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第一回ネタ書き出しをひたすら書いていく講座

『最後のナポリタン』

死にたくない。
クレーンに取り付けられた鉄球が今俺の体に迫り、横凪ぎに吹き飛ばそうとしている。
そのクレーン車を動かしているのは俺の母だ。


『サイバー忍法美魅子』
天ぷらすら満足に揚げられないアタシは家を追い出された。
コロッケなら出来るのに。
悔しいんだけど晴らす方法がない。
もうチャンスはないのだから。


『異世界で育てる穀物:魔法で食料自給率は上がらない』
この世界の畑はある害虫にやられていた。
俺はそいつをどうしてもどうにかしなければならなかった。
その害虫の名前はポポンポススポポンス。


『戦場よりも地獄』
この戦争が終わったら、俺離婚するんだ。と冗談ぽく言ってみた。
それを聞いて、じゃあ絶対死ぬなよ、とリックが笑いながらナイフで歯を器用にほじくった。
そうだ、死ぬわけには行かない。俺は死ぬわけには行かないのだ。
死ねば俺の家はあいつのものになる。

解説
『最後のナポリタン』
タイトルから想像してこの書き出しで
一体どういう話なのか、という効果を狙いました。
ナポリタンという固定化したイメージをまず読み手に与え、次の書き出しでナポリタンのイメージも保たれたままに衝撃の展開へ
ナポリタンの固定化されたイメージは強く、そのお陰で書き出しが読み手の中で解離する前に、「ナポリタンとその話がどう結び付くんだ」というワクワク感が産まれる訳です。

『サイバー忍法美魅子』も同様で、こちらはインパクト重視のタイトルから、平凡なトラブルへの移行で「タイトルからもそんな感じだがこの子は一体何者なのか」という印象を与えることを考えました。

次の二本は、タイトルの説明をインパクトある書き出しで読んでみたくなるように仕上げてみました。

このように、タイトルと書き出しの関係は非常に大切なのです。
よく、書き出しを気にして悩む人がいます。僕は悩みません。考えはしますが。

読み手はまずその作品のタイトルを知っています。
そしてそのタイトルのイメージから書き出しを見て、それが結び付き、「成る程こういう話か」と理解が産まれ、次のページをめくり、この本と旅をしてくれるのです。

書き出しは主人公を走らせる、ともよく聞きます。
だったらタイトルは「足が折れてもダッシュマン」にするべきです。
書き出しでこの主人公足折れてるのかな?折れてないのかな?と気になるはずです。

本はタイトルで読まれると言ってもいいのです。
スタティック(静的)だと中々読まれません。
主人公の名前とか造語とかメッセージめいたものとか、強いイメージがそれほど湧いてこないとページをめくりづらいものです。

このタイトルで読み手はどんなイメージを持つだろうか、と考えたらカッコだけつけたタイトルは命取りなはずです。
意味が解らないと作品の意味まで解らないのです。

最後のナポリタンだって意味が解らないだろ!と自分でツッコミを入れましたが、強いイメージを抱かせた後で、意味は作品の中で表現すればいいのです。

タイトルをそんな書き出しと結びつけるだけの役割にしたくない、作品全体でタイトルの意味を表現したい、という人もいるでしょう。

だったら一言だけいいます。
書き出しに一生悩むんですか。

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