・ルールがOCGやアニメとは違い、若干オリジナルルールです
・オリジナルカード――通称『オリカ』が出ます
・基本的に、歴代のアニメ,漫画キャラは出てきません
それでも良い方,どっちでも良い方は先へお進み下さい
TURN1-登場!入学デュエル
ここはデュエルアカデミア
とはいえ、決して海のど真ん中にあるわけではない
ここはデュエルアカデミア分校
山の中にある、他のアカデミアと大差ないデュエルアカデミアだ
ただ1つ違ったこと
それは、『タッグデュエル』が盛んなことであった
この物語は、主人公――霧原神騎がデュエリストとして、人として成長していく過程を綴った、そんな物語である
「それでは、受験番号21番から24番までの受験生はデュエルリングまで来てください」
「とうとう俺の出番か!!」
自身の受験票――24番と書かれた紙を持ち、立ち上がるのは主人公、霧原神騎
彼は今日、デュエルアカデミア分校の高等部入学試験に来ているのである
待合室を兼ねていた観覧席から立ち上がり、デュエルリングヘと向かう
「霧原神騎か?」
「はい!!」
「試験官のアカデミア3年、オベリスク・ブルー。西郷昇華だ」
神騎の前に立つのは長髪の青年
腕にはオベリスク・ブルーの証である、青いデュエルディスクをつけている
「宜しくお願いします!!」
「「デュエル!」」
・ルール
基本はOCGルールに準ずる
ただし、表側守備表示が可能(裏側守備表示も可能)でLPは4000
一部カードはOCGテキストではなくアニメ,漫画仕様
「私のターン、ドロー」
先攻は昇華のようだ
「モンスターをセット、ターンエンドだ」
■
_
4000/5
・フィールド表記の見方
△→表側攻撃表示のモンスター
▲→裏側攻撃表示のモンスター
□→表側守備表示のモンスター,表側の魔法,罠カード
■→裏側守備表示のモンスター,裏側の魔法,罠カード
ライフポイント/手札
つまり、現在の昇華の場は
・セットモンスターが1体
・魔法,罠のセットカードはなし
・LP4000の手札が5枚
である
「俺のターンドロー!!」
勢いよく自分のデュエルディスクからカードをドローする
神騎のデュエルディスクはキズが多く、だいぶ使い込まれているようだ
「さて、どんなデッキか」
「行くぜ!!『切り込み隊長』召喚!!そして『切り込み隊長』の効果発動!!隊長を召喚した時、手札から☆4以下のモンスター1体を特殊召喚出来る!!俺が出すのは……『ミスティック・ソードマンLV4』だ!!」
神騎の場に戦士族モンスターが2体並ぶ
「リバースカードもないみたいだしな……バトルだ!!『ミスティック・ソードマンLV4』でセットモンスターを攻撃!!」
「リバースモンスターは『魔装機関車デコイチ』、1枚ドロー出来るリバースモンスターだ」
デュエルディスクに手をかける
「だけど、『ミスティック・ソードマンLV4』に攻撃された裏側守備表示モンスターはリバース効果も使えず、守備力関係なしで破壊ですよ!!」
「……くっ!」
「『切り込み隊長』でダイレクトアタック!!」
昇華LP4000→LP2800
「ぐっ…!?」
「カードを1枚セットしてターンエンド!!」
△△
■
4000/3
「私のターンドロー。『ドリラゴ』を召喚。『切り込み隊長』を攻撃、ドリリング・ドリル!」
ドリルを前に突き出し、『切り込み隊長』へと突進してくる『ドリラゴ』
当然、ATKの敗けている『切り込み隊長』は『ドリラゴ』に破壊される
神騎LP4000→LP3600
「メインフェイズ2へ移行。『手札断殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を2枚捨て、2枚ドローする」
「2枚……2枚かぁ」
現在の神騎の手札は3枚
つまり、ほとんどのカードを捨てなければならない
「結構、良い手札だったんだけどなぁ」
「互いに2枚ドロー。カードを2枚セットしターンエンドだ」
△
■■
2800/2
「俺のターンドロー!!行くぜ、『ミスティック・ソードマンLV4』で『ドリラゴ』を攻撃!!相手モンスターを戦闘で破壊したこいつはレベルアップするぜ!!」
レベルアップ
それは『LV』を名前に冠するモンスター達が持つ特殊能力
ある特定の条件を満たすと、自動で上位種に進化するのである
そして『ミスティック・ソードマンLV4』のレベルアップ条件は『モンスターを戦闘で破壊すること』である
「………」
「切り裂け!!」
『ミスティック・ソードマンLV4』の剣が『ドリラゴ』を捕らえた瞬間
「ダメージステップへ移行。リバース発動、『リミッター解除』。私の機械族モンスターは攻撃力が2倍になる」
「やばっ!?リバース発動!!」
神騎はデュエルディスクのボタンを押す
しかし、セットしたカードは発動しない
「あ、あれ?故障?」
「違う。タイミングだ」
「タイミング?」
「今は既にダメージステップだ。このタイミングでは、攻守を変動させる効果と一部の例外以外の効果は発動出来ない」
「えっと……つまり発動出来ないんですか?」
「そうだ」
ドリラゴATK1600→ATK3200
「うわぁっ!?」
神騎LP3600→LP2300
「いたたたたた……。『投石部隊』を守備表示で召喚、ターンエンド」
エンドフェイズに『リミッター解除』のATK上昇効果は消える
ドリラゴATK3200→ATK1600
□
■
2300/3
「エンドフェイズに『リミッター解除』の効果で『ドリラゴ』は破壊されますよ!!」
「甘いな。リバース発動、『ゲットライド』。墓地の『強化支援メカ・ヘビーウェポン』を『ドリラゴ』にユニオン。そして『強化支援メカ・ヘビーウェポン』を代わりに破壊する事で『ドリラゴ』の破壊を無効にする。」
「す、すげぇ……。さすが先輩だぜ!!」
「まぁな」
冷たく切り返すものの、誉められて悪い気はしないらしく若干照れている
「私のターンドロー。『シールドクラッシュ』発動。守備表示のモンスター、『投石部隊』を破壊する」
「やっと使えるぜ!!リバース発動、『地霊術-鉄』!!」
神騎の場から『投石部隊』が姿を消す
「このカードの効果で俺は墓地からいけにえにした『投石部隊』以外の☆4以下の地属性モンスターを1体特殊召喚出来る!!呼ぶのはもちろん、『ミスティック・ソードマンLV4』!!攻撃力で敗けてる『ドリラゴ』じゃあ倒せませんよ!!」
「そうだな。『ドリラゴ』の攻撃」
「……へ?」
『ドリラゴ』は先程と同じように突進してくる
そして『ミスティック・ソードマンLV4』の
横を通りすぎた
「相手の場に攻撃力1600以上のモンスター以外のカードが存在しなければ『ドリラゴ』はプレイヤーを攻撃出来る。ドリリング・ドリル!」
「だぁっ!!」
神騎LP2300→LP700
「『鳳凰神の羽』を発動。手札の『深淵の暗殺者』をコストに墓地より『リミッター解除』をデッキのトップへ戻す。さらに、『深淵の暗殺者』が手札から墓地へ送られたため、墓地のリバース・モンスターである『魔装機関車デコイチ』を手札へ戻す」
「次のターンにまた『リミッター解除』が来るのか!?」
「その通りだ。ターンエンド」
△
_
2800/1
「ライフポイントも700だし……かなりヤバいな」
手札は3枚とそれなりだがライフポイントはたったの700
モンスターを攻撃表示で残せば、返しのターンに『リミッター解除』の餌食となる
「俺のターンドロー!!一気に行きます!!」
「来い」
「『レベルアップ』発動!!『ミスティック・ソードマンLV4』は『ミスティック・ソードマンLV6』へとレベルアップします!!更に『戦士の生還』を発動!!墓地の『切り込み隊長』を手札に戻します!!『切り込み隊長』召喚、手札から『青の忍者』を特殊召喚!!」
神騎の場に一気にモンスターが3体並ぶ
しかし
「『ミスティック・ソードマンLV6』と『ドリラゴ』の戦闘で700、『切り込み隊長』と『青の忍者』で1500。最後の悪あがきだな」
現在の昇華のライフポイントは2800
どうあがいても0にすることは出来ない
「手札はまだ1つ残ってますよ!!『月の書』を発動!!『ドリラゴ』を裏側守備表示に変更します!!」
「確かにダメージは2600にはなるが。足りないな」
『ドリラゴ』の守備力は1100
『切り込み隊長』で破壊出来る値のため、合計ダメージは増えるが僅かに届かない
「確かにこのターンで決めるのは無理です。『ミスティック・ソードマンLV6』でセットされた『ドリラゴ』を攻撃!!」
「裏側のまま破壊だな」
昇華は『ドリラゴ』を墓地へ送ろうとする
「待って下さい!!ここで『ミスティック・ソードマンLV6』の効果を発動します!!」
「これ以上に『ミスティック・ソードマンLV6』の効果?」
「破壊したモンスターを……デッキトップへ戻します!!」
「……なに!?」
「残り2体でダイレクトアタック!!」
昇華LP2800→LP1300
「ターンエンドです」
△△△
_
700/0
「私の…ターン……ドロー」
ドローカードは『リミッター解除』ではなく、当然『ドリラゴ』である
「くっ……」
もし、モンスターをセットすれば再び『ミスティック・ソードマンLV6』の効果の餌食になる
表側守備表示で出しても、攻撃表示で召喚し、『切り込み隊長』を攻撃しても返しの神騎ターンにライフポイントを削りきられてしまう
『青の忍者』を攻撃出来ればいいが、『切り込み隊長』の効果により『切り込み隊長』以外の戦士族モンスター――つまり、『青の忍者』や『ミスティック・ソードマンLV6』へは攻撃出来ない
「打つ手はない。サレンダーだ」
「先輩、有難うございました!!」
霧原神騎の初デュエルは勝利で幕を閉じた
「よっ、昇華」
「なんだ、烈斗か」
昇華の前に現れたのは、烈斗という名の少年
アイドルにいそうな整った顔立ちをしている
「ひどっ!?ところで、あの新人どうよ?」
「……まあまあだな。切札を抜いていたとはいえ、彼処まで来るとは思っていなかった」
「なるほどねぇ〜」
「ところで、そんな事を聞いてどうする?」
烈斗と呼ばれた少年は、ニヤニヤしながら答える
「ちょっとな♪」
※本文修正 2/28(内容は変わってませんけどね)
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