ファイル269:リリーの波乱な里帰り『後編』
ミルル
「バ・・・バカな・・・!!」
アーティ
「目を塞がれて、なぜあんな正確なテレポートを・・・!?マグレなんじゃない!?そうに決まってるんじゃなーい!!」
ヒュッ!!
リリー
「・・・ウチはレベル9やで!!そやけど、今はもう・・・レベル10や!!『ザ・シスターズ』を・・・ナメんなっ!!!」
ヒュ・・・
バキンッ!!
アーティ
「!!」
ヒュウッ!!
パッ!
ミルル
「ギャッ!!」
ドシャアアアッ!!
アーティ
「あ・・・ク・・・クソッ、しまったーっ!!」
ネバ〜ッ!!
リリー
「お返しやっ!!そのネバネバ、テレポートでは取れへんもんなっ!残るは・・・」
ユーリ『残るはヤツの念動能力だ。たぶんそっちの方は、粘着剤のコントロールに限定されてる。体からはがしながら攻撃してくるハズだから・・・』
アーティ
「この・・・」
ミルル
「小娘ェェェーッ!!!」
バッ!!!
ユーリ『ソイツにはかまわず、本体にトドメを刺せば、それで片がつく!!』
ドゴンッ!!
アーティ
「がっ!!?」
ミルル
「・・・!!」
ドロッ・・・
パシャアアアッ・・・
リリー
「アンタなんか・・・目ェつぶってても勝てるっちゅうこっちゃ!!」
ピクッ・・・
リリー
「誰やっ!?ユーリ兄やない・・・!?」
「正解だ。さすがだね。・・・こんな話を知っているか?テレポーターは、もっとも進化したエスパーなのだ。三次元空間を直に感知して、それを操るのだからね。」
リリー
「あ、その声・・・」
ジェイムズ
「レベル9から10に上がった君は、空間を把握する感覚もきわめて鋭い。目を封じられた事で、普段無意識に使っている超感覚が自覚できたんだ。すばらしい戦いっぷりだったよ、リリー君。」
リリー
「ボス!」
「シーット!!もうケリがついちゃったのー!?」
ジェイムズ
「!」
ユーリ
「リリー!!」
キース
「情報部の予知能力者達役立たずだわ!!アイツら欠穴よー!!アタシの流体念動能力なら・・・こんな敵、朝御飯前だったのにねー!!」
ビュン!
リリー
「キース!!来てくれたんやな・・・!!」
キース
「まったく!!このバカがもう少ししっかりしていれば・・・!!またリリーに借りができたわよ!?」
ザルチム
「ノーノー、イッツノットマイフォールト!!結果しか見ないの、アメリカ人の悪いクセだよ!!」
ヒュパッ!!
リリー
「ユーリ兄!!」
だきっ!!
ユーリ
「・・・よくやった、リリー!!オマエがいなかったらどうなっていたか・・・一緒にいてくれて助かったよ。」
リリー
「・・・礼なんかかまへん。ウチの能力は、仲間達みんなのためにあるんやもんっ!あ、そやけどボスのジェイムズさんには、金一封くらいもらっとこか!『思いやり予算』の半分くらいでええで?」
ジェイムズ
「・・・それがどれほどものすごい額なのか、知っているかね?」
ユーリ・キース・ザルチム
「・・・」 |