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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆死ンデレラ


◆死ンデレラ

パパに殺される~。 あたしは覚悟を決め、目をぎゅっと瞑った。

ふわっ
あれれっ? どうやらパパが床に転がっているあたしを抱き上げたようだ。
も、もしかしたらこの体勢からのスープレックスか?
あたしはビクッとして身構えるが、着地したのは柔らかなリビングのソファの上だった。
こうして今、あたしは2匹の蛇に睨まれたカエルのように、滝汗を流しながら沈黙している。

「いったいこんな時間まで、連絡もしないで、どこをほっつき歩いてたんだ!!」
「ガラシャの具合がとても悪そうだったので心配ですって、山本先生からママの会社に電話があったのよ!」
『し、しまった。 迫真の演技が裏目にでたのか。 久ちゃんも個人情報を悪用して全く困ったもんだ』
「ガラシャ正直に言いなさい! どうしてこんなに帰りが遅くなったんだ!」
『い、言えない。 いまさら正直になんか言えないよーー』

ダラダラダラ
あたしは汗かきだ。 たぶん。
「どうして黙ってるんだ。 何かやましい事でもしてきたのか? ええっ!!」

ドカッ
パパは大声で喚くと同時に、テーブルを物凄い勢いで叩いた。
あたしは警察で取り調べを受けている容疑者のように、体を縮ませ、うなだれたまま何も言えないでいる。
「ガラシャ。 ママはあなたを嘘つきに育てた覚えは無いわよ」
ダラ ダラ ダラ
ついさっきまでのシンデレラは、今は蚊取り線香のCMのように死ンデレラに変わり果てているのだった。
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