ファイル311:業火の中の断末魔(クリーバー)『19・銀一のために美香は逝く』
美保
「銀一・・・私はあなたの事・・・ずっとずっと・・・永遠に大好き・・・よ・・・」
シュウウウウウウウウウウ・・・
美香
「み、美っちゃん・・・」
銀一
「そんな・・・美保ォォォォォーッ!!!」
美香
「美っちゃんーっ!!!」
しばらく2人は泣いていたが、ようやく落ち着いてきたようだ。
美香
「いつまでも泣いてなんかいられないわ・・・銀一君、行きましょう。」
銀一
「行くって、どこに?」
美香
「コナン君達のいる所よ。こんな所でムダに時間を浪費していても意味ないでしょ?」
銀一
「でも、それなら直接ファミリア達を追いかけた方が・・・」
美香
「何言ってるのよ!銀一君だってファミリアの魔力を見たでしょ!?エルちゃん達や伊澄ちゃん、弥生ちゃんに加えて、美っちゃんまで簡単に消し去るほどの魔力なのよ!!私達が普通に戦って、アイツらに勝てるワケがないじゃない!ここで私達が消えて、コナン君達に伝言を伝えられる子がいなくなったら、誰が美っちゃん達を蘇らせてくれるのよ!!」
銀一
「そうだね・・・美保達の運命は、オレ達にかかっているんだもんね・・・じゃあ、行こう。美香ちゃん・・・」
美香
「ええ。」
そう言うと、美香は手を合わせて念を唱え、背中に翼を出現させた。
美香
「銀一君、乗って!!」
トッ!
銀一が乗ると、美香は飛び上がった。
そして、白野邸に向かって飛び出した。
バビュン!!
白野邸
美保の部屋
ガサゴソ・・・
銀一は美保の部屋の押し入れで、何かを探していた。
数分後、銀一は何かを引っ張りだした。
銀一
「あった・・・美保が自分の体内にあるビッグジュエルを保管していた袋・・・この袋の中には、松葉ちゃんから預かっていた宝石も入ってるんだ。ちゃんと持っていかないとね。」
美香
「それじゃあ、行きましょ。」
美香と銀一は白野邸を出ると、再び空に飛び出した。
銀一と美香は今、空を飛んでいる。
銀一
「美香ちゃん、目的地の毛利探偵事務所まで後どのくらい?」
美香
「後7分弱で目的地の毛利探偵事務所に着くわ。全速力で飛んでいるもの・・・」
銀一
「そうか・・・」
美香
「銀一君?」
銀一
「ん?」
美香
「こんな時に何だけど・・・私実はね、山王学園に入学した時からあなたが好きだったのよ・・・?」
銀一
「え・・・?」
美香
「私だけじゃないわ。深雪ちゃんも弓雁ちゃんも・・・泉ちゃんも波香ちゃんも祐美ちゃんも・・・そして、エルちゃんや伊澄ちゃんや弥生ちゃんもね・・・でも、一番銀一君の事を愛しているのは美っちゃんなんだなぁって、あの時深くわかったよ・・・正直言うと、2人がつき合ってないのなら私が告白しようと思っていたぐらいなのよ?」
銀一
「美香ちゃん・・・」
美香
「驚かせちゃってゴメンね?いつ言えるかどうかわからないから、どうせならここで言っておこうと思ったの。だってもう・・・アイツがすぐそこまで来てるから・・・」
銀一
「な!?」
スゥ・・・
ニナミ
「ファミス!!」
ズアッ!!
美香
「ぐっ・・・コナンく〜んっ!!!」
美香は叫び声を上げると、銀一を地面めがけて放り投げた。
ブンッ!!
銀一
「うわぁぁぁぁぁ・・・!!」
ドンッ!!
ガシィッ!!
銀一
「え・・・」
「大丈夫?銀一君。」
美香
「来ていたのね・・・松葉ちゃん・・・」
松葉は銀一を抱え、無事に地面に着地した。
トッ!
その時、コナン達も駆けつけて来た。
ちょうどみんなで、阿笠邸に集まっていたのだ。
銀一
「な、何をする気なんだ?美香ちゃんは・・・」
刃
「わかるわ・・・彼女は自分を犠牲に、ファミリアを倒す気だわ!!!」
銀一
「そ、そんな・・・!!!」
ニナミ
「ファミス!!」
ボシュ!!
ニナミ
「ゴウ・ファミス!!」
ボシュ!!
美香
「(ゴメンね、銀一君・・・最後まで、一緒にいられなくて・・・)春水流忍法最終奥義・・・爆身雷撃破ぁ!!!」
ギュオオオオオオオオオオ!!!
銀一
「美香ちゃ〜ん〜っ!!!」
ドンッ!!! |