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FBIから来た女:3〜猛火・赤の章
作:ユーリ



ファイル245:地球の神秘と陰謀(ストラテジー)『9・海底での遭遇』


ぐぐぐ・・・


「あ・・・危ない・・・やぁぁ!!」

バシィ!!

『ゲ・・・?』

ヨロロ・・・


「今のうちだわ!!」






「あ、危ない・・・もう少しでアタシ、食べられちゃうところだったわ・・・それにしても・・・」

キョロキョロ・・・


「ずいぶんと遠くまで、泳いで来ちゃったなぁ・・・早くみんなの所に戻らないと・・・ん?」

スィーッ・・・


「サ・・・サメ〜ッ!!」

『・・・』

ギロッ・・・


「な、なんか・・・スゴ〜くヤバい予感が・・・」

『シャアアア!!』


「や、やっぱり〜!!」





楠本
「えっ?刃ちゃんがいない?」

繭美
「うん・・・朝起きたら、布団がカラになっとって・・・」

幹彦
「刃ちゃんの事だから、どっかの海で泳いでるんやないの?」

健太
「そやそや!」

楠本
「それならまだいいが、あの海には凶暴な生物もたくさん生息している。彼女を探しに行った方が良いだろう。」

幹彦
「そうですね・・・」

繭美
「刃ちゃん・・・大丈夫やろか・・・」






「キャアアアア!!助けてぇ〜っ!!」

大丈夫ではなかった。

『ジャアアア!!』


「アンタねぇ!エサにするのならアタシなんかより、もっと脂がのったおいしそうな魚にしなさいよ〜っ!!」

『・・・』

ボソボソッ・・・


「アタシの方がおいしそうですって〜!?」

コクコク!


「冗談じゃないわよ!アンタなんかに食べられてたまるもんですか〜っ!!」





バシャバシャバシャバシャ・・・


「しつこ〜い!!」

『ジャアアア!!』


「泳ぐの疲れてきたぁ・・・」

『・・・(ニヤリ!)ガァァァァァ!!』

ガバァッ!!


「キャ〜ッ!!」

ヒョイッ!!

ゴォン!!

『ガァァァァァ・・・』

ヒュウウウウ・・・


「あ、危なかったぁ〜・・・」

シュルルルル・・・


「え?」

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる!!


「キャアアアアッ!!」

ギュン!!

ビタァァン!!


「こ、これって・・・オオジョロウウミグモの巣・・・!!」






「う〜ん、う〜ん!!」

ジタバタ・・・


「うぅ〜ん!!」

シーン・・・


「え〜ん、ほどけない・・・アタシ、どうなっちゃうの・・・?」

ゾロゾロ・・・


「キャアアア!!ん?よく見れば、アタシの周りにいろいろな魚や動物が・・・そっか、ここは蜘蛛の巣・・・親が子供に必要な栄養を与えるために、いろんな魚達を捕まえてエサにしてるってワケか・・・ちょっと待って!じゃあ、アタシって・・・コグモ達のエサって事!?イ、イヤァ〜ッ!!だ、誰か助けてぇ〜っ!!!」






「もう夜か・・・そろそろ、蜘蛛達の食事が始まる頃かな?」

『シャアアア!!』

プスッ!!

ゴキュゴキュッ・・・

ジャアア・・・

チュウチュウ・・・


「なるほど・・・コグモ達は自分でエサが噛めないから、親がああやって栄養を液状にして与えてたのか・・・って、感心してる場合じゃないわ!なんとか、ここから脱出する方法を考えなきゃ・・・でも、体は蜘蛛の糸でグルグル巻きにされてるし、巣に貼り付けられてる・・・動きたくても、動けないよ〜っ!!うぇ〜ん!!」

プスッ!!


「もうすぐアタシの番か・・・」

干からび〜・・・


「う・・・」

ゾクッ・・・

ジリジリ・・・


「(こ、こっちに来る・・・!!)」

シャッ!!


「!!」

ビカッ!!


「え?」

ドシャ・・・


「蜘蛛達がノビちゃった・・・」

「大丈夫かい?」

スタスタ・・・


「あ、あなたは誰!?」

「ボクは、海底人だよ。」


「か、海底人!?」

「早速ですまないけど、君に用があるんだ、剣野刃ちゃん。長の命により、君を海底帝国に連行します。」


「え・・・ええ〜っ!!?」












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