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ハロウィンでの出来事 2016

作者:坂本光希
 今はハロウィンの真っ最中だ。

 正直俺はこんな祭りごとは嫌いだ。

 ワイワイガヤガヤどんちゃん騒ぎ。何が楽しいのか不思議でしょうがない。

 全く進歩してないじゃないかとも思う。

 けれど、小さい子がやるのはいいと思う。

 お菓子がもらえていいしな。

 俺も幼稚園児の時はやってたな。

 近所の家回って。

 んでもって俺は今、スマホ2つと財布、それとお菓子を持って河川敷をうろついている。

 ホームレスでいっぱいの河川敷で。

 別に俺はホームレスではない。

 こういうホームレスを見てあざ笑う側の人間だ。

 俺がホームレスを見ながら歩いているとふいに太もものあたりを叩かれた。

 痴漢! 俺は男だ! とか思って振り向くとそこには3人組の子供がいた。

 小学1年生くらいだろうか。

 男の子が2人と女の子が1人。

 気弱そうな男の子はフランケンシュタイン。

 強気そうな男の子はオオカミ男。

 女の子は魔女だろう。

 魔女の方は黒髪のポニーテールで、俺と同い年くらいならまっさきに飛びつくが、俺はロリコンではないからそんなことはしない。

「「「HAPPY HALLOWEEN!! Trick or Treat!!」」」

 せーのっせーで、とか言って3人で声を揃えて言ったその言葉は妙に発音がよかった。

 かわいいな。英語でも習っているのかな。

「はいどうぞ」

 俺はそう言って1人二つアメを渡した。

「「「ありがとう!」」」

 3人は大声でそう言ってアメを受け取り、走っていった。

 そして、子供たちがいなくなると何故か俺はスマホを取り出し、その子達を動画でとっていた。

 何かが起こる予感がしたのだ。

 案の定、その予感は的中した。

 なんとあの子達はホームレスの方へ行ったのだ。

 そして、なんと俺から貰ったアメをホームレスに渡したのだ。

 俺から貰ったアメをあげるなんてなんて優しいんだろう。

 今の子はそんなに優しいんだな。

 それに比べて俺は、ホームレスを見てあざ笑うことしかしない。

 なんて恥ずかしい人間なんだろう。

 これからは俺もそんなことはしないようにしよう。

 俺の嫌いなハロウィンでこんなことを気付かされるとは思ってもみなかった。

 その後、俺は家に帰り、その動画をTwitterとYouTubeに投稿した。

 題名は『ハロウィンの日の心優しい少年少女』

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