FBIから来た女:3〜猛火・赤の章(45/111)縦書き表示RDF


オリジナルキャラクター・ファイル11

リリー・ハートネス

リアンの姉であり、瞬間移動能力者(テレポーター)のFBI捜査官。

瞬間移動(テレポート)の超能力以外にも、体温が−273度まで一気に下がる氷体質(アイスボディ)の超能力を持っている。
瞬間移動で相手の近くまで近づき瞬時に凍らせる事で、他のメンバーとの連携プレーも可能になる。
ユーリの事を兄としてとても慕っており、好きという恋愛感情があるらしい。
氷体質になったのは、子供の頃ユーリや仲間達と隠れんぼをしていた際にうっかり冷凍車の中に迷い込んでしまい、ユーリ達が居場所を突き止めて駆けつけた時には冷凍車の中で激辛のお菓子(なぜか持っていたらしい)を少しずつ食べて寒さをしのいでいたのが原因の1つ。
氷体質のせいなのか、辛い物はまったく平気(むろん、ピンクペッパーや暴君ハバネロなども)で、むしろ大好物。
お金にけっこううるさい。
実はツンデレキャラ。
耳に息をかけられるのが大の苦手。
現在はザルチムと仲が良い様子。
FBIから来た女:3〜猛火・赤の章
作:ユーリ



ファイル267:リリーの波乱な里帰り『前編』


ジェイムズ
「そうか。クリーバーには逃げられたか・・・」

リラ
「はい。その上、コナン君達の友達の精神を操っています・・・」

ジェイムズ
「面倒な事になったな・・・とにかく、君達は急いでクリーバーの行方を探してくれ。早く見つけださないと、まずい事になるからな・・・」

リラ
「わかりました、ボス・・・」





リリー
「ええ〜?久しぶりにユーリ兄と里帰りやのに、グリーン車かいな・・・」

ユーリ
「オマエが一緒だからな。」

リリー
「自由席やったらよかったのに・・・久しぶりにユーリ兄独り占めやから、楽しみにしてたのに・・・2人っきりなんてめったにないやん?」

ユーリ
「2人っきり?ちがうよ?」

リリー
「え!?」

ザルチム
「やーっと間に合ったよー!新幹線は長いねー!お待たせー。」

ガッチャン!

ユーリ
「やぁ、ザルチム。」

リリー
「ザルチム!?こんなトコで何しとんねんアンタ!?メッチャ邪魔やん!!!」

ザルチム
「ホワット!?何って、ボク任務で京都に行くんだよ!」

ユーリ
「で、彼の案内役がオレの仕事。」

リリー
「(アカンわ。こんなヤツと一緒やったらムードもクソもない・・・)」

ユーリ
「ところで・・・ザルチム、オマエはどうして靴下だけなんだ?クツはどうしたんだ?」

ザルチム
「その点は任しといて!今回ボクは時間があったので、観光ガイドで日本文化を勉強してきたんだよ!なんせ、日本人の故郷、京都に行くんだからね!」

ユーリ
「ひょっとして・・・『電車に乗る時クツは脱ぐ』・・・とかか?」

リリー
「今時、そんなヤツはおらへんやろ・・・」

ザルチム
「ホ、ホワーット!?ク・・・遠隔透視能力(クレヤボヤンス)発動っ!!」

カッ!

ヴヴヴヴ・・・ン!!

ザルチム
「オーマイガーッ!!」

ユーリ・リリー
「やっぱり・・・」





リリー
「ほんで?ザルチムが受けた任務って何やの?ウチ、手伝うで?」

ザルチム
「おお、助かるよ!」

ユーリ
「今日はリリー、休日だぞ?」

ザルチム
「土地勘あるテレポーターは心強いよ!ヤツを止めるには、必要だろうからね・・・」

ユーリ
「じゃあ、リリーのテレポートで一回回ってみるか・・・」





リリー
「久しぶりに兄妹(きょうだい)デート気分や!」

ユーリ
「そうか?」

リリー
「そういえば、さっきから世界遺産の場所ばっか回ってるけど・・・ひょっとして、今回の任務と関係があるん?」

ユーリ
「たちが悪い能力者の犯罪者がいてね・・・」

ザルチム
「イエッス。アーティ・ホワイト・・・各地の世界遺産を壊しまくってる愉快犯だよ。アメリカ政府は威信かけてコイツを追ってる。この男の犯罪は我が国のイメージを破壊するからね。」

リリー
「その割には少人数やなぁ。」

ザルチム
「ヤツはテレポートをベースにした複合タイプのエスパーで、神出鬼没なんだよ。FBIの情報部によれば、ここに来る可能性は低いと出てる。ボスもキースも、確率が高い所に行ってるよ。」

リリー
「なんや。ほなもっとゆっくりしとってもええやんな?」





リリー
「こんな感じで!」

ザルチム
「ヤッホーイ!」

ユーリ
「マジメにやれよ!観光じゃないんだから!!リリーもオレ達についてなくていいから、もう帰れ!ずっと一緒にいたって意味ないだろう!」

リリー
「あ〜そぉ!意味ないんか?ほな用がある時に呼んで!?それ以外の時やと、邪魔やもんなっ!!」

ユーリ
「あ、イヤ、そういう意味じゃ・・・」

リリー
「ユ、ユーリ兄の・・・ウンコたれーっ!!ボケナスーッ!!」

ヒュパッ!!

ザルチム
「あ〜、女の子泣かした〜。」

ユーリ
「オレのせいかよっ!?オマエ達がはしゃぎすぎるから・・・」

ザルチム
「ボクは京都初めてだからはしゃいでたんだよ。でも、リリーちゃんがさわいでたのは、なんでだっけ?」

ユーリ
「!」

ザルチム
「原因のユーリがあんな言い方、かわいそうだよ。」

ユーリ
「ま、メールくらいなら・・・」

ザルチム
「!?ヤ、ヤツの姿が見える・・・今、京都に来てるよ!!」

ユーリ
「何っ!?」

ザルチム
「ああーっ!?そんな事言ってる間に、絵画らしき物に落書きをーっ!!」

ユーリ
「何ーっ!!?」

ピリリ・・・

「こっちもやられましたぁぁー!!」

「こちらも何者かが・・・!!」

ザルチム
「まずいっ!!応援が来るのも1時間後だ!!あと30分もあれば、アーティは犯行を終えちゃうよ!!ど、どうしよう、ユーリ!?」

ユーリ
「も・・・もしもしっ、リリー!!オレが悪かったー!!頼む、戻って来て・・・」

ヒュ・・・





パッ!!

ユーリ
「あ・・・」

リリー
「・・・ったく!男なんか勝手やなー!!都合のええ時だけ呼び出すんやから!言うとくけど、カンチガイせんとってな!ユーリ兄のために来たんとちゃうで!ウチは『美しい地元の京都』を守りに来ただけや!!」

ツンッ!

ザルチム
「お〜!ジャパニーズの『ツンデレ』!!やっぱり好きやね〜んっ!」

ユーリ
「載ってるのか、その本に・・・」

リリー
「やかましいわ!黙っとれ、ザルチム!!!」





アーティ・ホワイト
「さーて!ここでは何をやろっかな〜!?」

ミルル
「がんばってー!!」

ヒュパッ!!

リリー
「待たんかいっ!!アンタら人の地元で何してくれとんねんっ!!ウチの故郷でこれ以上、勝手なマネは許さへんでぇ!!!」

アーティ
「ホ〜ウ、FBIの特務エスパーじゃ〜ん?ちょっく〜らひねってあげよっかな〜?」












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