ファイル270:リアンとバリーはケンカするほど・・・!?『前編』
アタシは剣野刃。
FBI捜査官であり、今はワケあって小学生をやっています。
緑の組織を壊滅させた後、アタシは東京にあるリリー姉のマンションに引っ越す事になりました。
その時、花鳥さんがずっと家を開けているというので、風月ちゃんはしばらくマンションにお泊まりです。
今日はバリーさんも来るらしいのですが、何が起こる事やら・・・
バリー
「何だよ、オマエら・・・こんな天気いい日にゲームかよ?」
風月
「バリーさん、黙って!気が散るっ!!」
ヴォォォォ・・・
風月
「この・・・!!次のコーナーで勝負よっ!!やぁっ!!」
バッ!
刃
「・・・」
ギャギャギャ!!
風月
「抜いたーっ!!・・・でも今、ワザと勝たせたでしょ?」
刃
「う、ううん。そんな事ないわよ?」
ジーッ!
そらし・・・
風月
「そんな事されても、嬉しくなーいっ!!」
刃
「だって・・・本気出したら出したで、負けて怒ってたじゃない!」
風月
「負けたら怒るの当然でしょっ!?」
刃
「意識して透視しなくても、なんとなくゲームのコツはわかっちゃうし・・・熱くなられちゃうとそっちの心理も伝わっちゃうのよ。ゴメン、次はなるべくうまくやるから・・・」
風月
「ゲームなんかやってられないわーっ!!」
ダッ!
刃
「ふ、風月ちゃん・・・!!ゴメン・・・」
バタン!
バリー
「・・・フーン。」
ニヤニヤ・・・
刃
「・・・何よ?」
バリー
「イヤ〜、なんでも透視える『レベル10』っつったって・・・まだまだ中身はカワイイもんだなぁと。」
刃
「どういう意味?」
バリー
「オレ達サイコメトラーは、触るだけで大抵の事はわかっちまうし、そうでもなくても心理戦で負けるワケないからな。こういう時は、バレないように手加減しないとダメだろ。友達だからって、そこまで手の内を明かすのは甘えすぎだよ。もうちょっと大人にならないとな。」
刃
「・・・聞いた風な事言わないで!アタシ達少年探偵団のつき合いは、そんなにヤワじゃないのよ!バリーさんにはわからないでしょうけどね!!」
バリー
「エスパーの先輩としてアドバイスしてやってんのに・・・カワイクねぇなぁ!そんなんだと、ユーリに嫌われっぞ!?」
刃
「ユーリ兄はアタシの事嫌ったりしないもん!!」
バリー
「!!」
刃
「ユーリ兄を他の人と一緒にしないで!!」
バリー
「・・・だといいがな。」
刃
「!!」
バンッ!
風月
「いい事思いついたっ!!バリーさんと刃ちゃんなら、いい勝負になると思うのよっ!!サイコメトラー同士のガチンコ勝負!!1回見てみたい!!私相手だと刃ちゃん、本気出せないからダメなんだもん!!それじゃ面白くないじゃない!?」
刃
「風月ちゃん・・・」
『ギガレース!!ゲットレディー!?』
バリー
「・・・」
刃
「・・・」
風月
「2人共、本気でやってねっ!?勝った方に賞品としてこれあげる!!抜け殻ポケモン、ヌケニンのモンコレ(モンスターコレクションの略)!!」
刃
「ありがと、風月ちゃん。・・・いらないけどがんばるわ。(わかった?アタシ達、あなたが考えるより、ずーっと仲いいんだから!!余計なお世話なのよ!)」
バリー
「(テメェ・・・仮にも目上の人間になんだ、それ!?調子に乗るなよ!?)」
刃
「(あーら、アタシは何も言ってないわよ?そっちが勝手に読んでるんじゃない。)」
カッチーン!!
バリー
「(オレよりも生きてねぇクセに・・・超度が高いからって・・・)人の親切にそういう態度は間違ってるって事教えてやるっ!!超度の差を人生経験で埋めてオマエを倒すっ!!!」
ギュンッ!!
刃
「・・・」
シュッ!!
カカカッ・・・
ドギャアッ!!
バリー
「!!」
ギャルルルルッ・・・
バリー
「何ィィィーッ!!い・・・いきなり高等テクの裏ワザかっ!!リアン、キサマッ!このゲーム!!読み込んでいるなっ!?」
ズギュウ〜ンッ!!
刃
「気を散らそうったって、ムダよ。人生経験って、その程度?」
バリー
「テ・・・テメェ、このクソガキッ!!マジで頭きたっ!!」
ドゴォォォ・・・
風月
「おめでとう!!祝福のキスとヌケニンのモンコレ!」
チュッ!
刃
「ありがと♪ヌケニンはいらないけど。」
バリー
「・・・」
ズ〜ン・・・
刃
「(ベー!!)」
バリー
「(こ、この小娘性格歪みまくってるじゃん!?ユーリのヤツ、よくこんな妹カワイがれるな!!?)」
刃
「(何よ、超度8ぐらいで人の事見透かしたみたいに・・・!!ユーリ兄、どうしてこんな人とつき合ってるのかしら。)」
バリー
「(よぉぉぉーし。いっぺんその鼻っ柱へし折ってやるか・・・!?世の中のためにも、教育的指導かましてやらぁ・・・!!!)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ〜ッ・・・!!! |