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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆絶体絶命なの?


◆絶体絶命なの?

時刻は0時40分。
あたしは、自分の家に こんなに入りにくい時が来るなんて、思った事もなかった。
ドアの覗き穴から家の中を覗くが小さくて分からない。 もともとの用途が逆だから当然だけど。
鍵がかかっているか恐る恐るノブに手をかける。

カチャッ
ドキンッ
ドアノブが立てる、この小さな音にも心臓が激しく反応する。

しーーーーっ!
自分で立てた音に対して自分で突っ込みを入れるが。
ドッ
あたしは急に開いたドアノブにつかまったまま、家の中に吸い込まれた。
(ちなみに、家のマンションの玄関ドアは、外国の家と同じように内側に開く)

おっとっと・・・
あたしが体勢を立て直す前に、いきなりパパの平手打ちが飛んでくる。
あたしは、まるで猪〇に闘魂を入れられた芸人のように、見事な軌跡を描いてリビングへと続く廊下に吹っ飛んだ。

ズザザザーーッ
ワックスがかかってツルツルの廊下を更に2mほど滑って止まったら、そこにはママの足が・・・
見上げれば、この世のものとは思えない形相のママ。 否、鬼婆の顔があたしを見下ろしているではないか。
あたしは、思わず気絶したふりで誤魔化そうとした。

ヒタヒタヒタ
パパの足音が近づいて来る。
もう絶体絶命だ。 石田三成の軍勢にお屋敷を囲まれたガラシャ夫人の気持ちが痛いほどに分かる。
こ、殺される。 もしかしてあたしは、ガラシャ夫人より薄命だったかも・・
あたしは覚悟を決め、目をぎゅっと瞑った。
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