ファイル301:業火の中の断末魔(クリーバー)『9・まだ上があるのよ』
ファミリア
「少しだけ・・・本気を出しましょう。」
刃
「(バリーさんがいい勝負にもっていっていると思ったのに・・・まだファミリアは本気を出してなかった・・・?)」
瑛祐
「(おの・・・れ・・・そこまでの力の差が・・・)」
ファミリア
「ニナミ。」
ニナミ
「なまむぎなまごめなまたまご〜、なまむぎなまごめなまたまご〜。ウゥ〜、ヤッホホホ〜イ!!いけるわよぉぉぉぉぉっ!!!ファミリア〜!!!」
刃
「(あの小娘・・・凶暴そうね〜・・・。!!イヤ・・・そんなのんきにしてる場合じゃない・・・そんな場合じゃ・・・)」
ズオオオオオオオオオオ・・・
シュン!!
刃
「(ファミリアが消えた!?)」
バリー
「ガズン・イグリュウ!!!」
ドンドンドンドンッ!!
刃
「(後ろ!?いつの間に移動を!?)テオリイス!!」
ゴバッ!!
バガッ!!
刃
「!!(テオリイスの中を、生身で突っ込んできた!?)」
バリー
「頭を下げろぉ!!リアンちゃん!!」
刃
「!!」
サッ!!
バリー
「ディオガ・アムドルグ!!」
ゴッ!!
ドゴォォォォォ!!
ファミリア
「アハ!前に戦った傷、まだ消えてないのね。あの時あんなに痛い思いをしたのに、また勝負を挑んでくるなんてね・・・」
ニナミ
「ランズ・ファミス!!!」
ジャキッ!!
バリー
「(あの傷をつけられたのと同じ呪文!!!)ディオシルド・アオドルク!!」
ゴギィィィィィ!!
ファミリア
「ほぉ・・・」
バリー
「ハッ!!あの頃とはちがう!!だからこそ再戦を挑んだんだ!!!」
ファミリア
「だけど、私の方もまだまだ上があるのよ。」
ニナミ
「ヴィール・ランズ・ファミス!!!」
ゴシャアアアアア!!!
バリー
「な!?」
キース
「ちょっ・・・」
バッ!!
ドスッ!!!
ブシュウウウウ・・・
バリー
「お・・・おお・・・うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
刃
「(ファミリアの呪文を防いでいた、バリーさんの鱗がバラバラに・・・)リアン・リオウ・クロウ・ディスグルグ!!!」
グォォォォォ・・・
刃
「バリーさん、後ろへ!!!」
ブンッ!!
刃
「おおおおおおおおおお!!!」
ガッ!!
刃
「素手で・・・クソォ、負けるかぁぁぁぁぁ!!!」
キース
「バリー・・・」
バリー
「ああ、わかっている・・・(リアンちゃんがファミリアとやり合っている間に、狙いを定める。オレの最大呪文、『シオン・フェイイグリュウ』。音速をはるかに超える速度でファミリアに体当たり・・・ニナミが次に呪文を唱えた直後・・・息継ぎで次の呪文が唱えられない一瞬を狙う。)」
ニナミ
「ヴァ・イルミリオ!!!」
ボシュウウウウウ!!!
バリー
「(今だ!!!)シオン・フェイイグリュウ!!!」
ドンッ!!!
バッ!!
バリー
「(捕らえた!!この速度なら、逃げても逃げ切れん!)」
ズズ・・・
バリー
「!!(リ・・・リアンちゃんを盾に・・・!!?お、おお・・・曲がれ・・・オレの体。ファミリアの体だけに体当たりを・・・手・・・だけでも・・・)お・・・お・・・おおおおおおおおおお!!!」
メキメキメキメキ・・・
ゴッ!!
ドパァァァァァン!!
バリー
「グ・・・グガァァァァァァァァァァ!!!」
ファミリア
「狙ってるのはわかってたから・・・『シオン』を使われたらリアンちゃんを盾にしようと思って、ずっとくっついてたのよ。『リアン・リオウ・クロウ』なんて、弱い呪文に苦戦してるフリをしてね。もちろん、本当に『シオン』を使えるなら、たとえリアンちゃんを盾にされても、方向転換ができたんでしょうけど・・・今のバリーじゃ、あの距離では直線のみの移動が精一杯よ。『シオン』のすさまじいパワーをコントロールするには、まだあなたの体じゃ不十分なのよ・・・まして、深手を負った体ならなおの事。傷口から血が噴き出して、それこそ自爆してしまう。さ・・・少し惜しいけど、我がライバルともこれでお別れね。」 |