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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆グルグル回り


◆グルグル回り

気が付けば、あたしは家にいて、自分の部屋の中を意味も無くグルグルと回り続けていた。
どうやって家まで帰り着いたかは、まったく記憶が無い。

自分に対しての情けなさと怒りと悲しさで、心のコントロールができない。
どうしよう! これは人生最大のピンチかも知れない。
このテストの点では、絶対に言い逃れはできない。
それどころか、このままでは仕事を続けることは、どうやっても叶わないだろう。

しかし、もうオーディションにも合格していることだし、もう契約手続きも済んでいる。
(あたしは、まだ未成年なので、パパが保護者として契約書にサインした)
なので、よい仕事をして高い評価を得れば、何とか仕事を続けさせてもらえないだろうか?

あたしは、あれこれ考えながら、部屋の中をひたすら回り続ける。
仕事と勉強の両立・・・ 自分ではもっと上手くできると思っていた。
考えが甘かった。 もう少し勉強にも時間を割くべきだった。
いろいろな想いが頭を巡る。

気が付けば、いつの間にか日が暮れて、部屋の中は薄暗くなっていた。

ガチャ ガチャ
玄関の鍵を開ける音がして、続いて廊下をこっちに向かって歩いてくる足音が聞こえてくる。
トッ トッ トッ
この足音はママだ。

トン トン
形だけノックをすると、ママはいつもの通り、ドアを勢いよく開ける。

「まぁ、 ガラシャ。 あなた、部屋の中真っ暗じゃないの!」

その声にドアの方に急に振り向いたあたしは、同じ方向に回り続けていた所為もあって、グラグラと強い目眩を起こし、そのまま床に倒れてしまった。

ドタッ

キュ~
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