FBIから来た女:3〜猛火・赤の章(34/111)縦書き表示RDF


オリジナルキャラクター・ファイル2

笠原麻衣(かさはら まい)/白野美保(しろの みほ)

京都に住む、女子高生名探偵。
京都府警本部長を母に持つ。
18歳という若さの割に胸が大きく(IカップもしくはMカップだといわれている)、学校内での人気も高い。
幼なじみの瀬藤銀一とは仲が良く、実は両想いなのだが、お互いになかなか素直になれない。
その反面、『銀一を守らなければ』と思っているが、逆に彼に助けられる事もある。
実はすでに婚約中なのだが、同級生である深雪達からはすでに夫婦だと思われている。
なかなか素直になれず、クラスメイトに冷やかされる事が多い。
女子高生ながら、京都府警の刑事の資格も持っている(もちろん母のコネ)。
剣道の有段者で、刃とはライバルであり親友に当たる。
とてつもなくIQが高く、そのIQは測定不能。
演劇部部長、さらに学費免除の特待生。
白野蘭学塾15代目の塾長で、塾長としての責任感も持っている。
刃に関しては、リアンの頃からのつき合いで、女探偵としてのライバルでもある。
仕事でアメリカに少しいた頃、西洋系の顔をしているために嫌がらせを受けていた。
髪が青いのは母譲りで、西洋系の顔はフランス人の父、マシュー譲り。
白野蘭学塾の塾長やアイドルの仕事と学業の両立が大変だが、いたって普通にやっている。
性格は男勝りで、相手にキツい印象を与えてしまう事も・・・
24時間の間大人の姿に変身していられる、ATBT(オウトバイタル)6489の発明者。
弱点は方向音痴。
新選組の沖田総司の3段突きを上回る、9段突きの使い手。
沖田総司の3段突きは眉間、喉、腹の3ヶ所を突く技だが美保は3ヶ所に加えて両肩、両腕、両足の計9ヶ所も一度に攻撃できる。
剣道のライバルとして、富士川綾乃という女の子がいる。
青いメガネをかけてはいるが、実は度があってない伊達メガネである。
お酒にはからっきし弱い。
FBIから来た女:3〜猛火・赤の章
作:ユーリ



ファイル256:女名探偵VS顔なき殺し屋『前編』


京都府警



内海(うつみ)(ゆう)『京都府警警部』
「愛子さん、なんですか?このファイル。妖・・・虎洞・・・?」

瀬藤(せどう)愛子(あいこ)『京都府警刑事部長』
「カン・フートンと読むらしい。」


「ハァ・・・それでこれは?」

愛子
「中国マフィアの殺し屋よ・・・」


「こ、殺し屋!?そんなものがどうして・・・」

愛子
「実は、ソイツが最近日本に上陸したらしいという知らせと共に、中国警察が送ってきたのよ。」


「どうして殺し屋なんかが日本に・・・まさか、日本で殺しを?」

愛子
「まだわからないわ。だいたい、本当に入国したのかも未確認だからね。」


「ハァ・・・しかしなんですか、このファイル。妖虎洞ってのはあだ名で、本名、性別、年齢全て不明。身体の特徴もほとんどないとは・・・」

愛子
「向こうではこう言われているらしい・・・『妖の足音を聞いたら目を閉じよ、姿を見たら命を失う』と・・・そんなワケで、ヤツの目撃情報はほとんどないというワケよ。なんでもソイツは中国マフィアのトップ直属の殺し屋で、組織内でもソイツの素顔を知っているのは4・5人もいないという話よ。中国警察も手こずっているらしいわ。」


「しかし、妖虎洞ってあだ名だけじゃ、こっちも動きようがないですね。何も起きなきゃいいけど・・・」

愛子
「ええ。今は、『妖、来日』の情報が誤りである事を期待するのみだわ。」


「そういえば、今日美保ちゃんは来てないんですか?本部長もいないし・・・」

愛子
「琴葉はフランスに避暑に行ってて、美保ちゃんはホテルでゆっくりしてるそうよ。」


「そうなんですか・・・2人とも頼もしいのに、残念ですね・・・」

愛子
「ええ・・・」





京都プリンセスホテル



ジャーッ・・・

美保
「♪♪〜♪♪♪♪♪〜」



美保
「フゥ・・・スッキリ・・・ん?『中国マフィアの殺し屋・妖虎洞(カン・フートン)、日本に来日か!?』・・・ハァ・・・物騒な世の中になったものねぇ・・・下の売店にでも行ってこようっと・・・」





京都プリンセスホテル イベントホール



プルルル・・・

「おっと。」

「あなた・・・こんな時に電話切ってなかったんですか。」

「ああ、これは仕事の緊急連絡用でな。もしもの時のために切っちゃいけないんだ。外で話してくるよ。」


パタン・・・

「失礼しました。知り合いの結婚式の最中でしたので・・・はい?トイレに行け?」



「・・・あの・・・ここで何を・・・」




『Mr.黒崎、我々が何も気づいてないと思っているのかね。オマエの裏切りに対し、ボスは厳罰を持って処するという命令を下した。』

「ちょっと待ってくれ、誤解だ!話を聞いてくれ!」

『Mr.黒崎、判決はすでに降りているんだよ・・・』





「では、お届け先は白野邸でよろしいですね?」

美保
「はい、よろしくお願いします。」

「ありがとうございましたー。」



美保
「トイレに寄ったら、部屋に戻ってルームサービスを頼もう。なんか、お腹空いちゃったし・・・」





ズルル・・・

ドサ・・・

「完成任務了(任務完了しました)。」

干得好(ごくろう)。車巳経停在預定的地方(車は予定の場所に置いてある)。』

(ハオ)。」

ピッ。

カッカッ・・・

タッ。

スルスル・・・

ガチャ!

「!」

スッ・・・

カッカッ・・・

「・・・」

美保
「!!これは!?し、死体・・・」

ドン・・・

美保
「ダメだわ、もう死んでる!急所を刃物で一突き・・・恐ろしく鮮やかな手つきだわ・・・これはプロの仕業・・・?これ、真新しいわ。じゃあ犯人はまだ・・・?」

バッ!

美保
「このトイレには誰もいない。けど、私が入った時には誰とも会わなかった。!通風口のフタが開いてる!それじゃあ・・・」

タンッ!

スルスル・・・

美保
「うっ。せまい・・・」

ピタ・・・

美保
「(いる!誰かが動いてるわ・・・)」





「京都プリンセスホテルで殺人事件発生。犯人はホテル内の通風口を逃走中!!」

愛子
「美保ちゃん、ムリをしないで通風口から出て!!すぐに警察が到着する。」

美保
「ダメよ、この通風口はホテル中に張り巡らされてるの。全部の通風口を塞がないかぎり逃げられちゃうよ。犯人の顔を見た人がいなさそうなの。せめてヤツがどこから出たのかぐらい突き止めておかないと、捕まえられないよ。」

愛子
「犯人の顔を見た人がいない?」


「愛子さん、まさか・・・」

愛子
「ええ。美保ちゃん、あなたは非常に危険な状態に陥ってる可能性があるわ。ただちに通風口から出て!!」

美保
「大丈夫、また連絡します。」

ピッ!

愛子
「あ、美保ちゃん・・・切っちゃった。内海君、急いで!!」


「はい!!」





美保
「!3つに分かれてる・・・どっち?」

カンカン・・・

美保
「こっちだわ。」

カンカン・・・

美保
「また分岐。右だわ・・・」

カンカン・・・

美保
「また、右・・・!!(ヤバイ!!罠!?)」

ヒュッ!

ズダン!!

美保
「キャッ!!(クソ、追跡者の気配を感じて、確認のために一回りして見せたんだわ。)」

ガガガガ・・・

美保
「(来る!ヤツの狙いは正確だった!夜目が効くんだわ!だったらこれで、どうだ!!)」

ピカッ!

「!!」

美保
「動きが止まった。今だわ!!」

パシュ!

ドッ。

()。」

美保
「やったか?・・・!!うっ・・・」

「見たな・・・私の顔を。」












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