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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆火星人襲来だって?

◆火星人襲来だって?

7月26日 曇りのち晴れ

昨日は、めちゃめちゃ楽しかった。
お昼に作ったオムライスは今までに食べた、どのオムライスよりもおいしかったと岩清水さんに褒めてもらった。
その後、2時間ばかりJKらしく、いろいろたわいの無いおしゃべりをして、ひと時をすごした。

3時少し前に、それじゃおやつのケーキを焼こうと誘うと、岩清水さんは予想以上に盛り上がった。
なんでも、お菓子作りは初めてらしい。
しょ、初体験・・
あたしは、レイちゃん(冷蔵庫)に向かって、思わずガッツポーズをしていた。

岩清水さんは、初心者なのでグルグリさん(泡立て器)で、生クリームをホイップしてもらった。
初体験の岩清水さんは、スイッチを切らないまま、ボールからグルグリさんを取り出したので、辺り一面に生クリームの雪が降った。
あたしはと言うと、あ○にゃんの顔に付いた生クリームを舐めたいと言う衝動を抑えるのに、ケーキ用に用意したフォークで自分の手の甲をチクチクして耐えた。

あたしが焼いたスポンジに、岩清水さんがホイップした生クリームをデコってなんとか完成。
最後に季節はずれだけれど、奮発して買った苺をのせた。

紅茶を淹れて、二人で大奮闘の末に完成させたケーキを食べながら、本日2度目のおしゃべりタイムを過ごす。
でも4時を過ぎた頃、岩清水さんは、急にそわそわし始めた。
トイレかと思って聞いたら、ピアノのレッスンがあるらしい。

せっかくパパとママも夜遅くにならないと帰ってこないというのに・・ざんねん。

でも、とびきり嬉しいことがあった。
帰り際、なんと岩清水さんが「今度は、わたしの家に遊びに来てね」と言ってくれたのだ。
ええ、ええ。 例え大型台風が上陸しても、火星人が襲来したとしても絶~対に行きます!

もしも、あたしに尻尾が生えていたら、この時はちぎれるばかりに振っていただろう。

で、いつ遊べるかは、岩清水さんが家の都合を確認してから、メールをくれることになった。
もしかしたら、岩清水さんは、自分の部屋が無いのかも知れない。

岩清水さんの家族が一緒だと、もし妄想状態に陥っているところなどを目撃されたら問題だ。
危険人物として、ブラックリストに載ってしまうかも知れない。
その日までには、何とか妄想をコントロールできるようになっていなければならない。

ああ、あ○にゃんのメールが待ち遠しい。


次回、「雷さまの意地悪」へ続く
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