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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆チャンスに赤点 トホホの巻


◆チャンスに赤点 トホホの巻

ようやくパパとママの正式許可も出たこともあり、あたしは所属事務所から紹介された幾つかのオーディションを受けていた。
普段のあたしの声(地声)はアニメ声とは少し違っているのだが、自慢するわけでは無いけれど自分では、多種多様の声を出すことが出来ると思っている。
一番自然に近い声で話すと、既にこの道で大活躍している声優の〇〇さんの声にとてもよく似ている。
ル〇ンの声優だった山〇さんと栗〇さんのように、たぶんそっくりで、普通の人には聞き分けられないと思う。
このままでは、オーディションにも合格しないだろうし、たとえ受かったとしても同じ声質では、ファンの方からクレームが来てしまうだろう。
なにしろ声優さんには、熱烈なファンの人も多いので、この点では自分の個性をしっかり出していく必要があるだろう。

あたしは、自分の部屋で録画したアニメの音声を消して、アテレコの練習をしている。
この時、ターゲットは一人だけではなく、いろいろな声を出す練習として複数役を一人でこなす。
これも大好きな声優のお仕事をしていくための修行のうちである。
あたしは、この練習を1日、最低でも3時間はやる。

このアテレコ修行が功を奏してか、あたしは、あるオーディションの一つに見事に受かったのだ。
しかも、準主役級のキャラである。
言っておくが、けっして悪役とかでは無い。
あたしは、この役をもらって舞い上がった。
何としても成功させて、早くメジャーデビューしたい。
必然とセリフの練習にも熱が入り、その時間も日に日に増していった。

しかし、この結果は当然として学業に跳ね返ってきた。
あたしの学年順位は、ウォータースライダーのように右肩下がり(傾斜30度)に落ちていった。

中間試験、期末試験・・・ズブッ ズブブッ
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