え〜どうも、作者のなかたくだ。今回は小説ということもあって警護ではなく普段の口調なんだけど勘弁して。
さて、突然なのだが僕がいきなりこんな短編小説を書くことになった。なぜだろうねぇ?その理由は簡単だ。ある友からこう言われたからだ。
「ノンフィクション小説を書いて」
とな。
初めはノンフィクション小説を書くのは僕の中でけっこう抵抗があったりもしていたのだが、まあ今日はちょうどそいつの誕生日ということもあってこうして書くことになった。
よって読者の皆様、ついて来るとよい。後悔するから。
僕が通っている学校は、どこにでもある平凡な県立高校だ。別段、某人気ライトノベルのように宇宙人や未来人や超能力者はいない至って平凡である。少なくともいたとしても僕は会っていないからいないということにする。仮定する。虱潰しに拷問をかけて自白を強要するとなると出てくるかもしれないが。
登校時間は、1年は8時10分まで、2年は8時15分まで、3年は8時20までにしなければならないので、現在2年である僕は8時10分までに何とか登校しなければならない。
通学路は、坂あり平面路ありやたらと危なっかしい車の交通がけっこうあるのに信号のひとつすらついていないところあり……と、けっこうなデンジャラスロードを通学してきているわけだ。
家から学校までは大体20〜25分ほどかかる。もちろん自転車通学だ。そうでなきゃ僕は途中で挫折しているに違いない。
そしてデンジャラスロードを“猛”がつくほどのハイスピードを出していつも5分前には校門をくぐりぬけている。途中、スキンヘッドな現代文&古典担当教師や、マスマスチック(?)な数学教師が校門前に立っているので心なしの口頭だけの「おはようございます」を言い、とっとと学校の敷地内に入って自転車置き場に自転車を止めて、頭がただただ痛くなるだけの教科書が押し込まれているでかいカバンを持って自分のクラスまで行くのだ。ちなみにこのときの曜日は確か火曜日……つまり2日前のことだ。……補習があって7時20分に登校していたような気もするが、まあいいだろう。
そして8時40分、授業が始まる。うわーい。投げやりな歓声が僕の中で響いている。やる気がでないねぇ。2年だからそんなことも言ってられないんだけどさ。
そして、ただただ僕を眠りへと誘う先生たちのお経のような説明を聞きながら12時30分になった。4時間目終了だ。うわーい。この僕の中で響いている歓声には僕も賛同したい。
さて、僕は弁当を食べることにする。そのとき一緒に食べるやつたちは、
「よし、トイレいくぞ」
平面ぺったん(匿名)である。……そう、実のところ僕も最近わかったことなのだが、去年突如として現れた謎の自殺サイトお似合いな小説“無価値22”を投稿していたのがこいつだったのであるッ!まさかこんな身近にこのサイトに黒歴史を刻み込んでいたやつがいたとは……。平面ぺったんの友として代わりにここで詫びておきます。ごめんなさい。
そして、こいつがたいてい僕に会って言う言葉が先ほどの発言である。ひとりでトイレに行けないのか、こいつは。
だいぶ前こいつにそう言ってやったのだが、こいつはなんて言ったと思う?「花子さんが出るかもしれないじゃないかッ!」である。だったらそいつに便器に吸い込まれるといい。
そのほかにはWさん(匿名)がいたりする。こっちは平面ぺったんと比べればずいぶんと常識人である。生真面目すぎるのが玉に瑕なのだが。
その面子で僕は弁当を食べ、そして5時間目6時間目が始まった。うわーい。……説明しなくともわかってくれ。
あいかわらず眠たい授業。子守り歌にしか聞こえないのは何でだろうか。昼のうららかな陽気がさらに僕の眠気を増大させ、生き地獄を存分にあじわい続けながら5,6時間目の授業も終了。
その後、教師からの明日の連絡を重要な部分だけ聞いて後は右耳から左耳へと教師の言葉がすり抜けさせて、清掃だ。ちなみに僕は教室掃除だ。
そして掃除を適当に終わらせて、僕は部活をするべく部室へと向かう。
僕の所属している部活は、ずばり科学部だ。科学部と聞いて皆はなんと思うだろうか?実験とかいつもしていそう……そう思っている人たちが大半だろう。
ふふふ……あまい。甘すぎるぞ。他の学校の科学部はそうかもしれんが、少なくとも僕の所属している科学部はそんなのではないッ!
科学部……科学部に所属している者たちの中では別名こう呼ばれている。――プレイ部と。
プレイ部……はっきりと単刀直入に言ってしまえば「遊び部」である。所属している僕が言うのもなんだが部活ではないッ!
生徒手帳に「部活動の内容が、何らかの教育的成果をあげあれるものであること」と書かれているのだが、はっきり言おう。NOだッ!
あえて言うなれば、遊ぶことで精神的に若さを保つことができる……ということだろうな。
ガラガラ〜と引き戸を開け、部室の中に入るとそこではすでに2人の部員がいた。
ひとりは科学部の部長(匿名)。2人目はチャップリンならぬトックリン(匿名)。そしてもうひとりは平面ぺったんである。
今のところ集合者はたった3名のようだ。僕を合わせれば4人だが……と、僕がそう思っていたとき、新たにもうひとり入ってきた。
「部長……あ、いた」
見つけるなりそう言うのはとっつぁん(匿名)である。なぜとっつぁんなのかって?なんとなくそんな感じだから。そしてこのとっつぁん、科学部じゃないのになぜか科学部にやってくるのだ。なんでだろうねぇ?顧問の教師も公認済みだし、何でもアリ感がこの部活にはあるね。ちなみに顧問の教師暇ここにはいない。おそらく会議か何かだろう。
そして続いてガッキー(匿名)が入って来ようとしていたとき、
「帰ってええで」
トックリンが無責任なことをガッキーに言うと、ガッキーは「やったー☆」とか言いながら入ってくるのをやめとっとと帰ろうとする。
「おいおいッ!あいつはそういったら絶対帰るんやからそんなこと言うなってッ!」
トックリンを一喝するなり、科学部の保護者的存在の部長は部室を出て、ガッキーの首根っこをつかんで引きずって部室へと強制連行してきた。がんばってるねぇ、部長。
さて実のところ後2人、2年で科学部のやつはいる。ひとりは……アレ?なんでだろう?顔は思い出せるのに名前が思い出せない…………。まあいいや。ひとり目はアレ(匿名)で、もうひとりはひょろり(匿名)である。
アレのほうはともかく、ひょろりはなぜこないんだろうねぇ。部活があるときは大抵やってきて、部室にセッティングされているパソコン一式に、勝手にパソコンゲームをインストールしてそれで遊んでいるのに……。おそらく図書室にあるインターネットに接続されているパソコンでもいじっているんだろうねぇ。もしくは塾とか……。
ちなみになぜ“アレのほうはともかく”って言ったのかは、幽霊部員だからである。だからめったなことでは来ないのだ。以上、説明終わり。
そんな感じで今回集まったメンバーは僕、平面ぺったん、部長、ガッキー、とっつぁん、トックリンである。
さて、ここからは部活開始である。
部長と平面ぺったんは部費で購入したソーラーで動くラジコンカー(?)を組み立て始め、トックリンと僕は授業中に出された宿題をし、とっつぁんとガッキーは黒板に適当ならきがきをして遊んでいる。ちなみに黒板には、僕が遊んで書いたマリオがサザエさんヘアーをしている姿が未だにある。たしか2週間ほど前に書いたものだった気がするが……まだ残っている。
そして僕も宿題するのに飽きて途中からとっつぁんとガッキーのもとまで行き、適当な会話をしながら、生き物なのかどうかも判別がつかない謎の落書きを黒板にしながら時間が過ぎていき、顧問の教師が来たところで部活は終了となった。
さて、これほど平和で自由な部活が他にあるのなら是非、ご連絡いただきたい。僕たちもたぶん負けないようにするから。
ああ、そうそう。部長に部活のノンフィクション小説を書くって僕が宣言したら帰ってきた言葉がこれだ。目に焼き付けるとよい。
「やめてくれ。我が部の恥を晒すのは」
苦労人だねぇ、部長……。
つくづくそう思ったよ。僕のせいでもあるんだろうけどさ。 |