ファイル271:リアンとバリーはケンカするほど・・・!?『中編』
ドドドドド・・・
バリー
「You've got me in〜♪Between the devil and deep blue sea〜♪」
刃
「風月ちゃーん!ず〜っとそこにいるつもり?熱中症になっちゃうわよ。せめて帽子をかぶりなさいよ!」
風月
「平気平気!!私、帽子嫌いなのよ!刃ちゃんも来なよ!気持ち良いよ♪」
刃
「熱いし日焼けしちゃうからヤダ。それに、船は高い所の方が揺れが大きいのよ?船酔いしても知らないから!」
シュッシュッ・・・
刃
「ホントにもう!どうしてこんな事に・・・」
バリー
「こういう場合、子供はもう少しハシャぐもんだぞ。それに、退屈してたんだろう?」
刃
「ゲームに負けた腹いせに、自分の趣味の釣りで勝負しようだなんて、そっちこそ大人気ないんじゃない?」
バリー
「釣れたての魚を船の上でさばいて、晩飯にしてやろうってんだぜ?サービスだよ、サービス!ま、も〜っちろん、釣り勝負はオレ様が勝つけどなっ!!フハハハハッ!!」
刃
「・・・」
バリー
「ちなみに、これが得点表だ!!」
バンッ!
『鯛・30 ウツボ・25 鮪・20 鯖・20 平目・20 鰈・20 海胆・20 鮎・15 鰹・15 海月・15・鮹・10 烏賊・10 鰯・5』
バリー
「この図に表記されてない魚は0点とするっ!!制限時間は、原子時計で正確に出すからなっ!!!」
刃
「どこまで大人気ないのよ・・・あ〜あ、アタシも京都に行けばよかった。」
バリー
「・・・フン。チームメイトやユーリ、秀一にベッタリだと、後で辛いぜ?たまには慣れない人間ともつき合わなきゃな。」
刃
「・・・」
バリー
「あんなヤツらはめったにいないんだ。子供の頃に会えたってのは・・・ものスゴく運が良かったんだぜ?」
刃
「・・・!!そんな事・・・!!」
10年前・・・
秀一『初めまして。君達が叩きのめした前任者に代わって・・・『ザ・シスターアンドブラザーズ』の指揮を執る事になった、赤井秀一です。』
サスケ『『叩きのめした』なんて・・・人聞き悪いなー。』
アスカ『あのオバハンが悪いんだ!ヒステリーばっか起こしてさぁ!!』
パシッ!
秀一『・・・お手柔らかに頼むよ。』
リリー『ウチ、ひと月もたへん方に5万♪』
秀一『・・・』
ギュッ!
秀一『・・・よろしく、リアンちゃん。』
リアン『・・・アタシ・・・サイコメトラーで超度9よ?』
秀一『?知ってるよ?』
リアン『だったら・・・』
秀一『・・・』
リアン『・・・よ・・・よろしく。』
刃
「(言われなくても、知ってるわ・・・!!)」
バリー
「さーて、到着ーっ!!オレの秘密のポイントだ!!最初に釣り方ぐらいは教えてやろうか?」
刃
「必要ないわ。」
キュン!!
刃
「(鯛釣り用『三点仕掛け』、竿の長さは6メートル。飛ばし浮きに枝糸5〜10号、そして三叉サルカン。『三点投げ』という独特の投げ方さえできれば・・・浮きから針まで自然なラインが張れる。)・・・」
ヒュッ!
チャプン!
キュン!!
グンッ!
シャーッ・・・
刃
「こんな感じね?」
ビチビチッ・・・
バリー
「がーっ!!!上等だっ、チクショー!こっからはガチで行くぞ!!もう塩ひとつまみもやらんっ!!!」
ドドドドド・・・
バリー
「!!あ・・・!あの船は・・・」
ザ!
「着きました、教授!」
「ンー。」
ガチャ!
「おや〜?私の秘密のスポットに先客ゥ〜?」
バリー
「やっぱし・・・!!」
「あっ、!アイツ、ロズゴート・バリーですよ、教授!!」
「何ィ〜!?我が京都大外科部医局をソッコーで辞めた、クソナマイキなエスパーのガキかね〜!!落ちこぼれが、こんな所に目障りだナ〜!!」
刃
「京都大外科・・・?知り合いなの?」
バリー
「知り合いってほどでもねぇなぁ。3ヶ月ほど勤務したけど、アホらしくてアメリカに行ったから。教授も先輩も、医学より出世と保身、金儲けで頭ん中いっぱいでさぁ。少し透視しただけでこりゃアカンなと思ってよ・・・役に立ったのは、この釣り場の情報ぐらいだな。」
「ぬぅ〜!!キ、キサマァァ〜!!日本の医学界の権威たるこの私をっ・・・侮辱する気かねっ!!汚らわしいエスパーの化け物がっ!」
風月
「何ぃぃぃ?」
ザン!!
風月
「アンタ今、私の親友達の事を何て言った!?私の前でいい度胸じゃない!!海の水雲になる?クォラ!!?」
刃
「・・・風月ちゃん!?それ『藻屑』の間違い・・・」
風月
「春夏秋冬・・・爆殺!!!」
説明しよう!
『春夏秋冬爆殺』とは!
草雷火氷の4属性を1つにして、驚異的な破壊力を生み出す技の事であるっ!!
ゴガガガガ・・・
「ア・・・アイツもエスパー!?や・・・やめろおいっ!!訴えるぞーっ!」
刃
「どうする?止める?」
バリー
「イヤ〜あのジーさん、『普通の人々』や『ペンデュラムアッド』にも絡んでるってウワサだし・・・」
刃
「じゃあ、沈めた方が世の中のためかしら?」
グラッ!
風月
「・・・う?キャ・・・キャーッ!?」
ドテッ!!
刃
「風月ちゃん!!」
バリー
「お・・・おい!?どうした!?」
キュン!
バリー
「やべぇ・・・こりゃ熱中症と船酔いと、日焼けのしすぎだ!!なんでもっと早く言わねぇんだよ!?」
風月
「熱い〜、気持ち悪い〜!!」
バリー
「すぐ手当てしてやるからなっ!」
刃
「だから言ったのに、も〜っ!!」
「ブ・・・ブワーッハハハハハッ!!やはりエスパードクターなど役に立たんなっ!!身内の健康管理もできんとはなーっ!!」
バリー
「ぐ・・・」
「ギャハハハハ、バーカバーカ!!ギャハ・・・!!ハ・・・ハ〜・・・!!」
ドクン!!
バタッ!
「せ・・・教授!?」
バリー
「・・・!!」
「教授〜っ!?」
「脈は!?」
「意識レベル・・・」
刃
「何よ、そっちだってダメじゃない!ねぇ、バリーさん・・・」
バリー
「・・・イヤ。笑い事じゃねぇな。」
刃
「!?」
バリー
「あのジーさん、このままだとマジで死ぬぞ。緊急手術が必要になるかもしれん。」
刃
「え・・・手術って、ここで!!?」 |