?いや……あの子だけは、あの子だけは違う!………と信じたい。

「まあ本音を言うと。しばらく京谷に抱きついてなかったからね」
「抱きつくな」
「うぅ~。だって京谷。私に冷たい」
「………」

冷たく接してるつもりは無いんだが…まあ最近は色々忙しかったし。構ってやれなかったか。
俺はソファまで行くと(この間、フィオネは、ズルズルと引きづられていた)、フィオネを抱え、俺の隣に座らせた。

「悪いな。構ってやれなくて。もう試験も終わったし。仕事も大部分が終わったから」
「……うん。ゴメン。我侭言って。京谷が忙しいの、知ってるのに」
「ん」

ヤベッ……最近徹夜しすぎたか。眠気が………

「悪いフィオネ。寝そう……」
「いいよ。寝ても。でも。ここで寝て?」

フィオネが叩くのは、自分の膝。

………まあいいか。

「ありがと。おやすみフィオネ」
「おやすみ。京谷」

ああ。柔らかいな……それに………暖かい。










◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

あらら。もう寝ちゃったんだ。
フフッ。相変わらず可愛い寝顔。あっ。でも言ったら怒られるね。

それにしても、はやてが部隊を立てるんだねぇ。すごいや。
何でもなのはやフェイトたちを集めたエリート編成らしい。

けど。私たちじゃないからリミッターつけないと駄目なんだよね。
そこのところ。何とかならないかなぁ。
リミッターをつければ、その分全体的な能力地が下がる。

高レベルの魔導師を入れれば入れるほどそうだ。

けど。私たちは違う。

遊撃部隊は、非常時などに際しては一番初めに動くことを前提とされた部隊。
もちろん、普通の任務もやるよ?

だからリミッターはかけない。
代わりに人数制限がついてしまう。

けど。私はこれ以上最高のメンバーはいないと思う。
けど。その分大変なんだよね。
京谷。最近は徹夜ばっかりだったから。

私は優しく、京谷の髪を梳いた。
サラサラしてて、すごく感触がいい。

すると、ノックする音がした。

「開いていますので、どうぞ」
「失礼します」

京谷を起こすわけにはいかないからね。
扉が開いた。
すると、そこにいたのはなのは、フェイト、はやての三人だった。
あっ。後ろに守護騎士四人もいた。

「どしたの?」
「あー。京谷君おる?」
「ここに」

そういうと、なのはたちがちょっと黒い笑顔になっちゃった。
あっれー?

「フィオネ。そこどいてくれるかな?」
「だ、駄目だよ。京谷が起きちゃうし……」
「大丈夫。京谷ごとフィオネも寝かせて(・・・・)あげるよ」
「ちょっ!そ、それは一番駄目!」
「ほんならどこうか?」

ううっ……カルトがいれば一発で場が収まるのに………

「さあ。早くしないと私のレイジングハートが火を噴くよ?」
「ちょっ!!だから!もうレイジングハートも主の暴走止めてよ!」
『すいません。今のマスターを止めることは、星を指先一つで破壊するのと同じくらい無理です』
「何その無理ゲー並の強さ!?」
「さあ……(なのは」
「はよぉな……(はやて)」
「ハリーハリーハリー……(フェイト)」

な、なんか最後だけ微妙にキャラ崩壊起こしてるような……

「……ったく。うっさいぞ。お前ら」
「京谷君!?」
「せっかく人が気持ちよく寝てたのに。起こしやがって」

あ。ちょっと機嫌悪いかも…

「んで。何の用だよ」
「あ。ゴメンな。寝てるのに」
「お前らが騒がなければいい話なんだが」

京谷は寝起きは悪い……というほど悪いわけではないが。さすがにちょっと機嫌が悪くなってるかな。

「んで。真面目に用は?」
「あ、うん。お礼を言いに来たんよ」
「礼?ああ。スノウにでも聞いたのか?」
「うん。まあ」

スノウ。何気に仕事早いよね。

「まあ礼を言われることじゃないさ。友人が協力を申し出ているのに、それを無下には出来んさ」
「それでもありがとうな。京谷君」
「どういたしまして」
「さて。他にもあるんだろ。例えば………アインス。出てこいよ」











◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

扉から出てきたのはリィンフォース・アインス。
着ているのは、白いセーターに青いスカート。

「で。どうした?」
「うん。まあ、な。私が部隊建てようとしてるのは知っとるんよ」
「ああ。理解。自分も何かの役に立てないかって聞いてきたんだろ?」
「……ホンマ京谷君は察し良すぎて怖いわ。けどまあ。そんなところや」

さて。どうしたものか。
アインはかつての力を失っている。

かつて闇の書として活動していたころの、莫大な魔力の大半をはやてに渡した。
しかし、魔力が完全に無いわけではない。

一応前線に出て戦えるくらいの魔力量は持っている。
大体、AAくらいか。

「けどなあアイン。はやてとしては、戦って欲しくなさそうだぞ」
「……ああ。それは分かってる。だから、戦い以外で、主をサポートしたいのだ」
「戦い以外、ねぇ。それならいいんじゃないの?」
「京谷君……私は、私はこの子をもう巻き込みたくn「何言ってるんだ?」えっ?」
「戦い以外なら、いくらでも役職はあるだろ。事務員でもお前の秘書代わりでもよ」
「あっ……」

お前……マジで捜査官か?
その抜けようはいささか気になるぞ。

「まあそんなところだろ。アインがいればお前の書類仕事も楽になるだろ」
「せ、せやけど……」
「主。私もあなたを護りたい。どんなことでも良いのです。お願いします」
「うっ……なのはちゃん…」
「まあ、今回ははやてちゃんが折れる番、かな?」
「フェ、フェイトちゃん」
「え、えーと………」
「まあいいじゃねえかはやて。戦いには参加させないことが条件でよ」
「京谷君………ハァ。分かった。アイン。これだけは守ってな?絶対に戦わないこと。これだけや」
「はい。我が主」

これで一件落着だな。
さて。俺はまた寝るか。

「つーわけで。用はこれだけ?」
「あ。うん。ホンマありがとうな。京谷君」
「ん。じゃあ俺は寝る。つか寝させろ」
「すごい眠そうだね京谷君」
「徹夜でもしてたのかよ」
「ああ。大体六徹」
「「「「「「「「「六徹!?」」」」」」」」」

うわっ、と!びっくりした。

「だ、駄目だよ!体壊しちゃうよ!?京谷君ただでさえ体が変な感じに出来上がってるのに!!」
「お前なのはに無茶するなって言えた義理じゃねえぞ」
「い、今すぐ寝よッ!じゃ、邪魔だったら出て行くから!」
「シャ、シャマル!今すぐ京谷君の体見たって!」
「はい!さっ、京谷君!こっちに!」
「はわわ~京谷さん危ないです~!危険です~!」

………うるさい。

「いや。普通に寝ればいい話だから。前にも同じことがあったけど、ぐっすり寝れb「前にも!?それじゃあ余計に駄目だよ!!」……」

なのは。人の話は最後までk「京谷君!こっちを向いてください!ちゃんと診れません!!」……


…………コイツラハ


「…(チャキ)」
「えっ?きょ、京谷、君?な、何でそんな無表情なの?」
「京、谷?」
「京谷君?その手に構えたものはな、んや?」

ヒトノ、ハナシヲ…………

スコシハキケヨ…………

キュイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィン!!

「ちょっ!何か回転してる!それになんか凄い魔力が集まってる!?」
「お、落ち着いて京谷!!こ、ここでソレやったら何かヤバソウだよ!!」
「そ、そうやで京谷君!ま、まずは深呼吸や!吸ってはいての繰り返しをするんや」





「ダマレ」





「「「ヒィッ!!」」」
「あ、主。ここは一旦引いたほうが……なッ!バインド!?」
「な、なんでアタシたちまで!?」
「し、しかもかなり強い!?これ一つのバインドに対してプログラム1000くらい組まれてるわよ!?」
「………最早デバイスいらずだな」
「ひ、氷上。ここは落ち着いて話を。というか、我が主にそれを向けるのだけは「ナニカ?」……い、いや。なんでもない」
「アイン!?主を見捨てるんか!?」
「………申し訳ありません。あとでどのようなお叱りも受けます。ですが。その……」
「ああ待って!アインさん待って!って何でフィオネも一緒!?」
「ゴメンね。あの状態の京谷は普段の3倍の魔力はあるから。あと見境無しに攻撃するから。そのバインド解けるの、私だけだから」
「だったらッ「ゴメン。アインが一番喰らったらマズそうだから先に避難してる。じゃ、頑張って♪(ヒュン!)」ああッ!」
「テメェラ」

ビクッ!

「ジセイノクハ、ヨウイデキタカ?コノヨニ、オワカレノアイサツハ、スンダカ?」
「きょ、京谷君話そう?話し合おうよ!」
「ハナシカ……」
「そ、そうだよ話し合いなr「オマエリュウノハナシアイナラ、イイゼ」…えーと」
「クッ!ここに来て『高町流話し合い術』を使うとは!」
「シグナムさん!それどういう意味ですか!?」
「あ、あはは。見えるかしら。なんかお花畑が……」
「気にするな。俺にも見える」
「………アイス、食いたかったなぁ」
「母さん……アリシア……もうすぐそっちへ逝きます」
「はやてちゃん……もう、ゴールしても、いいですよね?」
「皆死亡フラグ踏み過ぎやっ!もうちょいこの場を回避する方法を考えッ……」

「ソンナジカン。オレガアタエルトデモ?」

キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

「ああ。回転が激しく!!」

「ソレジャア、イッテミヨウカ♪」
「「「い、逝くのはイヤ―――!!」





「『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』」














◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「ただいま戻りましt、どうしたのですか?」
「ん?スノウか。いや。気がついたらこんな状況」

俺の目が覚めると、何故かそこには完膚なきまでに破壊された執務室があった。
いったい何が起こったんだ?
しかも近くにはなのはたちがボロ雑巾のように転がってたし。起こしたら起こしたで全員泣くし、顔背けるし。

とりあえず直すか。
俺は修理用宝具『働き者な小人(ウィッチドール)』を出した。
この宝具の凄いところは、細かな破片になっても物体を完璧に直してくれるところだ。
ただし、魔法で作られたものの蘇生は無理。

「フフッ。良かったですね。この子たちが働いてくれて」
「ある程度直したらあとは俺自身が直すさ」
「まああの時と違い、書類の量は倍以上ですから眠いのも分かりますが……」
「?何を言ってるんだ?」
「いえ何も」
「そうか。ハァ……にしても疲れる。まあ、皆楽しい連中だけどな」
「そうですね。さて。何か淹れましょうか?」
「紅茶。砂糖は無しな」

スノウの淹れる紅茶、美味いんだよな~。

スノウは微笑むとこういった。


「分かりました。氷上京谷提督(・・)
「階級付けヤメイ」
「失礼しました」

ったく。
さて。Strikersまで、秒読み段階か。
作・京「「A’s編、終わりました!!」」

作者「いやー。長かった。マジで長かった!」

京谷「最初は30数話で終わらす予定だったのにな」

作者「うん。マジでビビッた。でもこれも一重に読者の皆様からの感想のおかげ!」

京谷「そうだな。さて。感謝コーナー行ってみようか!」

作者「麒麟華様。カゲロウ様。シュウエイ様。デスティニープラン様。九尾様。プチ魔王様。舞月様。緋水様。綾崎様。蔵ハム様。Kの2乗様。黒天使様。本当に、ありがとうございます!!」

京谷「『七七七アンラッキーセブン』かぁ。使えるかな」

作者「お前は何でも使えるでしょ。おお。デカイ団扇にWドライバー&メモリ。愛媛産温室みかん一箱と桜の木もあるぞ」

京谷「エンデ・デアヴェルトに桜餅。果てはデバイス「エア」と俺の訓練用の人形っぽいのもあるぞ。すげぇな」

作者「さて。明日からはStrikers!」

京谷「見所は!」

作者「京谷のフラグ乱立フラグ!!」

京谷「死ねぇい!!」

作者「『全て遠き理想郷(アヴァロン)』!!そして!これを読んでくれた全ての人に無上の感謝を!!」

京谷「もちろんStrikersじゃあ俺らも介入するんだろ?」

作者「当ったり前よォ!!」

京谷「うっし!張り切ってやるか!」

作者「では皆さん!」

京谷「また次回作で!!」







スバティア「「………(ゴクリ)」」
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