ファイル288:瑛祐とジンの秘密の面会『前編』
今日本堂瑛祐は、日向琴美と一緒に米花刑務所にやって来ていた。
この刑務所に服役中のジンから、面会を希望されたからだ。
瑛祐もジンには聞きたい事があったので、面会にOKしてやって来たのだ。
琴美
「大きいわね〜。」
瑛祐
「ああ、ここはいろいろな所から犯罪者が収容されるからな。」
瑛祐と琴美が扉をくぐると、高木刑事が出迎えてくれた。
渉
「よく来たね、瑛祐君、琴美ちゃん。ジンがいるのはこっちだよ。」
瑛祐
「ご案内、よろしくお願いします。」
渉
「ああ。さぁ、こっちへついて来て。」
瑛祐
「はい。さ、琴美。行くぞ。」
琴美
「ええ・・・」
高木に案内された瑛祐と琴美が面会部屋に着くと、すでにジンが来ていた。
ジン
「来たか。」
瑛祐
「ああ。じゃあ、高木刑事。後はボク達だけに・・・」
渉
「ああ、わかったよ。」
そう言うと、高木は面会部屋から出て行った。
ジン
「来てくれたか、本堂瑛祐・・・今日は彼女も一緒なんだな?」
瑛祐
「ああ。オレにとっては大切な恋人なんでね・・・」
いつもコナンや園子達に接している時の敬語口調が失われた瑛祐は、1人称も『オレ』になっている。
瑛祐
「ジン、アンタわかってるんだよな?オレの父さんや姉さんが、CIAだという事を・・・」
ジン
「ああ。知ったのはつい最近の事だったがな・・・」
瑛祐
「で?コナン君達の正体ももう知っているのか?」
ジン
「ああ。だがオレはもう、ペンデュラムアッドに未練はない・・・むしろ、今は恨みの対象だな。」
琴美
「恨み?」
ジン
「ああ。オレの愛する妻を殺害した恨みでな。それにオレは、娘も守らなくてはいけなくなった・・・」
瑛祐
「キャンティの事か?」
ジン
「ああ。本名は揚羽だ・・・」
瑛祐
「そうか、アンタも大変だな・・・」
ジン
「ああ。だがオレはコナン達を救うために、この身を犠牲にする覚悟はすでにできている・・・後半年で出所できるそうだからな。」
瑛祐
「そうか。だが、あまり命を無駄にしない方がいいと思うぞ?」
琴美
「あなたが死んだら、悲しむ人もいるんだからね・・・」
ジン
「そうだな・・・じゃあ、本題に入ろう。バレンタインの日ペンデュラムアッドのイフリートによって焼き殺された、キールこと水無怜奈についてだ・・・」
ジンは淡々と話を始める。
そしてその会話が終わった後、瑛祐と琴美は驚愕したのだった・・・ |