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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆黙秘権行使なのだ


◆黙秘権行使なのだ

「ガラシャ。 ママはあなたを嘘つきに育てた覚えは無いわよ」
ダラ ダラ ダラ
『おぉっ、主よ! 迷えるあなたの子羊ガラシャは、いったいどうしたら良いのでしょう・・・』
何回も言うようだが、あたしはクリスチャンでは無い。 無いが困った時は普通に神様にお願いはする。
パパとママは何も言葉を発しない、あたしに相当苛ついて来ているようだ。

まっ、まずい! どうしよう。 黙秘権行使もいつまでも続けていられない。
あたしは万策尽きて、息を止める作戦にでた。
10秒・・20秒・・30秒・・・
途中から顔が、みるみる真っ赤になって行く。
普通なら、諦めて息を大きく吸うところだが、今日はそうは行かない。

50秒・・1分・・・
「ガラシャ! あなた何やってるの!!」
1分10秒が過ぎたところで、ママがあたしの異変に気付いた。
『ママ気付くの遅いよ・・』
1分15秒・・・20秒・・そ、そろそろ自己ベストタイムだ♪

「ガラシャ! バカなマネはやめなさい!」
『パパ。 ガラシャは死んでお詫びします・・』
1分25秒・・30秒・・
ンッグ ンッ ンッ
35秒・・
ムギューーーッ
プハッ ゼーーッ プッハァーーッ
パパがあたしの頬っぺたをつかんで両方に引っ張った所為で、口から大量に空気を吸い込んでしまった。

せっかく自己ベストを大幅に更新してたのに・・・
って、違うって!!
『本当は、死んでお詫びするつもりだったの・・・』
って言うのも嘘。 本当は窮地に追い込まれて、ただ逃避しただけ・・

「もういい。 今日は遅いから、早く寝なさい。 ただし明日ちゃんと理由を聞くからなっ!」
「明日は、必ず学校に行くのよ。 ママ、会社から学校に電話して確認するからね」
どうやら、即席窒息作戦は絶大な効果があったようだ。
あたしは、これにチッ〇ンラーメン、テット、テット作戦と流行のCMからコードネームを命名したのだった。
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