挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

ブックマークする場合はログインしてください。

別に増えてはいない

作者:なんだっく
「ドリームランドで時々子どもがいなくなるって噂あっただろ?子どもが消えたら捜索願が出てるはずだしそこらへんは私はそれは信じていないのですが、私はあの遊園地で不思議な体験をしたことがあるですよ」

 新幹線で移動中に偶然隣になった男と話していると地元が近いことを知り最近廃園になったドリームランドの話になり、男が語りだした。

「不思議な体験ですか、どんな感じですか?」
「私が小学生の時のことです。夏休みに私は一人でドリームランドに行ったんですが」
「一人で遊園地とはなかなか活動的な小学生時代だったんでしょうね」
「私もなんで一人でドリームランドに行くことになったかは覚えてないんですが今思えばそうですね」

 ハハハと男と笑いあう、そして男が本題に入る。

「私はいいカメラを親からもらってまして遊園地から帰ったら撮ったはずのない写真が何枚かとられているんですが、そのカメラの中の写真にはなぜか知らない男の子と私が写った写真が何枚も撮られていたんです、不思議ですが恐怖は感じませんでしたね」
「ホラー的な話でいうと座敷童のようなものですかね」
「ですかね、私が一人きりでドリームランドなんて行くから見かねて一緒に遊んでくれたのかもしれませんね」

 男がそう答えると、あることに気が付いて全身に寒気が走った。自分の仮説が間違っていることを確認するために男に質問をする。

「その日って待ち合わせをした記憶ってありますか?」
「そうですね、待ち合わせをしてました。なるほどそうなるとあの子とはドリームランドに入ってからだと思っていましたが外から遊んでくれていたんですね」

 男はいい思い出だという風に笑うが、私は私の仮説が通る答えが帰って来てしまったことに愕然とする。『そうじゃない、これはそんないい話じゃない』と私は心の中で叫ぶが男はそのまま語る。

「今思えばあの時期はよく遊ぶ友達もいませんでしたしよく一人でいましたね、あのドリームランドから帰ってきてから新しい友人とよく遊ぶようになりました。あの日遊んでくれた子が友達との接し方を教えてくれたと思っています」

(違う、これはそんないい話じゃなく、人が増えた話じゃなくて減った話なんだ)という言葉が私ののどもとから出かけたが、彼の思い出を美しいままにしておくためにその言葉を飲み込んだ。

 その男とはそれきり出会うことはなかったがあの時に真実を伝えたら友だちを思い出すことができたのではないかと今でもたまに思い出す。

これはわかりにくい話だったかもしれません、
今回の企画でもうひと作品書いてます、よかったらどうぞ
http://ncode.syosetu.com/n5142ec/
感想くれるとうれしいです

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ