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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆声優の仕事とは


◆声優の仕事とは

声優は役者さんと違って、声だけでアニメの主人公達に命を吹き込んでいく。

演技をするとそれ相応の声も自然にでると思うが、あたしたち(声優)は台本を持ち、スタンドマイクに向かってセリフを当てていくのだ。

声優を始めた最初の頃、絶叫シーンは、なかなか思うような声(悲鳴)が出なかった。

「麻里亜さん! もっと大きな声で、本当に崖から落ちていく時の自分を想像して悲鳴に聞こえるようにね! はいっ、ではもう一度お願いします」

なんて具合である。

でも、あたしは崖から落ちた事なんかないので、遊園地にある絶叫マシーンに騙されて乗った時を思い出しながらやって見たら一発でOKが出た。
後から思えば悪友様さまである。

でもNGが続くとほんとうに落ち込むし、周りの声優さんにも余計な時間を取らせてしまう。

そんなこんなで、オカルトっぽいアニメの主人公を担当したときは、夜中に家で悲鳴の練習をしていたら、パトカーが何台も家の前に並んでしまい、ご近所を巻き込んで大騒ぎになってしまったことがある。

あぁ、防音設備の付いた部屋が欲しい・・・

最近では、ワンクール12回もので主役か準主役が2本以上。 その他の役を入れると、ほぼ毎日スタジオに通う。

この合間を縫って大学の授業を受けるのだが、今年も単位が足りそうにない。

実は最近では、あたしのギャラが結構な金額になったこともあって、パパやママも学業に対して、あまりうるさいことは言わなくなった。

CDやDVD、写真集、ライブなども好評であり、忙しくもあるが嬉しい限りだ。

ただし、睡眠時間も大幅に減り、せっかく授業に出られても爆睡なんて事もしばしばである。

もう大学は中退せざるを得ない状況になりつつあるが、あたしはそれも仕方が無いことだと思い始めていた。

そんな矢先、収録スタジオで、あたしは突然声が出なくなってしまった。
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